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ダイドーリミテッドJP:3205
事業内容
ダイドーリミテッドは、主に2つの事業セグメントを展開しています。まず、「衣料事業」では、事業者向けの衣料用繊維素材や、消費者向けの紳士・婦人衣料製品の製造販売を行っています。このセグメントでは、素材から製品まで一貫したサービスを提供し、多様なニーズに応えています。
次に、「不動産賃貸事業」では、ショッピングセンターの店舗や事務所用ビル、ホテル施設の賃貸を手がけています。この事業は、商業施設や宿泊施設の運営を通じて、安定した収益を確保することを目指しています。ダイドーリミテッドは、これらの事業を通じて多角的なビジネス展開を行っています。
経営方針
ダイドーリミテッドは、成長戦略として「革新と進化」を掲げています。この中期経営計画では、2027年3月期までに連結営業利益15億円、ROE8%の達成を目指しています。過去10年間の振り返りを基に、グループ全体で改革と改善を進め、持続可能な成長を実現することを目指しています。
同社は、既存事業の成長に加え、M&Aによる非連続的な成長も視野に入れています。特に、経営リソースの不足を社外から補完することで、計画の実現性を高めています。衣料事業では、ブルックス ブラザーズの成長を促進し、ニューヨーカーの利益率改善を図ります。
不動産賃貸事業では、小田原の商業施設ダイナシティを地域密着型の商業施設として維持し、他の賃貸用不動産はグループ全体の資金需要に応じて柔軟に対応します。これにより、安定した収益基盤を確保しつつ、地域特性に応じた価値向上を図ります。
ダイドーリミテッドは、経営体制の刷新と強化にも取り組んでいます。取締役会の構成見直しや、女性取締役の登用、外部エキスパートとの協業を通じて、ダイバーシティと専門性を高めています。また、譲渡制限付株式報酬制度の導入により、計画達成へのインセンティブを強化しています。