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ベルグアース【JP:1383】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
ベルグアースは野菜の接ぎ木苗を中心とした農業関連事業を展開する企業です。同社の主力事業は、キュウリ・トマト・ナスなどの果菜類の接ぎ木苗の生産・販売で、病気や害虫に強い高品質な苗を全国の野菜産地やホームセンターに供給しています。接ぎ木技術は高度な専門知識と設備投資が必要なため、新規参入が困難とされる分野です。
同社の主要な顧客は全国の野菜生産者、農業法人、家庭園芸向けユーザーです。収益の中核は野菜苗・苗関連事業が占めており、農家の高齢化や施設栽培の普及により、生産者が苗を自ら育てずに購入する流れが拡大していることが追い風となっています。同社は全国に生産拠点を展開し、年間を通じて安定供給できる体制を構築しています。
事業は3つのセグメントで構成されています。野菜苗・苗関連事業では、断根接ぎ木技術や閉鎖型育苗施設を活用した高付加価値商品「e苗シリーズ」「ウイルスガード苗」などのオリジナル製品を展開しています。農業・園芸用タネ資材販売事業では、種子や培養土、農業資材の販売を手がけ、小売事業では連結子会社のファンガーデンが店舗とインターネットを通じて一般消費者向けに園芸用品を販売しています。
経営方針
ベルグアースは2026年10月期に売上高8,000百万円を目指す新たな中期経営計画をスタートさせました。同社は野菜苗生産をコア事業として「良い苗をいつでも・どこでも・いくらでも」の経営方針の下、主力の苗事業で営業利益110百万円の黒字転換を計画しています。この成長戦略の基盤となるのが「量から質、売上から利益、農業から製造業へ」のマインド転換で、2033年に向けた長期的な企業価値向上を目指しています。
同社の差別化戦略の核心は、新規植物ワクチンの開発とオリジナル品種の開発です。これらの技術革新により付加価値の高い製品群を創出し、従来の苗事業から周辺領域へと事業を深化させるフードバリューチェーンの構築を進めています。また、子会社となったピーエスピー株式会社との連携により、野菜苗生産と種子コート加工の全国展開を加速し、規模拡大による競争力強化を図っています。
新市場開拓では、苗事業を起点とした事業領域の拡大を重要戦略に位置づけています。同社は原材料調達から販売までの一連の流れを見直し、組織体制の最適化によるコスト削減と収益確保を推進しています。さらに全国各地のパートナー農場との連携を活用し、安定した生産・販売体制の再構築を通じて事業基盤の拡張を目指しています。
技術面では、閉鎖型育苗施設などの新設設備による安定生産体制の構築と、人財・システム等の事業インフラ強化を同時並行で進めています。同社は自社ブランド品種の種子開発やオリジナル培土などの農業資材の新商品開発を通じて、「人々の食と暮らしを豊かにするために」日本から世界の農業に革命を起こす企業への進化を図っています。