アリアケジャパンJP:2815

時価総額
¥1729億
PER
19.3倍
天然調味料の製造販売を主軸に、国内外での供給と販売を展開し、コンビニエンスストア営業や農産物生産も手がける企業。

事業内容

アリアケジャパンは、主に天然調味料の製造と販売を行う企業です。国内市場を中心に、さまざまな顧客に製品を提供しています。アリアケジャパンは、国内外に複数の子会社を持ち、それぞれが地域に応じた事業を展開しています。

国内では、連結子会社の株式会社エー・シー・シーが、アリアケジャパンの本社社屋の一部を利用してコンビニエンスストアを運営しています。これにより、地域の消費者に日常的なサービスを提供しています。

海外では、青島有明食品有限公司や台湾有明食品股份有限公司などが天然調味料を製造し、中国や台湾、東南アジアなどに販売しています。また、これらの製品はアリアケジャパンにも供給され、グローバルな供給網を形成しています。

欧州市場では、F.P. Natural Ingredients S.A.S.やAriake Europe N.V.が天然調味料を製造し、主に欧州地域のユーザーに販売しています。これにより、アリアケジャパンは欧州市場でのプレゼンスを強化しています。

非連結子会社としては、アリアケファーム株式会社が農産物を生産し、アリアケジャパンに供給するとともに、国内の消費者にも販売しています。また、ARIAKE U.S.A., Inc.は米国内で天然調味料を製造し、国内外のユーザーに販売する予定です。

経営方針

アリアケジャパンは、天然調味料のリーディングカンパニーとして、健康で豊かな食文化の推進を経営理念に掲げています。同社は、顧客第一主義を重視し、時代のニーズに迅速かつ正確に対応することを目指しています。また、株主価値の最大化を図り、常に魅力的な企業であることを目指しています。

同社の中期経営計画では、ROE(株主資本当期純利益率)を10%以上、DOE(株主資本配当率)を3.0%とすることを目標としています。これにより、投資家にとって魅力的な企業経営を実現し、長期的な成長を目指しています。

アリアケジャパンの成長戦略は、国内外での市場拡大を基盤としています。国内では、九州における製造・研究開発拠点を活用し、天然調味料の需要を喚起しています。海外では、中国、台湾、ヨーロッパなどに生産拠点を持ち、グローバルな供給網を構築しています。

同社は、天然調味料専業メーカーから総合調味料メーカーへの転換を図り、企業価値を高めることを目指しています。技術革新を通じて、低コストで高品質な製品を提供し、国内外での需要拡大を推進しています。

アリアケジャパンは、総額200億円の設備投資を行い、天然調味料事業の成長を支えています。これにより、収益基盤の安定成長を図り、企業価値の向上を目指しています。今後も、独自技術と最新設備を活用し、安定的な収益を確保する方針です。