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Dayforce, Inc.【DAY】株価
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事業内容
Dayforce, Inc.はクラウド上で人事・給与・勤怠などの業務を一元管理するソフトウェアを開発・提供する企業です。同社は主力のDayforceプラットフォームで採用から給与計算・税務、勤怠管理、福利厚生、人材分析までを単一のアプリケーションで扱える点を売りにしています。また、カナダの小規模事業者向けにPowerpayという別製品も販売しています。
同社の主要顧客は主に従業員数100名以上の中堅・大企業で、Powerpayはカナダの100名未満の事業者向けに展開しています。収益はクラウドサービスの定期課金が中心で、多くの契約が従業員一人当たり月額(PEPM)での料金体系になっており、顧客預かり金の運用によるフロート収入も一部の収益源になっています。
同社は経営上は単一の事業セグメントとして運営しており、製品群にはDayforce、Powerpay、買収したeloomiなどの学習プラットフォームや地域別の旧システムが含まれます。Dayforceは連続的なリアルタイム計算で期間中のデータ整合性を保ち、勤務スケジュールや給与の即時確認を可能にする機能を重視しています。さらに、Dayforce Walletや柔軟な勤務管理機能などの周辺サービス拡張や、主に第三者のクラウド基盤(例:Microsoft Azure)上での運用、米国向けの給与信託を管理する同社系の信託銀行による資金保全にも力を入れています。
経営方針
同社はクラウド型の人事・給与(HCM)プラットフォームであるDayforceを中核に据え、クラウド継続収益の拡大を成長の最優先にしています。具体的には100人超の企業向けにDayforceを、カナダの小規模事業者向けにPowerpayを提供し、新規顧客獲得と既存顧客の移行によって売上を積み上げる戦略を取っています。株主還元と資本効率向上の一環として取締役会は最大5億ドルの自社株買い枠を承認しており、2024年は合計617,147株を約3,612万ドル(1株当たり平均58.53ドル)で買い戻しています。これらの施策を通じて、同社はクラウド収益の成長軌道を維持することを目指しています。
同社が重点的に投資している分野は製品の拡張、既存システムの近代化、そして顧客向けの運用信頼性強化です。単一の常時稼働するアプリケーションでリアルタイムに給与や勤怠計算ができる点を差別化要因と位置づけ、顧客ごとの移行や保守に投資していることが特徴です。また、Dayforce Walletのようなオンデマンド給与や、Career Explorerによるキャリア支援といった周辺サービスで顧客当たりの収益を高める施策も進めています。一方で老朽化した基盤の更新や移行にはコストとリスクが伴うため、同社はリスク管理やサイバーセキュリティ強化にも予算を割いています。
新市場開拓と事業拡大については、地域的にはAPJ(アジア太平洋・日本)やEMEAへの展開を加速し、企業規模ではエンタープライズ分野への深掘りを狙っています。買収はこの戦略の柱で、2024年にはラーニング体験プラットフォームのeloomiを約1.796億ドルで取得し、開発済み技術や顧客関係に約8,700万ドルを割り当てるなど機能の拡充を図りました。さらにチャネル戦略としては直販に加えパートナーやシステムインテグレーター経由の販売を強化し、地域ごとの給与・税制対応能力を高めてマルチナショナル企業の需要取り込みを目指しています。
技術革新では、モダンなクラウド基盤と機敏な開発体制への投資を継続しています。主にパブリッククラウド環境(主要な供給者のデータセンター)での運用に移行し、アジャイル開発で機能改善のテンポを上げると同時に、顧客データ保護や規制対応を強化する体制を整えています。人工知能や自動化といった新技術の導入も検討対象であり、同社はこれらを活用しつつも関連する規制や倫理面の対応を重視しているため、技術革新と遵守の両立を図ることを目指しています。