東京エネシスJP:1945

時価総額
¥647.7億
PER
18.1倍
電力関連設備や一般電気設備工事の設計・施工、太陽光・バイオマス発電による電力販売、不動産賃貸・管理、リース・レンタル、保険代理業。

事業内容

東京エネシスは、電力関連設備や一般電気設備工事の設計および施工を主な事業としています。具体的には、火力、原子力、水力、コージェネレーション、太陽光およびバイオマス発電設備の建設・保守、変電、一般電気、情報通信、空調設備工事の設計・施工を手がけています。

同社は、太陽光発電やバイオマス発電による電力の販売、不動産の賃貸・管理、工具・備品・車両のリース・レンタル、保険代理業なども展開しています。これらの事業を通じて、既存の事業領域を堅持しつつ、国内外でのエネルギー関連事業への参画を進めています。

東京エネシスの主要な関係会社には、株式会社テクノ東京、Tokyo Enesys Vietnam Co.,Ltd.、アサバヌエネシスエンジニアリング株式会社などがあります。また、その他の事業では、東工企業株式会社、株式会社バイコム、合同会社境港エネルギーパワーなどが関与しています。

経営方針

東京エネシスは、「暮らしのより確かな基盤をつくる」という理念のもと、2030年度に向けた成長戦略を掲げています。同社はエネルギービジネスのバリューチェーン全体を手掛ける総合エンジニアリング力を活かし、安全を最優先に最適な品質を提供することで、社会インフラ構築事業を強化しています。

同社の中期経営計画(2024~2026年度)では、持続的な成長を目指し、「人」を最上位に位置づけた3つの重点課題に取り組んでいます。これには、人的資本の強化、顧客に選ばれるための「Q'd」の磨きこみ、そして関係者とのつながり強化が含まれます。

東京エネシスは、エネルギーインフラ事業における厳しい経営環境を乗り越えるため、再生可能エネルギーや原子力分野への注力を進めています。特に、変電分野や原子力発電所の再稼働に向けた工事に注力し、ビジネス領域の拡大を図っています。

また、同社は火力発電所の改造工事やLNG火力発電所の新設工事を通じて、カーボンニュートラルに貢献しています。バイオマス発電や水力発電、太陽光・蓄電池分野でも、技術力を活かし、地域社会への貢献を目指しています。

海外事業では、タイやベトナムを中心にエネルギー関連事業の展開を進めています。特に、バイオマス関連のO&M業務やエネルギー関連事業投資を視野に入れた営業活動を強化し、国際的なビジネス拡大を図っています。