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エスフーズJP:2292
事業内容
エスフーズは、総合食肉企業として、食肉流通の川上から川下までをカバーする一貫したサプライチェーンを構築しています。エスフーズグループは、エスフーズ本体と35の連結子会社、1つの持分法適用関連会社、1つのその他の関係会社で構成されています。主な事業セグメントは「食肉等の製造・卸売事業」、「食肉等の小売事業」、「食肉等の外食事業」です。
「食肉等の製造・卸売事業」では、エスファーム株式会社や株式会社北海道中央牧場などが、国産肉牛や豚の肥育・加工を行っています。また、AURORA PACKING COMPANY, INC.やFREMONT BEEF COMPANYなどが食肉製品を製造し、販売しています。卸販売は、エスフーズや株式会社ヒョウチクが事業者向けに行っています。
「食肉等の小売事業」では、株式会社オーエムツーミートや株式会社マルチョウ神戸屋が、一般消費者向けに食肉製品を販売しています。これにより、消費者に直接高品質な食肉を提供することが可能です。
「食肉等の外食事業」では、株式会社焼肉の牛太や株式会社オーエムツーダイニングが、一般消費者向けに肉料理を提供しています。これにより、消費者は外食を通じてエスフーズの製品を楽しむことができます。
その他の事業として、株式会社東冷が冷蔵倉庫業を行っています。これにより、食肉製品の保管や流通をサポートし、効率的なサプライチェーンを実現しています。
経営方針
エスフーズは、食肉事業を中心にグローバルな成長を目指す企業です。同社は「おいしさと健康を愛する魅力あるスタミナ食品」を提供することで、世界中の人々に貢献することを経営理念としています。この理念に基づき、品質、安全性、機能性を重視した製品開発を進め、顧客の多様なニーズに応えています。
エスフーズは、連結売上高5,000億円、経常利益200億円の早期達成を目標としています。この目標を達成するため、食肉の生産から販売までを一貫して行うサプライチェーンを構築し、国内外での流通機能を強化しています。これにより、社会情勢の変動に柔軟に対応できる体制を整えています。
同社は、国内外での販売強化を視野に入れ、設備投資や生産拠点の集約を進めています。アメリカでは新工場を稼働させ、供給能力を増強しています。また、国内でも必要な拠点の整備を進め、効率的な生産体制を構築しています。
製品事業では、バラエティーミートや国産牛を活用した新製品の開発に注力しています。大阪万博を見据えた新商品の投入や、自社ブランド「甲子園の味」の復活など、消費者の関心を引く取り組みを行っています。
小売事業では、既存店の活性化や不採算店の閉鎖を進めつつ、新規出店や新業態店舗の展開を計画しています。立地条件や収益性を慎重に検討し、収益の多様化を図っています。外食事業では、ステーキレストランや焼肉チェーンの競争力を強化し、新店開発にも注力しています。
エスフーズは、株主への安定的な利益還元を目指し、従業員の働きやすい環境整備にも力を入れています。健康経営推進室を設置し、従業員満足度の向上を図ることで、経営品質の向上を目指しています。