富士ピー・エスJP:1848

時価総額
¥100.6億
PER
12.3倍
PC技術を用いた土木工事や建築工事の請負、設計、施工監理、製品の製造・販売、不動産賃貸、海外事業など。

事業内容

富士ピー・エスは、PC技術を用いた建設業を主な事業とする企業グループです。グループは富士ピー・エス本体、3つの子会社、1つのその他の関係会社で構成されています。事業は土木事業、建築事業、不動産賃貸事業、その他の4つのセグメントに分かれています。

土木事業では、富士ピー・エスはPC技術を活用した土木工事の請負、企画、設計、施工監理を行い、PC土木製品の製造・販売も手がけています。連結子会社の駿河技建は、コンクリート構造物の診断や補修・補強を専門としています。また、太平洋セメントからセメント製品を購入しています。

建築事業においても、富士ピー・エスはPC技術を用いた建築工事の請負、企画、設計、施工監理を行い、PC建築製品の製造・販売を行っています。こちらでも太平洋セメントからセメント製品を購入しています。

不動産賃貸事業では、富士ピー・エスは不動産の賃貸・管理を行っています。この事業は、建設業とは異なる収益源として機能しています。

その他の事業として、富士ピー・エスは海外事業や建設資機材のリースを行っています。これにより、国内外での事業展開を図り、多角的な収益構造を構築しています。

経営方針

富士ピー・エスは、成長戦略として「VISION2030」を掲げ、持続可能な成長を目指しています。この計画では、2025年までに高収益体制を確立し、2030年に向けて急成長を遂げることを目標としています。具体的には、売上高450億円超、営業利益率5%超を目指し、選別受注と利益優先主義を継続します。

同社は、技術革新と人材育成を重視し、生産性向上のための設備投資を進めています。特に、工場を中心に集中的な投資を行い、生産能力の強化を図ります。また、健康経営を推進し、社員の働きやすさを向上させることで、人的リソースの拡充を図っています。

財務面では、ROE7%超の維持を目指し、利益の範囲内での投資を重視しています。株主還元方針としては、配当性向20%超の維持を掲げ、資本効率の向上を図ります。これにより、株主価値の向上を目指しています。

さらに、富士ピー・エスはSDGsへの貢献を重要視し、持続可能な開発目標の達成に向けた取り組みを進めています。これにより、社会的責任を果たしつつ、企業価値の向上を図ります。