- 日本企業
- タイミー
タイミー【JP:215A】株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
タイミーは、好きな時間に働けるスキマバイトサービス「タイミー」を主力事業とする会社です。同社は「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングする有料職業紹介事業を展開しており、履歴書・面接なしで最短1時間から働ける仕組みを提供しています。2025年10月末時点で登録ワーカー数は1,274万人、登録クライアント事業所数は41.7万拠点となっており、国内最大級のスキマバイトプラットフォームとして事業を運営しています。
同社の主要顧客は、物流業界や飲食・小売業界、ホテル・宿泊業界、介護業界などの企業で、慢性的な人手不足に悩む事業者が中心となっています。収益構造は成果報酬型を採用しており、クライアントが支払う手数料はワーカーの賃金報酬等の30%程度に設定されています。ワーカー側は無料でサービスを利用でき、業務終了後すぐに報酬を受け取ることができる即金性が特徴です。
同社の事業は「タイミー」事業の単一セグメントながら、①スキマバイトサービス「タイミー」、②正社員採用サービス「タイミーキャリアプラス」、③その他の3つのサービスで構成されています。メインのスキマバイトサービスに加えて、タイミーキャリアプラスではワーカーの正社員就職・転職支援を行い、スキマバイトでの勤務実績を活用した「タイミー履歴書」機能により、学歴や職歴によらない評価機会を創出しています。その他のサービスには、地方自治体向けのプロジェクト支援業務や物流業界向けの受入負荷軽減プロジェクト、物流倉庫特化型の「ロジヒーロー」などが含まれています。
経営方針
タイミーは「スキマバイト・シフト」を中心とした中長期戦略を掲げ、労働市場の構造的変化に対応した事業拡大を目指しています。同社は2025年10月期に流通総額1,172億円を記録し、登録ワーカー数1,274万人、登録クライアント事業所数41.7万拠点という国内最大規模のプラットフォームを構築しました。主力のスキマバイトサービスでは手数料率約30%を維持しており、ワーカーに支払われる賃金報酬等の流通総額拡大が直接的な売上成長につながる収益構造を確立しています。
成長戦略の核となるのが業務プロセス再設計による差別化です。同社は顧客企業の既存業務をスポットワーカーが即戦力として活躍できる形に細分化・標準化するBPR(Business Process Re-Engineering)のノウハウを蓄積し、これを競争優位の源泉としています。また、ワーカーの勤務実績や相互レビューを通じて蓄積される「信頼データ」を活用し、バッジ機能やレコメンド機能、ワーカープールダッシュボードなど、エンゲージメント向上につながるプロダクト開発を継続的に実施しています。
新市場開拓では、スポットワーク市場の2030年度1,000億円規模への成長を見据えつつ、派遣領域(9,194億円)や求人広告領域(2,150億円)といった既存市場への参入機会を追求しています。2024年に本格開始した正社員人材紹介サービス「タイミーキャリアプラス」は、8,442億円規模の転職市場をターゲットとし、スキマバイト実績を活かした新たな評価軸「タイミー履歴書」により学歴・職歴によらない採用機会を創出しています。
技術革新への取り組みとして、同社は蓄積された信頼データを基盤とした社会インフラ化を目指しています。従来の学歴・職歴に加え、プラットフォーム上での稼働実績や評価を統合した独自の信頼情報を構築し、将来的には教育・資格取得支援、福利厚生、給与前払い、融資優遇といった周辺サービスの展開を計画しています。この「人生の可能性を広げるインフラ」構想により、単なるマッチングプラットフォームを超えた価値創出を目指しています。