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久世JP:2708
事業内容
久世は、外食産業向けの食材卸売業を主な事業としています。首都圏を中心に、関東、中部、関西地区で業務用食材や資材の販売を行っています。関連会社として東京中央食品株式会社があり、国内での事業を支えています。
また、久世の連結子会社である旭水産株式会社は、豊洲市場内で水産物の仲卸を行い、場内販売や国内外の顧客向けの配送販売を手がけています。関連会社にはJFCフレッシュ株式会社があります。
海外展開としては、久世(香港)有限公司が情報収集を行い、持分法適用関連会社の上海日生食品物流有限公司と久華世(成都)商貿有限公司が中国での食材販売と物流業務を担当しています。
食材製造事業では、連結子会社のキスコフーズ株式会社とKISCO FOODS INTERNATIONAL LIMITEDが、ホテルやレストラン向けにスープ、ソース、ブイヨンなどの製造・販売を行っています。
さらに、久世は不動産賃貸事業も手がけており、主に連結子会社を対象に不動産の賃貸を行っています。これにより、グループ全体の事業基盤を支えています。
経営方針
久世は、創業以来「お客様第一」を掲げ、外食市場のニーズに応える商品やサービスを提供してきました。2025年に向けて新たな理念を策定し、「フードサービス・ソリューション・カンパニー」として持続可能な成長を目指しています。久世は「食の力で、想いをつなぐ。」をミッションに掲げ、食を通じた人々のつながりを重視しています。
久世の成長戦略は、関東への経営資源の集中や低温物流の強化、商品や素材の拡販を基本としています。また、フードサービスや観光レジャー、中食・惣菜市場の強化を図り、持続可能で質的な成長を目指しています。さらに、EC事業やDX化推進、商品開発、海外事業、グループシナジーを進め、成長を図ります。
久世は、物流環境の変化に対応するため、物流キャパシティの確保やDX化を進めています。また、人財の確保と育成、働く環境の改善にも注力し、新人事制度を導入しています。コスト上昇への対応として、システムやデジタル化に伴うコストを見極め、サービス向上を図ります。
グループ力を結集し、新たな事業展開を進める久世は、EC事業や物流受託事業を通じてビジネスチャンスを掘り起こしています。DX化の推進により、顧客の利便性向上と業務効率化を図り、持続可能な成長を目指しています。