- 日本企業
- ほくやく・竹山ホールディングス
ほくやく・竹山ホールディングス (3055) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ほくやく・竹山ホールディングスは、医薬品と医療機器の卸売を中核に、調剤薬局の運営や介護用品レンタル・施設運営、医療向けの情報サービスなど複数事業を抱える持株会社です。同社は医療用・一般用医薬品の供給と医療機器の販売を主力とし、調剤業務や介護サービス、病院向けの物流・開業支援なども手掛けています。
主要な顧客は病院・診療所・薬局・介護施設のほか、農畜産業向けの薬品需要もあります。収益は主に卸売販売による売上で構成され、調剤による薬剤販売や調剤報酬、介護のレンタル・施設運営収入、ITやコンサルティングのサービス収入が続き、複数事業で収入を分散しています。
事業は「医薬品卸売」「医療機器卸売」「薬局事業」「介護事業」「IT(情報サービス)事業」「その他(持株会社業務等)」に分かれており、グループ各社がそれぞれの分野を担当しています。例えば薬品卸はほくやくやリードスペシャリティーズ、医療機器卸は竹山やノバメディカル、薬局はそえるやクレインファーマシー、介護はマルベリーやモルス、ITはアドウイックが主要な役割を担っており、近年はAX社の取得(2024年7月)や保険代理店事業の事業譲渡(2025年1月)といったグループ再編も進めています。
経営方針
ほくやく・竹山ホールディングスは第6次中期経営計画の下で「北海道に根ざした地域包括ヘルスケアグループ」への転換を成長戦略の中心に据えています。医薬品・医療機器の卸売を基盤に、調剤薬局、介護サービス、医療向け情報サービスを連携させることで、地域ごとの医療ニーズに応じた切れ目のないサービス提供を強化する方針です。具体的な施策としては、社長や各地域責任者が参加する「エリアサミット」を2024年3月期から本格化させ、地域戦略の立案・実行を迅速化しています。同社は地域での存在感を高め、持続的な収益基盤の確立を目指しています。
重点投資分野は人的資本と業務のデジタル化であり、これが差別化の源泉になっています。従業員力の最大化を掲げ、教育・育成や職場環境改善、全社横断の議論機会(「万機公論会議」)の実施などで人材の活用を進めています。卸売・薬局・介護という現場接点を活かして他社よりも地域に密着したワンストップのサービス提供が可能であり、これを競争優位にしています。加えて物流や病院向けの開業支援など、現場に直結する付加価値サービスへの投資を続けています。
新市場開拓や事業再編も積極的に行っています。高齢化の進展に伴う在宅医療・介護需要の拡大を見据え、介護用品のレンタルや施設運営、在宅医療向けサービスを拡充する計画です。グループ再編の具体例としてAX社の取得(2024年7月)や保険代理店事業の事業譲渡(2025年1月)を実行し、事業ポートフォリオの最適化を進めています。地域差の大きい需要に対応するため、地域ごとの分析に基づく戦略実行を強化し、病院や診療所、薬局と一体になったサービス拡大を目指しています。
技術革新ではデジタルトランスフォーメーション(DX)を重要な柱と位置づけ、4つの重点領域で推進しています。地域包括ケアを支える事業連携支援、業務プロセス改革による効率化、経営データの可視化とデータベース化、そして国の医療DX施策やオンライン診療への対応が中心で、モバイル端末やクラウド技術、オープンソースの活用を明確に打ち出しています。2024年2月に設置したサステナビリティ委員会と合わせ、デジタルによる業務効率化とサービス品質向上で新たな価値創造を図り、同社は持続可能な地域医療の実現を目指しています。