岐阜造園JP:1438株価

時価総額
¥57.4億
PER
14.9倍
1927年創業の造園緑化工事の有力企業。戸建外構や分譲地のガーデンエクステリア、屋上・壁面緑化、ビオトープ等の設計・施工・メンテナンスを展開。岐阜市で公園指定管理6か所、東海地方にショールーム2店舗を展開。

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事業内容

岐阜造園は造園緑化工事の設計・施工・メンテナンスを主力とする企業です。同社は1927年創業以来、街や暮らしに潤いを与える緑空間の創造を掲げ、伝統的な造園技術と環境配慮型の手法を組み合わせて事業を展開しています。

主な顧客は住宅メーカーや不動産デベロッパー、官公庁、商業施設やホテルなどの民間企業、そして一般の住宅顧客(ショールームを通じた受注)です。同社は設計・施工の請負収入に加え、完成後の緑地メンテナンスや公園の指定管理による運営収入、さらにリガーデン(改修)などの繰り返し受注で安定的に収益を確保しています。

事業は単一セグメントですが、対象別に「ガーデンエクステリア」と「ランドスケープ」に区分しています。ガーデンエクステリアでは高付加価値の戸建て・集合住宅の外構設計・施工や分譲地の景観統一、「パインズ」ショールームでのオーダーメイド提案といったサービスを行っています。ランドスケープでは公共工事や民間施設の緑化、屋上・壁面の緑化、ビオトープ整備、そして公園の指定管理や定期メンテナンスといった幅広い工事と維持管理を手掛けています。

経営方針

同社は2030年に向けた成長戦略の中で、創業100年を迎える2027年を節目に「造園業」から「環境創造企業」への進化を目指しています。主要な経営指標として売上高、売上総利益率、売上高経常利益率を重視しており、直近の実績では売上高6,271,357千円、売上総利益1,800,159千円(率28.7%)、経常利益549,108千円(率8.8%)となっている一方、次期業績予測では売上高6,312,000千円、売上総利益1,750,420千円(27.7%)、経常利益575,722千円(9.1%)を見込んでいます。事業規模の拡大と厳格な予実管理により、収益力の向上を図ることを明確な目標としています。

同社は人材投資と職人技の継承を重点投資分野と位置付けており、社内教育機関「岐阜造園アカデミー」で月1回以上の講習や教育映像の作成を行うなど、技能伝承に具体的な投資を続けています。また、現場で設計から施工、完成後のメンテナンスまで一貫して対応できる「職人型現場力」を差別化要因として強調しており、年700~1,000本の落葉樹を東北から調達して圃場で育成する取り組みや、地元石材の選別と活用を通じて付加価値を高めることで、他社と一線を画した高付加価値案件の受注を狙っています。

同社は事業拡大策として関東圏でのプレゼンス強化を最優先に掲げ、東京支店の組織強化に加え、埼玉植物園との2024年3月の業務提携を通じて関東での施工拠点化やモデルガーデン展示による一般顧客取り込みを進めています。積水ハウスグループとは2020年の業務提携、資本提携(2020年・2023年)により大型ランドスケープやPFI案件への参画を期待しており、福岡営業所の開設計画、戦略的なM&Aによる人材と施工能力の補強、さらには中国・カナダでの設計受注実績を活かした海外展開も視野に入れています。これらにより四大都市圏を中心とした受注基盤の拡大を目指しています。

同社は業務効率化と技術革新にも投資しており、全社基幹システムの導入によるバックオフィスの合理化、情報共有基盤の整備、書類のペーパーレス化や生成型AIの活用を明記しています。内部管理体制の強化として定期的な拠点間会議や顧客評価アンケートの実施を通じて課題の早期把握・改善を図り、造園技術の「探索」と「深化」によるデザイン革新や、植栽・石材の有効活用でのCO2削減といったサステナビリティ経営を両立させることで、長期的な企業価値向上を目指しています。