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イチケンJP:1847
事業内容
イチケンは、建設事業と不動産事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。建設事業では、イチケンとその子会社である片岡工業株式会社が総合建設業を展開しています。このセグメントでは、建築、土木、舗装、内装仕上工事など、多岐にわたる建設サービスを提供しています。
不動産事業においては、イチケンが不動産の売買や賃貸事業を行っています。このセグメントでは、土地や建物の取引、賃貸管理などを手がけており、幅広い不動産関連サービスを提供しています。また、関連会社として株式会社マルハンが存在し、その他の関係会社として位置付けられています。
イチケンのグループ構成には、連結子会社の片岡工業株式会社と、非連結子会社のICHIKEN VIETNAM CONSTRUCTION CO.,LTD.が含まれています。非連結子会社については、重要性が乏しいため、事業の系統図には記載されていません。
経営方針
イチケンは、2030年の創業100周年を見据えた長期経営計画「ビジョン2030」を掲げています。この計画では、安定した成長と社会の持続的発展への貢献を目指しています。特に、建築事業の安定と不動産・海外事業の拡充を戦略的に進め、新規事業を含めた業容の拡大を図る方針です。
中期経営計画(2023-2025)では、建設事業の安定と事業領域の拡大を基本方針とし、ESG経営の実践を重視しています。具体的には、売上高930億円、営業利益率5%を目標に掲げ、持続的な成長を目指しています。また、ESGマテリアリティの実行を非財務目標として設定しています。
イチケンは、2030年度までに総額300億円の投資を計画しています。成長投資としてM&Aに100億円、不動産事業に100億円、ベトナム事業展開に30億円を充てる予定です。また、人材開発やデジタル化への投資も積極的に行い、労働力不足への対策を講じています。
特に、BIM(3次元モデル)を活用した業務効率化に注力し、現場業務の軽減を図っています。ベトナム子会社に対しては、BIMのオペレーティング業務への対応力を強化するため、教育支援を行い、オペレーターのスキル向上を目指しています。これにより、グループ全体の事業領域拡大を狙っています。