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ニットー (1738) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ニットーは建設工事、住宅サービス、ビルメンテナンスの三分野を中核に事業を展開しています。同社は住宅のガス関連設備や温水床暖房の設置、太陽光発電や空調工事を主力に、リフォームや各種防水工事も手がけています。
主要な顧客は個人の住宅所有者や不動産業者、マンションや公共施設の管理者などで、工事の受注収入と定期的な保守・管理契約による継続収入の両方で売上を確保しています。同社は子会社を通じてビル清掃や共用部の管理といった安定的なサービス収入も持続的に得ています。
事業セグメントは建設工事事業、住宅等サービス事業、ビルメンテナンス事業の三つに分かれます。建設工事事業は住宅設備工事や戸建ての設計・施工、改修を含み、住宅等サービス事業ではシロアリ対策や害虫駆除、植栽管理などを提供し、ビルメンテナンス事業は窓・外壁の清掃やマンション・公共施設の清掃管理を中心に行っています。
経営方針
同社は中期的に売上高の持続的成長を重視しており、目標として「売上高前期対比率10%以上の持続的成長」、売上高経常利益率5%以上、純資産利益率(ROE)8%以上を掲げています。直近の実績・予想では、2025年3月期の売上高が103億2,800万円、経常利益305百万円、売上高経常利益率3.0%であり、2026年3月期は売上高1,090百万円(約109億円、前期比5.5%増)、経常利益410百万円、売上高経常利益率3.8%を見込んでいます。こうした数値を踏まえ、同社は既存の大手ハウスメーカーや大手ビルメンテナンス会社からの安定受注を確保すると同時に、直接受注や販路多面化による顧客基盤の拡大で目標達成を狙っています。
同社は重点投資分野として既存建築物のリフォーム・リニューアル、外壁診断から修繕提案まで一貫して手掛ける点に投資を集中させています。具体策として外壁診断業務の受注強化と診断後の修繕提案体制の整備、鉄骨構造や鉄筋コンクリート構造といった大型物件対応力の強化、人材投資(教育・待遇改善)を進めています。さらに、太陽光発電や蓄電池、高効率給湯設備、電気自動車への対応など設備関連事業を伸ばすことで、他社と差別化した「工事+機器+長期保守」のワンストップサービスを提供する方針です。
同社は新市場開拓と事業拡大に向け、非戸建分野での受注拡大を計画しています。具体的には介護施設やホテル、オフィス、商業施設などのリニューアル受注を一段と増やすほか、不動産事業の拡充(土地売買、分譲住宅販売、中古住宅・マンションの買取再生、賃貸運用)で収益の多角化を図ります。販促面ではリフォーム店でのイベント開催やチラシ配布を強化して知名度と顧客数を増やし、1件当たりの受注単価向上を目指してグループ内の連携販売を推進します。
同社は技術革新にも取り組んでおり、外壁診断や維持管理の精度向上、診断に基づく修繕提案力の強化に注力しています。設備面では太陽光や蓄電池などの導入提案を深め、省エネ・災害対策ニーズに対応する商品ラインナップを拡充するとともに、保守・管理業務の定期化で安定収益化を図ります。加えて人手不足対策として外国人研修生の採用や教育・福利厚生の充実、職場環境改善(東京西事業所の大型化など)に投資し、技術と人材の両輪で生産性を高める方針です。