第4【提出会社の状況】

1【株式等の状況】

(1)【株式の総数等】

①【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

2,500,000,000

2,500,000,000

 

②【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在

発行数(株)

(2021年3月31日)

提出日現在

発行数(株)

(2021年6月18日)

上場金融商品取引所名または

登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

1,717,104,808

1,687,104,808

東京、名古屋

(以上各市場第一部)、

札幌、福岡 各証券取引所

単元株式数は100株です。

1,717,104,808

1,687,104,808

 

(2)【新株予約権等の状況】

①【ストックオプション制度の内容】

会社法に基づき発行した新株予約権は次のとおりです。

(a)2014年7月4日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)

 

事業年度末現在

(2021年3月31日)

提出日の前月末現在

(2021年5月31日)

決議年月日

2014年7月4日

付与対象者の区分及び人数

当社取締役(社外取締役を除く)9名

取締役を兼務しない当社執行役員(在外執行役員を除く)24名

新株予約権の数

437個

387個

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

単元株式数は100株です。

同左

新株予約権の目的となる株式の数

43,700株 (注)1

38,700株 (注)1

新株予約権の行使時の払込金額(行使価額)

1円

同左

新株予約権の行使期間

2017年7月28日から

2044年7月27日まで

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額

発行価格1円

資本組入額は、会社計算規則に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げるものとする。

同左

新株予約権の行使の条件

(注)2、3

同左

新株予約権の譲渡に関する事項

譲渡による新株予約権の取得については、取締役会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項

(注)4

同左

(注)1.新株予約権の目的である株式の種類は当社普通株式とし、各新株予約権の目的である株式の数(以下、「付与株式数」という)は100株とする。

ただし、割当日後、当社が当社普通株式につき、株式分割(当社普通株式の株式無償割当てを含む。以下、株式分割の記載につき同じ。)又は株式併合を行う場合には、付与株式数を次の算式により調整する。調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てるものとする。

調整後付与株式数 = 調整前付与株式数 × 株式分割又は株式併合の比率

2.相続人による権利行使

新株予約権者につき死亡などの理由で相続が開始された場合は、新株予約権者の法定相続人のうち1名(以下、「権利承継者」という。)に限り新株予約権を行使することができる。なお、権利承継者につき死亡などの理由で相続が開始された場合であっても、新株予約権の再度の相続は認めない。

3.新株予約権の行使の条件

(1)新株予約権者は、当社取締役、執行役員及び監査役のいずれの地位も喪失した日の翌日から起算して10年経過した場合には、以降、新株予約権を行使することができないものとする。

(2)新株予約権者は、株価条件(詳細文末の通り)として、割当日から3年間の当社株価成長率がTOPIX(東証株価指数)成長率と同じか、又は上回った場合のみ、割り当てられた新株予約権を全て行使することができ、当社株価成長率がTOPIX成長率を下回った場合には、その度合いに応じ、割り当てられた募集新株予約権の一部しか行使することができない。

(3)上記の新株予約権の行使期間にかかわらず、新株予約権者は、当社が消滅会社となる合併契約承認の議案または、当社が完全子会社となる株式交換契約若しくは株式移転計画承認の議案につき当社株主総会で承認された場合には、当該承認決議がなされた日の翌日から15日間に限り新株予約権を行使することができるものとする。ただし、下記(注)4.に従い新株予約権者に再編対象会社の新株予約権が交付される場合を除く。

(4)新株予約権者が、当社の取締役、執行役員又は監査役としての在任期間中に、違法若しくは不正な職務執行、善管注意義務・忠実義務に抵触する行為、又はこれらに準ずる行為があると認められるときは、当社は取締役会の決議によって、当該新株予約権者の行使しうる新株予約権の数を制限することができ、この場合、当該新株予約権者は、かかる制限を超えて新株予約権を行使することができないものとする。

4.当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る)、吸収分割若しくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る)、又は株式交換若しくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る)(以上を総称して以下、「組織再編行為」という)をする場合において、組織再編行為の効力発生日(吸収合併につき吸収合併がその効力を生ずる日、新設合併につき新設合併設立株式会社の成立の日、吸収分割につき吸収分割がその効力を生ずる日、新設分割につき新設分割設立株式会社の成立の日、株式交換につき株式交換がその効力を生ずる日及び株式移転につき株式移転設立完全親会社の成立の日をいう。以下同じ)の直前において残存する新株予約権(以下、「残存新株予約権」という)を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号のイからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとする。この場合においては、残存新株予約権は消滅し、再編対象会社は新株予約権を新たに発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限るものとする。

(1)交付する再編対象会社の新株予約権の数

残存新株予約権の新株予約権者が保有する新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付するものとする。

(2)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

再編対象会社の普通株式とする。

(3)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

組織再編行為の条件等を勘案の上、上記(注)1.の取り決めに準じて決定する。

(4)新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定める再編後払込金額に上記 (3)に従って決定される当該各新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。再編後払込金額は、交付される各新株予約権を行使することにより交付を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり1円とする。

(5)新株予約権を行使することができる期間

本新株予約権を行使することができる期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、本新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

(6)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

本新株予約権の取り決めに準じて決定する。

(7)譲渡による新株予約権の取得の制限

譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の承認を要するものとする。

 

(8)新株予約権の取得条項

本新株予約権の取り決めに準じて決定する。

(9)その他の新株予約権の行使の条件

本新株予約権の取り決めに準じて決定する。

 

<株価条件の詳細>

①当社株価成長率*1)がTOPIX(東証株価指数)成長率*2)と同じ、又は上回った場合、付与された新株予約権を全て行使できる。

②当社株価成長率がTOPIX成長率を下回った場合、付与された新株予約権の内の一部*3)しか行使出来ない。

*1)割当日から権利行使期間開始日までの3年間の当社株価成長率で、以下の式で算出。

A:権利行使期間開始日の属する月の直前3か月の各日の東京証券取引所における当社普通株式の終値平均値

B:新株予約権の割当日以後、権利行使期間開始日までの間における当社普通株式1株当たりの配当金の総額

C:新株予約権割当日の属する月の直前3か月の各日の東京証券取引所における当社普通株式の終値平均値

当社株価成長率=(A+B)÷C

*2)割当日から権利行使期間開始日までの3年間のTOPIX成長率で、以下の式で算出。

D:権利行使期間開始日の属する月の直前3か月の各日の東京証券取引所におけるTOPIXの終値平均値

E:新株予約権割当日の属する月の直前3か月の各日の東京証券取引所におけるTOPIXの終値平均値

TOPIX成長率=D÷E

*3)行使できる新株予約権の個数=付与された新株予約権の個数×(当社株価成長率÷TOPIX成長率)

 

(b)2015年7月8日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)

 

事業年度末現在

(2021年3月31日)

提出日の前月末現在

(2021年5月31日)

決議年月日

2015年7月8日

付与対象者の区分及び人数

当社取締役(社外取締役を除く)9名

取締役を兼務しない当社執行役員(在外執行役員を除く)24名

新株予約権の数

459個

459個

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

単元株式数は100株です。

同左

新株予約権の目的となる株式の数

45,900株(注)1

45,900株(注)1

新株予約権の行使時の払込金額(行使価額)

1円

同左

新株予約権の行使期間

2018年7月28日から

2045年7月27日まで

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額

発行価格1円

資本組入額は、会社計算規則に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げるものとする。

同左

新株予約権の行使の条件

(注)2、3

同左

新株予約権の譲渡に関する事項

譲渡による新株予約権の取得については、取締役会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項

(注)4

同左

(注)1.~4.については、(a)2014年7月4日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)の(注)1.~4.に同じ。

 

 

(c)2016年7月13日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)

 

事業年度末現在

(2021年3月31日)

提出日の前月末現在

(2021年5月31日)

決議年月日

2016年7月13日

付与対象者の区分及び人数

当社取締役(社外取締役を除く)9名

取締役を兼務しない当社執行役員(在外執行役員を除き、在外勤務中に付与を保留していた退任執行役員を含む)28名

新株予約権の数

1,538個

1,538個

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

単元株式数は100株です。

同左

新株予約権の目的となる株式の数

153,800株(注)1

153,800株(注)1

新株予約権の行使時の払込金額(行使価額)

1円

同左

新株予約権の行使期間

2019年7月29日から

2046年7月28日まで

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額

発行価格1円

資本組入額は、会社計算規則に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げるものとする。

同左

新株予約権の行使の条件

(注)2、3

同左

新株予約権の譲渡に関する事項

譲渡による新株予約権の取得については、取締役会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項

(注)4

同左

(注)1.~4.については、(a)2014年7月4日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)の(注)1.~4.に同じ。

 

 

(d)2017年7月5日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)

 

事業年度末現在

(2021年3月31日)

提出日の前月末現在

(2021年5月31日)

決議年月日

2017年7月5日

付与対象者の区分及び人数

当社取締役(社外取締役を除く)9名

取締役を兼務しない当社執行役員(在外執行役員を除き、在外勤務中に付与を保留していた退任執行役員を含む)29名

新株予約権の数

2,345個

2,264個

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

単元株式数は100株です。

同左

新株予約権の目的となる株式の数

234,500株(注)1

226,400株(注)1

新株予約権の行使時の払込金額(行使価額)

1円

同左

新株予約権の行使期間

2020年7月20日から

2047年7月19日まで

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額

発行価格1円

資本組入額は、会社計算規則に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げるものとする。

同左

新株予約権の行使の条件

(注)2、3

同左

新株予約権の譲渡に関する事項

譲渡による新株予約権の取得については、取締役会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項

(注)4

同左

(注)1.~4.については、(a)2014年7月4日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)の(注)1.~4.に同じ。

 

 

(e)2018年7月4日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)

 

事業年度末現在

(2021年3月31日)

提出日の前月末現在

(2021年5月31日)

決議年月日

2018年7月4日

付与対象者の区分及び人数

当社取締役(社外取締役を除く)9名

取締役を兼務しない当社執行役員(在外執行役員を除き、在外勤務中に付与を保留していた退任執行役員を含む)29名

新株予約権の数

2,491個

2,491個

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

単元株式数は100株です。

同左

新株予約権の目的となる株式の数

249,100株(注)1

249,100株(注)1

新株予約権の行使時の払込金額(行使価額)

1円

同左

新株予約権の行使期間

2021年7月25日から

2048年7月24日まで

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額

発行価格1円

資本組入額は、会社計算規則に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げるものとする。

同左

新株予約権の行使の条件

(注)2、3

同左

新株予約権の譲渡に関する事項

譲渡による新株予約権の取得については、取締役会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項

(注)4

同左

(注)1.~4.については、(a)2014年7月4日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)の(注)1.~4.に同じ。

 

(f)2019年7月3日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)

 

事業年度末現在

(2021年3月31日)

提出日の前月末現在

(2021年5月31日)

決議年月日

2019年7月3日

付与対象者の区分及び人数

退任執行役員(在外勤務中の付与保留分)2名

新株予約権の数

284個

284個

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

単元株式数は100株です。

同左

新株予約権の目的となる株式の数

28,400株(注)1

28,400株(注)1

新株予約権の行使時の払込金額(行使価額)

1円

同左

新株予約権の行使期間

2022年7月24日から

2049年7月23日まで

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額

発行価格1円

資本組入額は、会社計算規則に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げるものとする。

同左

新株予約権の行使の条件

(注)2、3

同左

新株予約権の譲渡に関する事項

譲渡による新株予約権の取得については、取締役会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項

(注)4

同左

(注)1.~4.については、(a)2014年7月4日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)の(注)1.~4.に同じ。

 

(g)2020年7月10日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)

 

事業年度末現在

(2021年3月31日)

提出日の前月末現在

(2021年5月31日)

決議年月日

2020年7月10日

付与対象者の区分及び人数

退任執行役員(在外勤務中の付与保留分)4名

新株予約権の数

298個

298個

新株予約権の目的となる株式の種類

普通株式

単元株式数は100株です。

同左

新株予約権の目的となる株式の数

29,800株(注)1

29,800株(注)1

新株予約権の行使時の払込金額(行使価額)

1円

同左

新株予約権の行使期間

2023年7月29日から

2050年7月28日まで

同左

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額

発行価格1円

資本組入額は、会社計算規則に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げるものとする。

同左

新株予約権の行使の条件

(注)2、3

同左

新株予約権の譲渡に関する事項

譲渡による新株予約権の取得については、取締役会の決議による承認を要するものとする。

同左

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項

(注)4

同左

(注)1.~4.については、(a)2014年7月4日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)の(注)1.~4.に同じ。

 

(h)2021年5月13日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)

 

事業年度末現在

(2021年3月31日)

提出日の前月末現在

(2021年5月31日)

決議年月日

2021年5月13日

付与対象者の区分及び人数

取締役を兼務しない当社執行役員(在外勤務中の付与保留分。退任執行役員を含む。)2名

新株予約権の数

-

134個

新株予約権の目的となる株式の種類

-

普通株式

単元株式数は100株です。

新株予約権の目的となる株式の数

-

13,400株(注)1

新株予約権の行使時の払込金額(行使価額)

-

1円

新株予約権の行使期間

-

2024年5月31日から

2051年5月30日まで

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額

-

発行価格1円

資本組入額は、会社計算規則に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げるものとする。

新株予約権の行使の条件

-

(注)2、3

新株予約権の譲渡に関する事項

-

譲渡による新株予約権の取得については、取締役会の決議による承認を要するものとする。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項

-

(注)4

(注)1.~4.については、(a)2014年7月4日開催の取締役会決議に基づくストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)の(注)1.~4.に同じ。

 

②【ライツプランの内容】

 

 該当事項はありません。

 

③【その他の新株予約権等の状況】

 

  該当事項はありません。

 

(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

 

該当事項はありません。

 

(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数(千株)

発行済株式
 総数残高
(千株)

資本金増減額(百万円)

資本金残高(百万円)

資本準備金
増減額
(百万円)

資本準備金残高
(百万円)

2016年4月1日~

2017年3月31日

1,796,514

341,481

367,758

2017年4月1日~

2018年3月31日

1,796,514

341,481

367,758

2018年4月1日~

2019年3月31日

(注)1

△54,168

1,742,345

341,481

367,758

2019年4月1日~

2020年3月31日

(注)2

339

1,742,684

293

341,775

293

368,052

2020年4月1日~

2021年3月31日

(注)3,4,5

△25,580

1,717,104

304

342,080

304

368,356

(注)1. 2018年2月2日開催の取締役会において決議した自己株式の消却により、2018年4月20日付で発行済株式総数が54,168,500株減少しております。

  2. 2019年7月3日開催の取締役会において決議した取締役及び執行役員に対する株価連動型譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行により、2019年8月2日付で発行済株式総数が339,279株、資本金及び資本準備金がそれぞれ293百万円増加しております。

    発行価格 :1,731円

    資本組入額:865.5円

  3. 2019年10月30日開催の取締役会において決議した自己株式の消却により、2020年4月20日付で発行済株式総数が25,964,700株減少しております。

  4. 2020年7月10日付で取締役会において決議した取締役及び執行役員に対する株価連動型譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行により、2020年8月7日付で発行済株式総数が384,602株、資本金及び資本準備金がそれぞれ304百万円増加しております。

    発行価格 :1,585円

    資本組入額:792.5円

  5. 2021年2月24日開催の取締役会において決議した自己株式の消却により、2021年4月1日付で発行済株式総数が30,000,000株減少しております。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2021年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

-

242

62

2,305

912

432

271,416

275,369

所有株式数(単元)

-

6,474,230

929,062

714,181

5,151,667

6,914

3,884,099

17,160,153

1,089,508

所有株式数の割合(%)

-

37.73

5.41

4.16

30.02

0.04

22.63

100.00

(注)1.自己株式44,702,359株は、「個人その他」に447,023単元(44,702,300株)、「単元未満株式の状況」に59株がそれぞれ含まれております。

2.(株)証券保管振替機構名義の失念株式1715株は、「その他の法人」に17単元(1,700株)、「単元未満株式の状況」に15株がそれぞれ含まれております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2021年3月31日現在

氏名または名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

日本マスタートラスト信託銀行株式会社

(信託口)

東京都港区浜松町2-11-3

173,920

10.39

株式会社日本カストディ銀行

(信託口)

東京都中央区晴海1-8-12

100,628

6.01

ビーエヌワイエム アズ エージーティ クライアンツ ノン トリーティ― ジャスデック

(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)

240 GREENWICH STREET, NEW YORK, NEW YORK 10286 U.S.A.

(東京都千代田区丸の内2-7-1)

91,493

5.47

日本生命保険相互会社

東京都千代田区丸の内1-6-6

35,070

2.09

株式会社三井住友銀行

東京都千代田区丸の内1-1-2

25,667

1.53

ステート ストリート バンク ウェスト クライアント トリーティー 505234

(常任代理人 株式会社みずほ銀行)

1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171, U.S.A.

(東京都港区港南2-15-1)

24,523

1.46

株式会社日本カストディ銀行

(信託口5)

東京都中央区晴海1-8-12

24,520

1.46

JPモルガン証券株式会社

東京都千代田区丸の内2-7-3

21,840

1.30

株式会社日本カストディ銀行

(信託口6)

東京都中央区晴海1-8-12

21,735

1.29

株式会社日本カストディ銀行

(信託口7)

東京都中央区晴海1-8-12

21,647

1.29

541,048

32.35

(注)1.上記のほか、自己株式が44,702千株あります。

    2.千株未満は、切り捨てております。

3.発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点第3位以下は切り捨てて記載しており

 ます。

4.過去3連結会計年度において関東財務局長に提出された以下の大量保有報告書及び大量保有報告書の変更報告書について、当社として2021年3月31日現在の実質所有状況の確認ができないため、上記大株主の状況には含めておりません。なお、各大量保有者による報告は、共同保有者の保有分を含みます。

 

名称

報告義務発生日

保有株券等の数

保有株式割合(%)

三井住友信託銀行株式会社

2018年10月15日

84,529,900

4.85

株式会社みずほ銀行

2018年11月15日

74,431,118

4.27

三井住友信託銀行株式会社

2019年 6月14日

87,206,500

5.01

株式会社みずほ銀行

2019年 9月30日

89,773,218

5.15

株式会社三菱UFJフィナシャル・グループ

2019年12月23日

104,359,600

5.99

ブラックロック・ジャパン株式会社

2020年 3月31日

91,052,140

5.22

National Indemnity Company

2020年 8月24日

86,453,900

5.03

三井住友信託銀行株式会社

2020年12月15日

103,181,200

6.01

野村證券株式会社

2021年 1月15日

87,081,683

5.07

株式会社みずほ銀行

2021年 3月15日

69,144,118

4.03

 

 

(7)【議決権の状況】

①【発行済株式】

 

 

 

 

2021年3月31日現在

区分

株式数(株)

議決権の数(個)

内容

無議決権株式

 

議決権制限株式(自己株式等)

 

議決権制限株式(その他)

 

完全議決権株式(自己株式等)

(自己保有株式)

普通株式

44,702,300

(相互保有株式)

普通株式

120,700

完全議決権株式(その他)

普通株式

1,671,192,300

16,711,923

単元未満株式

普通株式

1,089,508

一単元(100株)

未満の株式

発行済株式総数

 

1,717,104,808

総株主の議決権

 

16,711,923

(注)1.「完全議決株式(自己株式等)」欄に記載の株式のほか、連結財務諸表に自己株式として認識している株式付与ESOP信託保有の株式が3,896,000株あり、当該株式数は「完全議決権株式(その他)」の欄に含まれています。また、「議決権の数」欄には、同信託保有の完全議決権株式に係る議決権の数38,960個が含まれています。

2.「完全議決権株式(その他)」欄の株式数「普通株式1,671,192,300株」及び議決権の数「16,711,923個」には(株)証券保管振替機構名義の株式17単元(1,700株)及び、この株式に係る議決権17個が含まれております

3.「単元未満株式」欄の株式数「普通株式1,089,508株」には、当社所有の単元未満自己保有株式59株、フィード・ワン株式会社所有の単元未満相互保有株式50株及び単元未満(株)証券保管振替機構名義株式15株を含みます。

 

②【自己株式等】

 

 

 

 

2021年3月31日現在

所有者の氏名

または名称

所有者の住所

自己名義所有

株式数(株)

他人名義所有

株式数(株)

所有株式数の

合計(株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)

(自己保有株式)

 

 

 

 

 

三井物産株式会社

東京都千代田区大手町1-2-1

44,702,300

-

44,702,300

2.60

(相互保有株式)

 

 

 

 

 

フィード・ワン株式会社

神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-23-2

120,700

-

120,700

0.01

44,823,000

-

44,823,000

2.61

(注)上記のほか、自己保有の単元未満株式59株及び相互保有の単元未満株式50株があります。このほか、連結財務
諸表に自己株式として認識している株式付与ESOP信託保有の株式が3,896,000株あります。

 

(8)【役員・従業員株式所有制度の内容】

① 従業員向け株式報酬制度の概要

当社は、2020年7月31日開催の取締役会において、当社の多様な社員が、経営と一体となり2020年5月に公表した中期経営計画2023で掲げた「変革と成長」を実践し続けること、中長期的な当社企業価値向上へのコミットメントを更に強めることを目的に、株式付与ESOP(Employee Stock Ownership Plan)信託を用いた従業員向けの株式報酬制度の導入を決議しました。

当社が拠出する金銭を原資として信託を設定の上、信託を通じて当社株式を取得し、非管理職も含めた当社社員に対し資格・役割等級と人事評価に連動したポイントを毎期付与、一定の要件を充足した社員に対し当社株式を付与することで、一層の成果・能力主義の徹底を図ります。当社株式の株価上昇によって社員が経済的な利益を直接享受できる仕組みであり、社員の中長期的な企業価値向上への意識・行動様式の変革及びエンゲージメントの向上が期待されます。

② 従業員に取得させる予定の株式の総額

69億円

③ 当該制度による受益権その他の権利を受けることができる者の範囲

当社従業員のうち受益者要件を満たす者

 

2【自己株式の取得等の状況】

 

【株式の種類等】 会社法第155条第3号、第7号及び第13号に該当する普通株式の取得

 

(1)【株主総会決議による取得の状況】

 

該当事項はありません。

 

(2)【取締役会決議による取得の状況】

 

会社法第155条第3号に該当する取得

区分

株式数(株)

価額の総額(円)

取締役会(2020年3月4日)での決議状況

(取得期間2020年3月9日~2020年6月23日)

30,000,000

50,000,000,000

当事業年度前における取得自己株式

5,233,500

7,938,125,028

当事業年度における取得自己株式

24,766,500

39,020,900,612

残存決議株式の総数及び価額の総額

当事業年度の末日現在の未行使割合(%)

当期間における取得自己株式

提出日現在の未行使割合(%)

 

 

区分

株式数(株)

価額の総額(円)

取締役会(2021年2月24日)での決議状況

(取得期間2021年2月25日~2021年4月27日)

30,000,000

50,000,000,000

当事業年度前における取得自己株式

当事業年度における取得自己株式

10,891,400

25,367,719,277

残存決議株式の総数及び価額の総額

19,108,600

24,632,280,723

当事業年度の末日現在の未行使割合(%)

63.69

49.26

当期間における取得自己株式

10,776,800

24,632,241,699

提出日現在の未行使割合(%)

27.77

0.00

 

 

区分

株式数(株)

価額の総額(円)

取締役会(2021年4月30日)での決議状況

(取得期間2021年5月6日~2021年6月23日)

30,000,000

50,000,000,000

当事業年度前における取得自己株式

当事業年度における取得自己株式

残存決議株式の総数及び価額の総額

当事業年度の末日現在の未行使割合(%)

当期間における取得自己株式(注)

10,973,400

26,690,631,919

提出日現在の未行使割合(%)

63.42

46.61

(注) 当期間における取得自己株式には、2021年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの取得株式数は含まれておりません。

 

(3)【株主総会決議または取締役会決議に基づかないものの内容】

 

会社法第155条第7号に該当する取得

区分

株式数(株)

価額の総額(円)

当事業年度における取得自己株式

8,114

15,232,791

当期間における取得自己株式(注)

1,218

2,875,325

(注) 当期間における取得自己株式には、2021年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取による株式は含まれておりません。

 

会社法第155条第13号に該当する取得

区分

株式数(株)

価額の総額(円)

当事業年度における取得自己株式

10,260

-

当期間における取得自己株式(注)

8,634

-

(注)1. 当社の執行役員に対して株価連動型譲渡制限付株式報酬として割り当てた普通株式の一部を無償取得したものです。

2. 当期間における取得自己株式には、2021年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの普通株式の無償取得による株式は含まれておりません。

 

(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

 

区分

当事業年度

当期間

株式数(株)

処分価額の総額

(円)

株式数(株)

処分価額の総額

(円)

引き受ける者の募集を行った取得自己株式

-

-

-

-

消却の処分を行った取得自己株式

25,964,700

46,582,718,714

30,000,000

55,378,571,701

合併、株式交換、株式交付、会社分割に係る移転を行った取得自己株式

-

-

-

-

その他

(単元未満株式の売渡請求による売渡等)(注1)

163,684

125,774,010

13,100

11,013,300

保有自己株式数 (注2)

44,702,359

36,449,311

(注)1.当事業年度の内訳は、新株予約権の行使(株式数163,400株、処分価額の総額125,284,200円)及び単元未満株式の売渡請求による売渡(株式数284株、処分価額の総額489,810円)であり、当期間は、新株予約権の行使であります。当期間における処理自己株式には、2021年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の売渡による株式は含まれておりません。

2.当期間における保有自己株式数には、2021年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り及び売渡による株式は含まれておりません。

 

3【配当政策】

 

当社の利益配分に関する基本方針は以下のとおりです:

・ 企業価値向上・株主価値極大化を図るべく、内部留保を通じて重点分野・成長分野での資金需要に対応する一方で、業績の一部について配当を通じて株主に直接還元していくことを基本方針とする

・ 上記に加え、資本効率向上等を目的とする自己株式取得につき、引続き投資需要の将来動向、フリー・キャッシュ・フロー水準、有利子負債及び株主資本利益率等、経営を取り巻く諸環境を勘案し、その金額、時期も含め都度機動的に決定する

 

当社は、「取締役会の決議によって、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨を定款に定めております。その結果、株主総会で決議される期末配当と併せて、年2回の剰余金の配当を行うことを原則としています。

2021年3月期の年間配当金に関しては、1株当たり85円としました。なお、期末配当については、中間配当として支払い済みの1株当たり40円を差し引き、1株当たり45円となりました。

 

2020年5月1日に公表しました中期経営計画では、配当については安定性・継続性を重視し、安定的に創出可能と判断した基礎営業キャッシュ・フローの水準に基づき、80円を1株当たり年間配当額の下限と設定しておりましたが、今般、キャッシュ創出力の向上を踏まえ、2022年3月期と2023年3月期について、その下限を1株当たり10円引き上げ、90円と再設定することといたしました。

引き続き中期経営計画期間中の業績に応じて、成長投資と追加株主還元(追加配当・自己株式取得)への柔軟で戦略的な資金配分を実行します。

2022年3月期の年間配当金額に関しては、連結業績における基礎営業キャッシュ・フロー及び当期利益(親会社の所有者に帰属)並びに配当金額の安定性・継続性を総合的に勘案し、1株当たり90円(前期比5円増)とすることを予定しています。

 

なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりです。

2020年10月30日取締役会決議による中間配当(配当総額67,331百万円;1株当たり40円)

2021年6月18日定時株主総会決議による期末配当(配当総額75,258百万円;1株当たり45円)

 

4【コーポレート・ガバナンスの状況等】

(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】

①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

当社は、コーポレート・ガバナンス体制の構築にあたり、「透明性と説明責任の向上」及び「経営の監督と執行の役割分担の明確化」を重視しています。「透明性と説明責任の向上」のために、当社は、社外取締役及び社外監査役の視点を入れての経営監督及び監視機能の強化を図るとともに、情報開示に係る内部統制体制を整備し、公正開示の原則の下、役職員が説明責任の遂行にあたることとしています。また、「経営の監督と執行の役割分担の明確化」のために当社は執行役員に業務執行の権限を大幅に委譲した上で、取締役会が執行役員の業務執行を監督します。国内の16事業本部及び海外の2地域本部のそれぞれを統括する事業本部長及び地域本部長は、同時に執行役員でもあり、連結グループの機動性のある業務執行にあたります。

当社は、監査役による監査機能の実効性を高める一方、会社業務に通暁した社内取締役を中心とした実態に即した経営が総合商社の業態に必要であると判断し、監査役会設置会社の形態によるコーポレート・ガバナンスを採用する一方、「透明性と説明責任の向上」、及び「経営の監督と執行の役割分担の明確化」を担保するため、社外取締役・社外監査役の参画を得た各種諮問機関の設置などを通じて実効性の高いコーポレート・ガバナンスを実現します。株主をはじめとするステークホルダーのために有効なコーポレート・ガバナンスを実現するため、以下の体制を構築し、維持しています。

(a)取締役会は経営執行及び監督の最高機関であり、その機能の確保のために、当社は取締役の人数を実質的な討議を行うのに適切な規模としています。また、社外取締役・社外監査役が委員として参加する諮問機関としてガバナンス委員会、指名委員会、報酬委員会を取締役会の下に設置しています。

(b)監査役は株主の負託を受けた独立の機関として取締役の職務執行を監査します。この目的のため、監査役は社内の重要会議への出席、各種報告の検証、会社業務の調査など多面的かつ有効な監査活動を展開し、必要な措置を適時に講じます。

当社のコーポレート・ガバナンスに対する基本的な考え方と方針については、「三井物産コーポレート・ガバナンス及び内部統制原則」としてまとめ、当社ウェブサイトに公表しています。

(https://www.mitsui.com/jp/ja/company/outline/governance/system/pdf/corp_gov_j.pdf)

また、当社は、2018年6月に公表された改訂コーポレートガバナンス・コードの各原則について、すべて実施しています。同コードの各原則に基づく開示については、国内証券取引所宛てに提出している「コーポレート・ガバナンス報告書」をご参照ください。

 

②当社におけるコーポレート・ガバナンス体制

(a)取締役会の状況

・当社は、2002年4月の執行役員制導入を契機に、取締役数を2002年6月に38名から11名に減員しました。2003年6月から社外取締役を選任、2015年6月の定時株主総会以降社外取締役5名を選任しています。本報告書提出時点において取締役14名のうち、執行役員を兼務する取締役は8名となっています。なお、取締役会は男性11名、女性3名(社外取締役)で構成されており、女性比率は21.4%です。

・取締役の人数は、実質的な討議を行うのに適切な規模としています。取締役の任期は1年として毎年改選しますが、再任を妨げないものとしています。

・会長が当社の取締役会を招集し議長にあたります。なお、当社における会長の役割は、主として経営の監督を行うことであり、執行役員を兼務せず、日常の業務執行には関与しません。

・取締役会は、取締役会付議・報告事項に関する内規に従い、当社の経営に関する基本方針、重要な業務執行に関する事項、株主総会の決議により授権された事項のほか、法令及び定款に定められた事項を決議し、また、法令に定められた事項及び重要な業務の執行状況につき報告を受けます。

・取締役会は原則毎月1回開催するほか必要に応じて随時開催します。2021年3月期は合計16回開催しました。

・また、すべての社外取締役及び社外監査役により構成される社外役員会議を設置し、経営上の重要事項について、社外役員間、または社外役員と社内取締役、常勤監査役、会計監査人、執行役員等との間で情報共有・意見交換を行っています。2021年3月期は合計13回開催し、中期経営計画・決算等に関する市場の反応・関心事、DX総合戦略、気候変動関連/脱炭素対応に関する執行側の検討・取組状況等について、情報交換及び意見交換を行いました。

・当社は取締役会の諮問機関としてガバナンス委員会、指名委員会、報酬委員会の3つの委員会を設置しています。2015年6月に当社ガバナンス体制の強化を目的として各委員会の構成を見直しました。この結果、ガバナンス委員会の構成は過半数が社外役員となり、従来社外取締役が委員長を務めていた報酬委員会に加え、指名委員会の委員長も社外取締役となりました。また、2018年6月以降は、指名委員会の構成についても過半数が社外役員となりました。2019年6月以降は、報酬委員会の構成についても過半数が社外役員となり、本報告書提出時点では社外監査役が委員長を務めています。

・当社は、会社法第427条第1項に基づき、各社外取締役との間で、会社法第425条第1項に定める最低責任限度額まで社外取締役の責任を限定する契約を締結しています。

・当社は、当社の取締役全員を被保険者とする会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しています。当該保険契約では、被保険者が会社の職務執行に関して行った行為(不作為を含みます。)に起因して損害賠償請求がなされたことにより、被保険者が被る損害賠償金や訴訟費用等が填補されることとなり、被保険者の全ての保険料を当社が全額負担しています。

・本報告書提出時点の取締役会及び監査役会の構成は以下のとおりです。

 -取締役会:

 安永竜夫(議長)、堀健一、内田貴和、藤原弘達、大間知慎一郎、米谷佳夫、吉川美樹、宇野元明、竹増喜明、

 小林いずみ(社外取締役)、ジェニファー ロジャーズ(社外取締役)、サミュエル ウォルシュ(社外取締役)、内山田竹志(社外取締役)、江川雅子(社外取締役)

 -監査役会:

 鈴木愼、塩谷公朗、松山遙(社外監査役)、小津博司(社外監査役)、森公高(社外監査役)

・当社は取締役会の諮問機関として以下の3つの委員会を設置しています。本報告書提出時点の各委員会の構成は以下のとおりです。

-「ガバナンス委員会」

構成:委員長 会長(安永竜夫

委員  社長(堀健一)、CSO(チーフ・ストラテジー・オフィサー)(大間知慎一郎)、社外取締役3名(ジェニファー ロジャーズ・サミュエル ウォルシュ・江川雅子)、社外監査役1名(松山

役割期待:当社のコーポレート・ガバナンスの継続的なモニタリング実施と更なる充実のための施策の検討を通じ、経営の透明性・公正性を高め、コーポレート・ガバナンスの継続的な向上を図る。

機能:当社のコーポレート・ガバナンスに係わる基本方針・施策に関する検討、並びに当社のコーポレート・ガバナンスの更なる充実のための施策として取締役会の構成・人数・議題の検討、及び指名委員会・報酬委員会での審議・検討事項の提案を含む取締役会の諮問委員会のあり方の検討。

-「指名委員会」

構成:委員長 社外取締役(小林いずみ)

委員  会長安永竜夫)、社長(堀健一)、社外取締役1名(内山田竹志)、社外監査役1名(小津博司

CHRO(チーフ・ヒューマン・リソース・オフィサー)(竹増喜明)が事務局長を務める。

役割期待:当社取締役及び執行役員の指名プロセスに関し、社外役員が関与することにより透明性・客観性を高め、役員指名の公正性を担保する。

機能:当社取締役及び執行役員の指名に関する選解任基準・選解任プロセスの検討、最高経営責任者(CEO)等の後継者計画の策定、並びに取締役人事案に対する評価、並びに役員の解任に係る審議。

-「報酬委員会」

構成:委員長 社外監査役(森公高)

委員  CFO(チーフ・フィナンシャル・オフィサー)(内田貴和)、CHRO(竹増喜明)、社外取締役2名(小林いずみ・江川雅子

役割期待:当社取締役及び執行役員の報酬に関する決定プロセスにつき、社外役員の関与により透明性と客観性を高めるとともに継続的なモニタリング実施を通じ、役員報酬の公正性を担保する。

機能:当社取締役及び執行役員の報酬・賞与に関する体系・決定プロセスの検討、並びに取締役報酬・賞与案に対する評価、並びに執行役員評価・賞与案に対する評価。

・取締役会は、毎年、各取締役の自己評価なども踏まえ、取締役会の実効性について、分析・評価を行い、その結果の概要を開示します。当連結会計年度の評価手続き及び結果の概要は、第4.4(1)④(a)(i)に記載のとおりです。

 

(b)業務執行・内部統制体制

・当社の経営執行における最高責任者は社長であり、国内の事業本部長及び海外地域本部長等は、社長から業務執行上の権限を委譲され、また、社長に対して責任を負います。当社は、会社経営全般に関する基本方針及び重要事項を審議し決定するため経営会議を設置しています。経営会議は、取締役会長、社長(議長)、コーポレートスタッフ部門担当役員及び社長が指名する代表取締役または執行役員をもって構成し、原則として毎週開催されます。経営会議に付議された事項は構成員の協議の結果を徴して社長が決定します。

・社長直轄の組織である内部監査部が当社の内部統制の整備・運用状況を検証します。当社は、2011年4月のNASDAQ上場廃止及び同7月のSEC登録廃止の結果、2012年3月期以降、米国企業改革法への対応から本邦基準に則った内部統制の構築へと体制が移行しました。体制移行後においても、企業会計審議会が公表した「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」並びに「財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準」に示されている内部統制の基本的枠組み(フレームワーク)の下、内部統制を(1)「業務の有効性と効率性の向上」、(2)「会計基準への準拠、及び財務報告の信頼性の確保」、(3)「法令、法令に準ずる規範、並びに経営理念及びこれを反映した各種行動規範を含む社内ルールの遵守」、(4)「会社資産の保全」の4つの目的を達成し、また、「統制環境」、「リスクの評価」、「統制活動」、「情報と伝達」、「監視活動(モニタリング)」、「IT(情報技術)への対応」の6つの要素にて構成される「経営者が業務執行組織を統制する仕組み」と位置づけ、従来と同水準の内部統制体制を継続しています。

・当社では、業務執行及び内部統制に係る各種主要委員会を以下のとおり設置し、益々増大・多様化する広範なリスク・業態に対応しています。

-「コンプライアンス委員会」

経営会議の下部組織(社外弁護士がオブザーバーとして参加)として、当社コンプライアンス体制の整備及びその有効性の維持・向上を図ります。

-「開示委員会」

経営会議の下部組織として、当社における法定開示・適時開示並びに重要なその他の開示物及び開示行為に関する原則・基本方針の策定や社内体制の整備、また開示情報の重要性・妥当性の判定・判断を行います。

-「J-SOX委員会」

経営会議の下部組織として、当社における内外連結ベースでの財務報告の信頼性を確保するための体制の整備、及びその有効性の維持・向上を図ります。

-「ポートフォリオ管理委員会」

経営会議の諮問機関として、ポートフォリオ戦略・投融資方針の策定、ポートフォリオのモニタリング、重要案件の個別審査にあたります。

-「情報戦略委員会」

経営会議の諮問機関として、全社情報戦略・IT及びDX戦略の策定、経営基盤構築や情報戦略推進体制に関する重要方針の策定とモニタリング等にあたります。

-「サステナビリティ委員会」

経営会議の下部組織として、持続可能性(サステナビリティ)並びにESG(環境・社会・ガバナンス)課題に係る当社経営方針及びサステナビリティ経営をより意識した経営の推進に向けた企画・立案・提言を行います。

-「ダイバーシティ推進委員会」

経営会議の諮問機関として、当社ダイバーシティ推進の基本方針・基本計画の立案、重点課題の策定と推進を行います。

-「危機対策本部」

危機対応のための臨時・非常設の社長直轄組織として、危機対応に関する全ての事項について、通常の社内決定機関に代わって必要な意思決定を行います。本部長には社長があたります。

 

 

当社のコーポレート・ガバナンス及び内部統制の全体の仕組みを図示すると以下のとおりとなります。

 

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③内部統制システムの整備状況

当社は、内部統制プロセスの構築にあたり、企業会計審議会が示している内部統制の基本的枠組みに則り、「業務の有効性と効率性の向上」、「会計基準への準拠、及び財務報告の信頼性の確保」、「法令、法令に準ずる規範、並びに経営理念及びこれを反映した各種行動規範を含む社内ルールの遵守」、「会社資産の保全」の達成を目的として、以下の制度を導入しています。

 

(a)リスク管理体制

多様な事業の履行に伴う損失の危険(「リスク」)は、各事業本部及び海外地域本部長等が委譲された権限の範囲内で管理します。当社の事業運営に伴うリスクには、信用リスク、市場リスク、関係会社の事業運営リスク、カントリーリスクなどの定量的リスクと、コンプライアンス・リスクやオペレーショナル・リスクのような定性的リスクがあります。各事業単位においては、定量的リスクへの対処として、ポジション限度や損切り限度の事前設定、専門部署によるポジションのモニタリングなどが、定性的リスクへの対処として、関連社内規則の遵守が義務付けられます。各事業本部及び海外拠点の長に委譲された権限を超えるリスクを負担する場合は、「稟議制度」により重要度に応じ、経営会議の決定、または、関係代表取締役若しくは関係役付執行役員の決裁を得ることを要します。

更に、「②当社におけるコーポレート・ガバナンス体制」に記載のとおり、執行役員及びコーポレートスタッフ部門の部長から構成される業務執行・内部統制体制に係る委員会として、ポートフォリオ管理委員会、コンプライアンス委員会、開示委員会、J-SOX委員会、サステナビリティ委員会、危機対策本部などの組織が全社レベルでのリスク管理体制の設計・整備や重要なリスクへの対処にあたります。コーポレートスタッフ部門各部は、担当する分野のリスクについて、全社ポジションの監視、所定の権限の範囲内でのコントロール、及び担当取締役及び執行役員の補佐にあたります。

 

(b)財務報告に係る内部統制

当社はSEC登録の廃止に伴い、2012年3月期以降は金融商品取引法に基づく内部統制報告制度へ準拠した対応を行っています。同対応について、当社は、全社的な統制に加え、会計・決算、IT、及び業務プロセスに係る内部統制の有効性につき評価対象部署による自己評価及び独立部署によるテスティングを実施してきました。これらを総合的に評価した結果、当社経営者は、2021年3月期の当社の財務報告に係る内部統制は有効であることを確認しました。

 

(c)情報システムの構築運営、情報セキュリティに関する内部統制

当社はIT利活用に対する基本理念を「IT基本方針」として宣言し、社員の更なる意識向上、ITガバナンスの浸透を図っています。

当社のグローバル・グループ情報戦略に係る重要方針に関しては、「情報戦略委員会規程」に基づいて設置された情報戦略委員会の審議を経て経営方針に沿い策定されています。

また、同委員会を中心とした体制のもと、情報システムの構築運営や情報セキュリティ面で必要となる以下の各規程の整備を通じて、情報漏えいやサイバー攻撃等の想定される各種リスクの管理を含む内部統制体制の強化を進めています。

「情報システム管理規程」:情報資産の調達・導入からその運用方法を規定。

「ITセキュリティ規程」:ITセキュリティ面でのシステム主管部の行動原則を規定。

「情報管理規程」   :情報リスク管理体制、情報管理に関する基本事項を規定。

「個人情報保護規程」 :事業遂行上必要となる個人情報の取扱に関する規程。(国内のみが対象)

「サイバーセキュリティ対策に関する規程」:サイバー攻撃等への予防及び事件発生時の緊急対策に関する規程。

 

(d)コンプライアンス体制

チーフ・コンプライアンス・オフィサーを委員長とするコンプライアンス委員会(「②当社におけるコーポレー

ト・ガバナンス体制」を参照願います)を設けているほか、部や室におけるライン職制によるコンプライアンス管理に加えて、国内外の各本部及び支社支店等にコンプライアンス統括責任者を設置しています。

当社は「三井物産役職員行動規範」を定め、また子会社においても同等の行動規範を定め、その継続的な点検により遵守状況の改善に努めています。さらに、グループ全体で共有すべきインテグリティやコンプライアンスに関する考え方を更に明確にするため、三井物産及びグループ各社を対象とする「三井物産グループ行動指針」を定めています。「三井物産役職員行動規範」及び「三井物産グループ行動指針」は当社ウェブサイトを参照願います。

当社は、内部通報窓口を社外弁護士及び第三者機関へのものも含め、全8ルート設置しています。国内関係会社においても、当社が指定している弁護士及び第三者機関をその関係会社の内部通報窓口として使えるようにし、匿名性を担保しつつ、より安心して利用できる報告・相談ルートを整備しています。海外拠点及び海外関係会社についても、現地の法令や特性を考慮しつつ報告・相談ルートを整備しています。また、当社は、内部通報を行った者に対し、当該内部通報を行ったこと自体を理由として不利な取り扱いを行うことを禁止し、その旨を社内規程において定め、周知徹底しています。コンプライアンス違反に対しては、就業規則に基づく懲戒を含め厳正に対応しています。

 

(e)特定事業管理制度の解消及び事業審査体制への組み込み

当社はDPF問題の発生を背景に、従来の定量リスク管理手法では不十分と判断されるリスクの高い4つの領域(「環境関連事業」・「メディカル・ヘルスケア・バイオ倫理関連事業」・「補助金受給案件」・「その他異例なレピュテーションリスクを内包する事業」)を対象とした「特定事業管理制度」を2005年4月に制定し社内審査を強化しました。2021年4月からは、より実効性のあるリスク管理を目指して、本制度を解消しこれら4領域を各事業の推進審査項目に組み込んだ体制としています。また加えて、環境リスクや人権などの社会リスクに知見のある社外専門家が委員として参加する環境・社会諮問委員より、必要に応じて案件の良質化につながる助言や当社サステナビリティ経営上の重要テーマに関する助言を得ることとしています。

 

(f)企業集団における業務の適正を確保するための体制

当社は2006年3月に「三井物産コーポレート・ガバナンス及び内部統制原則」を定め、子会社に対しては法令その他に照らして合理的な限りこれに基づく内部統制を整備・運用せしめ、持分法適用会社に対しては、他出資者と連携して、同様の内部統制を整備・運用するよう働きかけることとしています。財務報告の信頼性を確保するための内部統制については、上述の財務報告に係る内部統制の取組みを参照願います。また、関係会社毎に当社役職員から関係会社主管者を置き、「関係会社主管者職務規程」に基づく管理にあたらしめています。また、関係会社への常勤監査役の差入にあたって、主要関係会社については主管事業部ではなく内部監査部から差入れるなど監査の独立性を強化しています。

 

④コーポレート・ガバナンスの充実に向けた最近1年間における実施状況

(a)コーポレート・ガバナンスの強化の取組み

当連結会計年度における当社コーポレート・ガバナンス強化の取組みは以下のとおりです。

(i)取締役会の実効性評価

当連結会計年度における取締役会の実効性評価を以下のとおり実施しました。

<評価方法>

(1) 2021年1月に全取締役(14名)及び全監査役(5名)に対し、取締役会の構成、運営状況及び審議内容等に関するアンケートを実施(以下「2021年3月期アンケート」)しました。

(2) 同年2月2日開催の社外役員会議(全社外取締役及び全社外監査役が出席)において、取締役会の実効性に関する意見交換を実施しました。

(3) 同年2月24日、2021年3月期アンケート結果及び社外役員会議結果を踏まえ、ガバナンス委員会において議論しました。

(4) 同年3月29日開催の経営会議での議論を経て、同年4月7日開催の取締役会において、ガバナンス委員会の答申を踏まえて議論した後、2021年3月期の取締役会の実効性の評価を確定しました。

 

<アンケートの項目>

2021年3月期アンケートの質問票の大項目は以下のとおりです。設問ごとに、5段階で評価する方式とし、当該項目に関する自由コメント欄を設けています。更に、取締役会の実効性向上の進捗が把握できるよう、前年対比での改善の度合いについても3段階で評価することとしています。

Ⅰ.取締役会の構成

Ⅱ.取締役会の運営状況

Ⅲ.取締役会の審議

Ⅳ.取締役会の役割・責務

Ⅴ.諮問委員会

Ⅵ.取締役・監査役自身の職務執行

Ⅶ.取締役・監査役への支援

Ⅷ.総括

 

<実効性向上に向けた2021年3月期の取組み>

2020年3月期の取締役会の実効性評価の結果を踏まえ、取締役会及び取締役会事務局は、2021年3月期は以下の点に取り組みました。

 

(1) 取締役会運営上の対応の更なる向上

従来、1件当たり30分の事前ブリーフィングの時間を設けていましたが、2020年3月期の取締役会実効性評価アンケート結果を踏まえ、事業本部案件については事前ブリーフィングの時間を1件当たり45分と長めに設定し、説明の充実化を図りました。また、フリーディスカッションを追加して実施すべきとの意見があったことを踏まえ、フリーディスカッションを2021年3月期に2回実施しました。これに加え、減損案件についてのキャッシュ・フロー及びIRR推移を含む取締役会資料における情報提供の充実に取り組んだ他、取締役会承認案件についての進捗報告の充実等にも取り組みました。

2021年3月期アンケートでは、取締役会運営上の対応の更なる向上に関し、社外役員の大多数が肯定的に評価しています。事前ブリーフィングがより充実したとの意見があった一方で、審議項目の多い日と少ない日があり、平準化に工夫の余地がある旨の意見もありました。

 

(2) 全体戦略の議論における取締役会実効性の更なる向上について

2021年3月期においては、前期の実効性評価結果も踏まえ、フリ―ディスカッションを2回実施しました。2020年11月には、①「ESG及び当社Materialityを勘案した持続的な収益成長戦略」及び②「DX戦略」をテーマとして、2021年3月には、「Mitsui Engagement Survey(当社及び当社グループ社員を対象としたEngagementに関するアンケート結果)」をテーマとして、取締役・監査役でのフリーディスカッションを実施、活発な議論を行いました。

2021年3月期アンケートでは、フリーディスカッションに関し、社外役員の全員が肯定的に評価している他、巨視的なテーマを討議する上でフリーディスカッションが2021年3月期も有効との意見、社会環境が変化する中、より踏み込んだ議論が実施されているとの意見、この1年間で大きな会社の方向性がより議論されたといった意見もありました。

(3) 諮問委員会の役割期待の明確化について

2020年3月期の実効性評価プロセスにおける社外役員会議、ガバナンス委員会及び取締役会において各諮問委員会の役割期待を明確にすべきとの意見があったことを踏まえ、2020年5月14日開催のガバナンス委員会での議論を経て、同年6月10日開催の取締役会において、ガバナンス委員会・指名委員会・報酬委員会夫々の機能を整理し、役割期待を新たに設定する形で「三井物産コーポレート・ガバナンス及び内部統制原則」並びに「取締役会の諮問委員会に関する内規」を改正しました。

2021年3月期アンケートでは、諮問委員会の役割期待の明確化に関し、社外役員の大多数が肯定的に評価している他、関連する規程改正により明確化が図られた旨の多数の意見がありました。

 

<評価結果の概要>

2021年3月期アンケート、社外役員会議での意見交換、並びにガバナンス委員会、経営会議及び取締役会での審議の結果、2021年3月期の取締役会の実効性については以下の内容が確認されました。

・以下課題に対し、2021年3月期における更なる実効性に向けた取り組みとして夫々対応したことを確認した。

-「取締役会運営上の対応の更なる向上」:事前ブリーフィングの充実化、フリーディスカッションの2回実施、減損案件についてのキャッシュ・フロー及びIRR推移を含む取締役会資料における情報提供の充実、取締役会承認案件についての進捗報告の充実等。

-「全体戦略の議論における取締役会実効性の更なる向上」:上述の通りのテーマにて2021年3月期は、2回のフリーディスカッションを実施。

-「諮問委員会の役割期待の明確化」:各諮問委員会の役割期待・機能について関連規程を改正し整理。

・取締役会の構成につき、江川取締役就任により社外役員における多様性が向上した。

・取締役会の運営状況につき、取締役会事務局による早期の資料送付等、情報提供の質が向上した。

・丁寧な事前ブリーフィングでの説明・時間を確保した上で当日審議の実施が行われ、コーポレート・ガバナンスを強く意識している。

・コロナ禍にあって感染予防に十分配慮した運営が取られ、取締役会では自由闊達な議論が行われている。

 

上記の内容を総括した結果、当社取締役会は、2021年3月期の取締役会の実効性は適切に確保されていると判断しました。一方で、実効性を更に高めていくための課題として、次に示す事項について取り組んでいく必要性が認識されました。

 

<更なる実効性向上に向けた取組み>

最適な取締役の全体数・社内外比率・社内取締役数・機関設計に関する継続的検討:

2021年3月期アンケート、社外役員会議での意見交換、並びにガバナンス委員会では、以下のような意見がありました。

- 取締役の全体数に関し、多様性という観点から現在の員数は必要と考えられる反面、議論しようとする場合やや多いとの意見。

- 社内外比率に関し、社外取締役の人数に対し社内取締役が多いと感じるが事業ポートフォリオを考えると仕方ないと思われるとの意見。

- 社内取締役数に関し、社内取締役の数は減らしても良いとの意見や社内取締役の人数をどうするかは将来的な検討課題との意見。

- 機関設計はガバナンスの基本となるためガバナンス委員会において継続検討をお願いするとの意見。

- ガバナンス委員会において、最適な取締役の全体数・社内外比率・機関設計について他社動向等やベンチマークも踏まえながら議論すべきとの意見。

 

これらの意見も踏まえ、他社動向も勘案しつつ、最適な取締役の全体数・社内外比率・社内取締役数・機関設計に関し、ガバナンス委員会を中心に継続的審議・検討を行っていきます。

 

当社取締役会は、上記の点を含め、取締役会の実効性の維持・向上に引き続き取り組み、取締役会による経営に対する万全の監督を担保するとともに、持続的な企業価値の向上を目指します。

 

(ⅱ)その他の取組み

ア 取締役会の諮問機関の開催状況

・ガバナンス委員会は、合計4回開催し、諮問委員会の役割期待の見直し、2021年3月期取締役会・フリーディスカッション年間議題テーマ、取締役会実効性評価等について、社外役員の視点も交えて討議を行いました。

・指名委員会は、合計9回開催し、CEOサクセッションプランの検討・策定・審議(候補者の検討・審議)、スキルマトリクス・次世代リーダー像の継続検討等を審議しました。

・報酬委員会は合計3回開催し、改正会社法に沿った取締役の報酬(基本報酬・賞与・株式報酬)の個人別報酬の決定方針についての審議、執行役員評価連動賞与の決定プロセスのレビュー等について審議しました。

 

イ 社外役員会議の開催状況

社外役員会議を合計13回開催し、中期経営計画・決算等に対する市場の反応・関心事、DX総合戦略、気候変動関連/脱炭素対応に関する執行側の検討・取組状況等について議論しました。

 

(b)内部統制強化のための諸施策

当連結会計年度における業務執行及び内部統制に係る委員会の取組みは以下のとおりです。

・コンプライアンス委員会において年4回、また、経営会議、取締役会において年2回コンプライアンス体制の状況につき報告、それぞれの場で活発に議論を行いました。また、役職員のコンプライアンスの徹底及びインテグリティの浸透の取組みとして、ハンドブックの配布、各種研修等を実施するとともに、2020年11月には、当社経営理念(MVV)におけるValuesに因んで「Act with integrity」をテーマにWith Integrity月間を設け、セミナー、意見・情報交換等を行いました。当社及び主要な国内関係会社において意識調査アンケートを実施し、当社グループでのコンプライアンス意識浸透状況を把握し、主要な国内関係会社には研修を行いハンドブックを展開するほか、関係会社の実効的なコンプライアンス体制の整備・運用することに資するため「関係会社コンプライアンス体制整備ガイドライン」を策定、運用を開始するなど、関係会社におけるコンプライアンス体制強化に向けた支援を行いました。発見統制の更なる強化を目的として、コンプライアンスに関する問題で何かおかしいと思うことがあったら声を挙げる“Speak Up”を促すメッセージの継続的な発信、ポスターの社内掲示、内部通報制度紹介動画のイントラ掲載等の取組を進め、内部通報制度への信頼性向上に努めました。また、国内外の独占禁止法及び贈賄防止法に抵触するまたはその疑義のある事案について、海外現地法人や国内外子会社の役職員からの通報を当社本店法務部コンプライアンス室で一元的に受け付ける「グローバル・グループ・ホットライン」を導入しております。当連結会計年度は当該ホットラインの展開国の拡充を進めました。

・開示委員会は合計4回開催し、各種開示物及び開示行為に関する原則・方針を策定したほか、開示内容の妥当性の判定・判断を行いました。

・J-SOX委員会は合計2回開催し、2021年3月期の財務報告に係る内部統制の状況の把握及び有効性の維持・向上に向けた全社的対応等の検討を行いました。

・ポートフォリオ管理委員会は、合計12回開催しました。全社ポートフォリオのモニタリング、資産効率やサステナビリティ観点からのポートフォリオ戦略に関する議論、全社キャッシュ・フロー・アロケーションの進捗や、中期経営計画で定めたStrategic Focus分野における取組方針・戦略の確認を行い、全社レベルでの適切なリスク管理を継続しました。

・情報戦略委員会は、合計6回開催しました。DX事業戦略・Data Driven(DD)経営戦略・DX人材戦略から成る「DX総合戦略」を策定したほか、新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレワーク常態化の下でのセキュリティ対策、業務プロセス見直しや基幹システム更新に関する討議を行いました。

・サステナビリティ委員会は合計8回開催し、気候変動関連シナリオ分析・社内カーボンプライシング制度の導入や、英国現代奴隷法、サーキュラーエコノミーへの取組状況及び方針などを審議しました。

・ダイバーシティ推進委員会は、構成員について委員長、人事総務部長、経営企画部長に加えて、当連結会計年度は海外Executive Vice Presidentや事業本部長を含む6名を受け入れ多様なメンバー構成を確保しました。開催頻度は年3回で、主に「Mitsui Engagement Survey」の結果、グローバルでのタレントマネジメント施策及び女性活躍推進に関する施策を討議しました。

 

⑤その他当社定款規定について

(a)取締役の選任の決議要件

当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主の出席を要する旨を定款に定めています。また、取締役の選任決議は累積投票によらない旨も定款に定めています。

 

(b)自己の株式の取得の決定機関

当社は、機動的な資本政策の遂行を可能にするため、取締役会の決議をもって自己の株式を市場取引等により取得することができる旨を定款に定めています。

 

(c)株主総会の特別決議要件

当社は、株主総会の円滑な運営を行なうため、会社法第309条第2項に定める株主総会の決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって決する旨を定款に定めています。

 

(d)中間配当

当社は、株主への機動的な利益還元を行うため、取締役会の決議によって毎年9月30日を基準日として中間配当を行うことができる旨を定款に定めています。

 

(e)取締役及び監査役の責任軽減

当社は、取締役及び監査役が、職務を遂行するにあたり、期待される役割を充分に発揮できるよう、取締役会の決議によって、法令の定める範囲内で、取締役及び監査役の責任を免除できる旨を定款に定めています。

 

(2)【役員の状況】

① 役員一覧

男性15名 女性4名 (役員のうち女性の比率21.1%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有

株式数

代表取締役

会長

安永 竜夫

1960年12月13日

 

1983年 4月

当社入社

2008年 5月

当社プロジェクト業務部長

2010年 7月

当社経営企画部長

2013年 4月

当社執行役員、

機械・輸送システム本部長

2015年 4月

当社社長(CEO)

同 年 6月

当社代表取締役、社長(CEO)

2021年 4月

現職に就任

 

(注)1

214,047

代表取締役

社長

CEO

堀 健一

1962年1月2日

 

1984年 4月

当社入社

2009年10月

当社商品市場部長

2010年 7月

当社IR部長

2013年 4月

当社経営企画部長

2014年 4月

当社執行役員、

経営企画部長

2016年 4月

当社執行役員、

ニュートリション・アグリカルチャー

本部長

2017年 4月

当社常務執行役員、

ニュートリション・アグリカルチャー

本部長

2018年 4月

当社常務執行役員

同 年 6月

当社代表取締役、

常務執行役員

2019年 4月

当社代表取締役、

専務執行役員

2021年 4月

現職に就任

 

(注)1

44,337

代表取締役

副社長

執行役員

CFO

内田 貴和

1960年9月24日

 

1983年 4月

当社入社

2011年 6月

当社市場リスク統括部長

2012年 4月

当社総合資金部長

2014年 4月

当社執行役員、

財務部長

2017年 4月

当社常務執行役員、

財務部長

2018年 4月

当社常務執行役員、CFO

同 年 6月

当社代表取締役、

常務執行役員、CFO

2019年 4月

当社代表取締役、

専務執行役員、CFO

2020年 4月

現職に就任

 

(注)1

76,312

代表取締役

副社長

執行役員

藤原 弘達

1961年1月10日

 

1984年 4月

当社入社

2010年 6月

当社LNG第二事業部長

2012年10月

当社天然ガス第一部長

2014年 4月

当社執行役員、

エネルギー業務部長

2015年 4月

当社執行役員、

エネルギー第二本部長

2017年 4月

当社常務執行役員、

エネルギー第二本部長

2019年 4月

当社専務執行役員、CCO

同 年 6月

当社代表取締役、

専務執行役員、CCO

2020年 4月

当社代表取締役、

専務執行役員、CHRO、CCO

2021年 4月

現職に就任

 

(注)1

68,087

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有

株式数

代表取締役

副社長

執行役員

CSO

大間知 慎一郎

1960年7月18日

 

1984年 4月

当社入社

2011年 4月

当社鉄鉱石部長

2012年 4月

当社金属資源副本部長

2014年 4月

当社執行役員、

事業統括部長

2015年 4月

当社執行役員、

金属資源本部長

2017年 4月

当社常務執行役員、

金属資源本部長

2019年 4月

当社専務執行役員、

インド総代表兼インド三井物産㈱社長

2020年 4月

当社専務執行役員、CSO

同 年 6月

当社代表取締役、

専務執行役員、CSO

2021年 4月

現職に就任

 

(注)1

58,691

代表取締役

専務執行役員

CDIO

米谷 佳夫

1962年4月11日

 

1985年 4月

当社入社

2010年 3月

当社プロジェクト業務部長

2013年 4月

当社プロジェクト本部長補佐

2014年 5月

当社アジア・大洋州副本部長

2015年 4月

当社執行役員、

アジア・大洋州副本部長

2016年 4月

当社執行役員、

プロジェクト本部長

2019年 4月

当社常務執行役員

同 年 6月

当社代表取締役、

常務執行役員

2020年 4月

現職に就任

 

(注)1

41,912

代表取締役

専務執行役員

吉川 美樹

1961年12月26日

 

1984年 4月

当社入社

2007年10月

当社物流事業推進部長

2008年 4月

当社食料・リテール物流部長

2010年10月

当社リテール事業部長

2012年 2月

当社アジア・大洋州本部

食料・リテール商品本部長兼

アジア・大洋州三井物産㈱SVP

2015年 4月

当社執行役員、

食糧本部長

2016年 4月

当社執行役員、

食料本部長

2019年 4月

当社常務執行役員、

食料本部長

2020年 4月

当社専務執行役員

同 年 6月

現職に就任

 

(注)1

33,045

代表取締役

専務執行役員

宇野 元明

1960年8月18日

 

1984年 4月

当社入社

2011年 4月

当社鋼材第二事業部長

2013年 4月

当社エネルギー鋼材事業部長

2015年 4月

当社金属業務部長

2016年 4月

当社執行役員、

インドネシア三井物産㈱社長

2019年 4月

当社常務執行役員、

インドネシア三井物産㈱社長

2020年 4月

当社常務執行役員、

アジア・大洋州本部長兼

アジア・大洋州三井物産㈱社長

2021年 4月

当社専務執行役員

同 年 6月

現職に就任

 

(注)1

44,428

代表取締役

常務執行役員

CHRO

CCO

竹増 喜明

1962年8月30日

 

1985年 4月

当社入社

2011年 4月

当社アグリサイエンス事業部長

2015年 4月

当社アジア・大洋州本部CAO兼

アジア・大洋州三井物産㈱SVP兼業務部長

2018年 4月

当社執行役員人事総務部長

2021年 4月

当社常務執行役員、CHRO、CCO

同 年 6月

現職に就任

 

(注)1

18,115

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有

株式数

取締役

小林 いずみ

1959年1月18日

 

1981年 4月

三菱化成工業㈱(現 三菱ケミカル㈱)

入社

1985年 6月

メリルリンチ・フューチャーズ・ジャパン㈱入社

2001年12月

メリルリンチ日本証券㈱ 代表取締役社長

2002年 7月

㈱大阪証券取引所社外取締役

2008年11月

世界銀行グループ多数国間投資保証機関 長官

2014年 6月

現職に就任

 

(注)1

4,853

取締役

ジェニファー

ロジャーズ

1963年6月22日

 

1989年 9月

Haight Gardner Poor & Havens法律事務所(現 Holland & Knight LLP)入所

1990年12月

弁護士登録(ニューヨーク州)

1991年 2月

㈱日本興業銀行(現 ㈱みずほ銀行)

ニューヨーク支店入行

1994年12月

メリルリンチ日本証券㈱入社

2000年11月

Merrill Lynch Europe Plc

2006年 7月

Bank of America Merrill Lynch(香港)

2012年11月

アシュリオンジャパン・ホールディングス合同会社ゼネラル・カウンセル アジア(現任)

2015年 6月

現職に就任

2018年 6月

川崎重工業㈱社外取締役(現任)

2019年 6月

日産自動車㈱社外取締役(現任)

2021年 1月

American Chamber of Commerce in Japan(在日米国商工会議所)President

(現任)

 

(注)1

7,023

取締役

サミュエル

ウォルシュ

1949年12月27日

 

1972年 2月

General Motors Holden's Limited入社

1987年 6月

Nissan Motor Australia入社

1991年 9月

Rio Tinto Limited入社

2013年 1月

Rio Tinto Limited CEO

2017年 6月

現職に就任

 

(注)1

9,300

取締役

内山田 竹志

1946年8月17日

 

1969年 4月

トヨタ自動車工業㈱(現トヨタ自動車㈱)入社

1998年 6月

同社取締役

2001年 6月

同社常務取締役

2003年 6月

同社専務取締役

2005年 6月

同社取締役副社長

2012年 6月

同社取締役副会長

2013年 6月

同社取締役会長(現任)

2019年 6月

現職に就任

 

(注)1

9,238

取締役

江川 雅子

1956年9月7日

 

1980年 4月

シティバンク、エヌ・エイ東京支店入社

1986年 9月

ソロモン・ブラザーズ・インクニューヨーク本店入社

1988年 6月

ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社(現 シティグループ証券会社)東京支店 入社

1993年12月

エス・ジー・ウォーバーグ証券会社(現 UBS証券会社)東京支店入社

2001年11月

ハーバード・ビジネス・スクール日本リサーチ・センター長

2009年 4月

東京大学理事

2014年 3月

旭硝子㈱(現 AGC㈱)社外取締役

2015年 6月

東京海上ホールディングス㈱社外取締役(現任)

同 年 6月

三井不動産㈱社外取締役(2021年6月退任予定)

同 年 9月

一橋大学大学院商学研究科(現 経営管理研究科)教授

2019年 7月

日本証券業協会副会長、自主規制会議議長(現任)

2020年 4月

一橋大学大学院経営管理研究科特任教授(現任)

同 年 6月

現職に就任

 

(注)1

932

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有

株式数

常勤監査役

鈴木 愼

1958年4月13日

 

1981年 4月

当社入社

2007年 4月

当社電力プロジェクト部長

2008年 4月

当社電力第一部長

2010年 5月

当社プロジェクト本部長補佐

2011年 4月

当社執行役員、

南西アジア総代表

2013年 4月

当社常務執行役員、

南西アジア総代表

2015年 4月

当社専務執行役員、CCO

同 年 6月

当社代表取締役、

専務執行役員、CCO

2017年 4月

当社代表取締役、

副社長執行役員、CCO

2019年 4月

当社取締役

同 年 6月

現職に就任

 

(注)3

78,521

常勤監査役

塩谷 公朗

1960年10月14日

 

1984年 4月

当社入社

2012年 4月

当社セグメント経理部長

2013年 4月

当社フィナンシャルマネジメント第一部長

2015年 4月

当社執行役員、

経理部長

2019年 4月

当社執行役員、監査役室付

同 年 6月

現職に就任

 

(注)3

12,060

監査役

松山 遙

1967年8月22日

 

1995年 4月

東京地方裁判所判事補任官

2000年 7月

弁護士登録

同 年 7月

日比谷パーク法律事務所入所

2002年 1月

同所パートナー(現任)

2014年 6月

現職に就任

 

(注)2

2,430

監査役

小津 博司

1949年7月21日

 

1974年 4月

検事任官

2007年 7月

法務事務次官

2012年 7月

検事総長

2014年 9月

弁護士登録

2015年 6月

現職に就任

 

(注)3

2,071

監査役

森 公高

1957年6月30日

 

1980年 4月

新和監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)入所

2000年 6月

同監査法人 代表社員

2004年 6月

同監査法人 金融本部長

2006年 6月

同監査法人 本部理事

2011年 7月

同監査法人 KPMGファイナンシャルサービス・ジャパン チェアマン

2013年 7月

森公認会計士事務所設立

同 年同月

日本公認会計士協会会長

2016年 7月

日本公認会計士協会相談役(現任)

2017年 6月

現職に就任

 

(注)4

5,878

731,280

(注)1.2021年6月18日開催の定時株主総会から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。

2.2018年6月21日開催の定時株主総会から4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。

3.2019年6月20日開催の定時株主総会から4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。

4.2021年6月18日開催の定時株主総会から4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時まで。

5.小林いずみ、ジェニファー ロジャーズ、サミュエル ウォルシュ、内山田竹志及び江川雅子の各氏は社外取締役です。

松山遙、小津博司及び森公高の各氏は社外監査役であり、また鈴木愼及び塩谷公朗の両氏は常勤監査役です。

6.松山遙氏の戸籍上の氏名は、加藤遥です。

 

2002年4月1日付けで執行役員制度を導入しました。2021年6月18日現在の陣容は次のとおりです。

役位

氏名

 

*社長

堀  健一

CEO(最高経営責任者)、危機対策本部本部長

*副社長執行役員

内田 貴和

CFO(チーフ・フィナンシャル・オフィサー)、コーポレートスタッフ部門(CFO統括部、経理部、財務部、リスクマネジメント部、IR部、フィナンシャルマネジメント第一部/二部/三部/四部 管掌)、開示委員会委員長、J-SOX委員会委員長

*副社長執行役員

藤原 弘達

エネルギー第一本部、エネルギー第二本部、ベーシックマテリアルズ本部、パフォーマンスマテリアルズ本部、米州本部 管掌

*副社長執行役員

大間知慎一郎

CSO(チーフ・ストラテジー・オフィサー)、コーポレートスタッフ部門(経営企画部、事業統括部、広報部、サステナビリティ経営推進部 管掌)、国内ブロック・地域ブロック(欧州ブロック、中東・アフリカブロック)管掌、ポートフォリオ管理委員会委員長、サステナビリティ委員会委員長

*専務執行役員

米谷 佳夫

CDIO(チーフ・デジタル・インフォメーション・オフィサー)、デジタル総合戦略部、プロジェクト本部、モビリティ第一本部、モビリティ第二本部、エネルギーソリューション本部、ICT事業本部 管掌、情報戦略委員会委員長

*専務執行役員

吉川 美樹

食料本部、流通事業本部、ニュートリション・アグリカルチャー本部、ウェルネス事業本部、地域ブロック(東アジアブロック、CISブロック、韓国三井物産㈱) 管掌

専務執行役員

北川 慎介

㈱三井物産戦略研究所代表取締役社長

*専務執行役員

宇野 元明

鉄鋼製品本部、金属資源本部、コーポレートディベロップメント本部、アジア・大洋州本部 管掌

専務執行役員

永冨 公治

アジア・大洋州本部長

専務執行役員

上野 佐有

米州本部長

常務執行役員

剱  弘幸

豪州三井物産㈱社長

常務執行役員

目黒 祐志

CIS総代表

常務執行役員

宮田 裕彦

欧州総代表

常務執行役員

加藤 丈雄

タイ国三井物産㈱社長

常務執行役員

小寺 勇輝

ブラジル三井物産㈱社長

常務執行役員

平林 義規

人事総務部長

*常務執行役員

竹増 喜明

CHRO(チーフ・ヒューマン・リソース・オフィサー)兼CCO(チーフ・コンプライアンス・オフィサー)、コーポレートスタッフ部門担当(監査役室、秘書室、人事総務部、法務部、ロジスティクス戦略部、新本社ビル開発室 管掌)、BCM(災害時事業継続管理)、新社屋建設 管掌、コンプライアンス委員会委員長、ダイバーシティ推進委員会委員長、緊急対策本部本部長

常務執行役員

野崎 元靖

エネルギー第二本部長

常務執行役員

森安 正博

東アジア総代表

執行役員

高田 康平

ニュートリション・アグリカルチャー本部長

執行役員

山口 裕視

CSO(チーフ・ストラテジー・オフィサー)補佐兼CDIO(チーフ・デジタル・インフォメーション・オフィサー)補佐

執行役員

堀  晋一

関西支社長

執行役員

菊地原 伸一

コーポレートディベロップメント本部長

執行役員

大久保 雅治

インド総代表

執行役員

大黒 哲也

モビリティ第一本部長

執行役員

岡本 達也

モビリティ第二本部長

 

 

役位

氏名

 

執行役員

真野 雄司

デジタル総合戦略部長

執行役員

菅原 正人

ウェルネス事業本部長

執行役員

中井 一雅

プロジェクト本部長

執行役員

重田 哲也

経理部長

執行役員

川瀬  厚

内部監査部長

執行役員

藤田 浩一

鉄鋼製品本部長

執行役員

榎本 善之

フィナンシャルマネジメント第二部長

執行役員

古谷 卓志

ベーシックマテリアルズ本部長

執行役員

遠藤 陽一郎

食料本部長

執行役員

阿久津 剛

経営企画部長

執行役員

佐藤  理

事業統括部長

執行役員

松井  透

エネルギー第一本部長兼エネルギーソリューション本部長

執行役員

高杉  亮

コーポレートディベロップメント副本部長

執行役員

小日山 功

ICT事業本部長

執行役員

長田  務

流通事業本部長

執行役員

高野 雄市

法務部長

執行役員

垣内 啓志

パフォーマンスマテリアルズ本部長

執行役員

山口 賢一郎

フィナンシャルマネジメント第三部長

執行役員

福田 哲也

金属資源本部長

 

 (注)1.*の執行役員は、取締役を兼務しています。

2.山口裕視氏の戸籍上の氏名は山口由美です。

 

② 社外役員の状況

(a)社外取締役との関係と選任理由

- 社外取締役は、投融資案件を始めとする取締役会議案審議に必要な広汎な知識と経験を具備し、或いは経営の監督機能発揮に必要な出身分野における実績と見識を有することを選任基準としています。

- 当社は社外取締役候補者の選定に当り、経営の監督機能を遂行するため、当社からの独立性の確保を重視しています。また、多様なステークホルダーの視点を事業活動の監督に取り入れる観点から、その出身分野・性別等の多様性に留意しています。

- 当社が多岐にわたる業界・企業と商取引関係を有する総合商社であることから、個々の商取引において社外取締役との利益相反などの問題が生じる可能性もありますが、このような問題に対しては取締役会の運用・手続にて適切に対処しています。

 

2021年6月18日の株主総会において選任された社外取締役5名の当社との関係及び選任理由は以下のとおりです。

社外取締役の所有株式数については(2)役員の状況 ① 役員一覧をご参照ください。

氏名

(就任年月)

会社との関係

当該社外取締役を選任している理由

小林 いずみ

(2014年6月就任)

同氏が2019年4月まで副代表幹事を務めていた公益社団法人経済同友会に対し、当社は会費及び寄付金を支払っておりますが、過去3年間における年間支払額は当社の社外役員の独立性基準に定める寄付及び助成金の基準額(1,000万円)を下回っていることから、同氏の独立性に影響を及ぼすおそれはないと判断しています。その他、同氏と当社との間には、特別な利害関係はなく、同氏は独立性・中立性のある当社の社外取締役としての職務を適切に遂行できるものと判断します。

同氏は、民間金融機関及び国際開発金融機関の代表を務めた経験により培われた、イノベーションを生む組織運営やリスクマネジメントに関する高い見識を有しています。取締役会では多角的な視点から活発に発言し、議論を深めることに大いに貢献しています。2021年3月期は、報酬委員会の委員として、役員報酬制度・評価制度の設計に関する議論に貢献したほか、指名委員会の委員長として、CEOサクセッションプランの透明性及び実効性の向上において強いリーダーシップを発揮しました。これらの点を考慮し、引き続き当社の経営への助言と監督を行っていただくべく、社外取締役に選任しています。

ジェニファー

ロジャーズ

(2015年6月就任)

同氏と当社との間には、特別な利害関係はなく、同氏は、独立性・中立性のある当社の社外取締役としての職務を適切に遂行できるものと判断します。

同氏は、国際金融機関での勤務経験や企業内弁護士としての法務業務の経験により培われた、グローバルな視野及びリスクマネジメントに関する高い見識を有しています。取締役会ではリスクコントロールに資する有益な発言を多く行い、取締役会の監督機能の向上に大いに貢献しています。2021年3月期は、ガバナンス委員会の委員を務め、透明性の高いガバナンス体制の構築に向け、積極的に意見を述べました。これらの点を考慮し、引き続き当社の経営への助言と監督を行っていただくべく、社外取締役に選任しています。

サミュエル

ウォルシュ

(2017年6月就任)

同氏と当社との間には、特別な利害関係はなく、同氏は、独立性・中立性のある当社の社外取締役としての職務を適切に遂行できるものと判断します。

同氏は、長年に亘り、自動車産業での上級管理職及び国際的資源事業会社の最高経営責任者として培ってきたグローバルな見識と卓越した経営能力を有しています。取締役会では豊富な事業経営経験に基づき幅広い観点からの提言・指摘等を多く行い、取締役会の議論の活性化や実効性の向上に大いに貢献しています。2021年3月期は、ガバナンス委員会の委員を務め、透明性の高いガバナンス体制の構築に向け、積極的に意見を述べました。同氏のグローバル企業の経営経験や資本政策・事業投資に係る見識・知見に基づき、多角的な視点から、引き続き当社の経営への助言と監督を行っていただくべく、社外取締役に選任しています。

 

 

氏名

(就任年月)

会社との関係

当該社外取締役を選任している理由

内山田 竹志

(2019年6月就任)

同氏が取締役を務めるトヨタ自動車㈱に対し、当社及び当社連結子会社は金属製品等を販売しておりますが、過去3年間における年間売上高は、いずれも当社の年間連結取引高の0.2%未満です。また、当社及び当社連結子会社はトヨタ自動車㈱より自動車及び自動車部品等を購入しておりますが、過去3年間における年間支払額は、いずれも同社の年間取引高の0.5%未満であることから、同氏の独立性に影響を及ぼすおそれはないと判断しています。その他、同氏と当社との間には、特別な利害関係はなく、同氏は独立性・中立性のある当社の社外取締役としての職務を適切に遂行できるものと判断します。

同氏は、長年に亘り、トヨタ自動車㈱において時代が求めるモビリティ社会を実現し得る環境・安全技術の研究や、消費者が求める製品の開発を手掛けてきた経験を有しており、同社の役員として優れた経営手腕を発揮しています。取締役会ではグローバル企業におけるマネジメント経験と社会全般に対する高い見識に基づき、多角的な視点からの提言・指摘等を多く行い、取締役会の議論の活性化や実効性の向上に大いに貢献しています。2021年3月期は、指名委員会の委員として、CEOサクセッションプランを含む経営陣幹部の選任プロセスの透明性及び実効性の向上に向けた議論に貢献しました。これらの点を考慮し、引き続き当社の経営への助言と監督を行っていただくべく、社外取締役に選任しています。

江川 雅子

(2020年6月就任)

同氏と当社との間には、特別な利害関係はなく、同氏は、独立性・中立性のある当社の社外取締役としての職務を適切に遂行できるものと判断します。

同氏は、東京大学の役員としての経営の経験、グローバルな金融機関での長年の勤務経験、日本企業の経営やコーポレート・ガバナンスに関する研究を通じて培ってきた金融及び企業経営に亘る高い見識を有しています。また、日米教育委員会や財務省の審議会委員等の職務遂行など、幅広く公益にも貢献しています。2021年3月期は、ガバナンス委員会の委員を務め、透明性の高いガバナンス体制の構築に向け、積極的に意見を述べたほか、報酬委員会の委員として、役員報酬制度・評価制度の設計に関する議論に貢献しました。同氏は、直接企業経営に関与された経験はありませんが、これらの点を考慮し、引き続き当社の経営への助言と監督を行っていただくべく、社外取締役に選任しています。

 

本報告書提出時点の重要な兼職の状況は以下のとおりです。

氏 名

重要な兼職

小林 いずみ

ANAホールディングス㈱ 社外取締役

㈱みずほフィナンシャルグループ 社外取締役

オムロン㈱ 社外取締役

ジェニファー

ロジャーズ

アシュリオンジャパン・ホールディングス合同会社 ゼネラル・カウンセル アジア

川崎重工業㈱ 社外取締役

日産自動車㈱ 社外取締役

American Chamber of Commerce in Japan(在日米国商工会議所)President

サミュエル

ウォルシュ

Gold Corporation (Australia) the Perth Mint Chairman of the Board

Ma'aden Mining Limited (Saudi Arabia) Non Executive Director

内山田 竹志

トヨタ自動車㈱ 取締役会長

㈱ジェイテクト 社外取締役

㈱ジェイテクトはトヨタ自動車㈱の持分法適用関連会社です。

江川 雅子

東京海上ホールディングス㈱ 社外取締役

三井不動産㈱ 社外取締役(2021年6月退任予定)

一橋大学大学院経営管理研究科 特任教授

 

(b)2021年3月期における社外取締役の活動状況

2021年3月期における各社外取締役の活動状況は以下のとおりです。

氏 名

主な活動状況

小林 いずみ

同氏は、2021年3月期に開催された取締役会16回全てに出席し、民間金融機関及び国際開発金融機関の代表を務めた経験により培われた、イノベーションを生む組織運営やリスクマネジメントに関する高い見識を有しています。取締役会では多角的な視点から活発に発言し、議論を深めることに大いに貢献しました。2021年3月期は、報酬委員会の委員(3回全てに出席)として、役員報酬制度・評価制度の設計に関する議論に貢献したほか、指名委員会の委員長(9回全てに出席)として、CEOサクセッションプランの透明性及び実効性の向上において強いリーダーシップを発揮しました。

ジェニファー

ロジャーズ

同氏は、2021年3月期に開催された取締役会16回中15回に出席し、国際金融機関での勤務経験や企業内弁護士としての法務業務の経験により培われた、グローバルな視野及びリスクマネジメントに関する高い見識を有しています。取締役会ではリスクコントロールに資する有益な発言を多く行い、取締役会の監督機能の向上に大いに貢献しました。2021年3月期は、ガバナンス委員会の委員(4回全てに出席)を務め、透明性の高いガバナンス体制の構築に向け、積極的に意見を述べました。

サミュエル

ウォルシュ

同氏は、2021年3月期に開催された取締役会16回全てに出席し、長年に亘り、自動車産業における上級管理職及び国際的資源事業会社の最高経営責任者として培ってきたグローバルな見識、卓越した経営能力、豊富な事業経営経験に基づき、幅広い観点からの提言・指摘等を行い、取締役会の議論の活性化や実効性の向上に大いに貢献しました。2021年3月期は、ガバナンス委員会の委員(4回全てに出席)を務め、透明性の高いガバナンス体制の構築に向け、積極的に意見を述べました。

内山田 竹志

同氏は、2021年3月期に開催された取締役会16回全てに出席し、長年に亘り、トヨタ自動車㈱において時代が求めるモビリティ社会を実現し得る環境・安全技術の研究や、消費者が求める製品の開発を手掛けてきた経験を有しており、同社の役員として優れた経営手腕を発揮しています。取締役会ではグローバル企業におけるマネジメント経験と社会全般に対する高い見識に基づき、多角的な視点からの提言・指摘等を多く行い、取締役会の議論の活性化や実効性の向上に大いに貢献しました。2021年3月期は、指名委員会の委員(9回全てに出席)として、CEOサクセッションプランの透明性及び実効性の向上に向けた議論に貢献しました。

江川 雅子

同氏は、2021年3月期に開催された取締役会のうち就任後開催の12回全てに出席し、東京大学の役員としての経営の経験、グローバルな金融機関での長年の勤務経験、日本企業の経営やコーポレート・ガバナンスに関する研究を通じて培ってきた金融及び企業経営に亘る高い見識に基づき、取締役会の議論の活性化や実効性の向上に大いに貢献しました。2021年3月期は、ガバナンス委員会の委員(就任後3回全てに出席)を務め、透明性の高いガバナンス体制の構築に向け、積極的に意見を述べたほか、報酬委員会の委員(3回全てに出席)として、役員報酬制度・評価制度の設計に関する議論に貢献しました。

 

(c)社外監査役との関係と選任理由

当社は、監査体制の独立性及び中立性を一層高め、その専門的知見によって監査の実効性が一層向上することを期待して社外監査役を選任しており、社外監査役に対しては、その独立性に基づき、中立の立場から客観的に監査意見を表明することを特に期待しています。社外監査役の選定に際しては、監査役会は、会社との関係、経営者及び主要な職員との関係等を勘案して独立性に問題がないことを確認しています。

本報告書提出時点の社外監査役3名の当社との関係及び選任理由は以下のとおりです。

社外監査役の所有株式数については(2)役員の状況 ① 役員一覧をご参照ください。

氏名

(就任年月)

会社との関係

当該社外監査役を選任している理由

松山  遙

(2014年6月就任)

同氏と当社との間には、特別な利害関係はなく、同氏は、独立性・中立性のある当社の社外監査役としての職務を適切に遂行できるものと判断します。

同氏には、裁判官及び弁護士としての長年の法律実務の経験により培われたコーポレート・ガバナンス及びリスクマネジメントに関する高い見識に基づき、独立かつ中立の立場から客観的に監査意見を表明することを期待して選任しています。

小津 博司

(2015年6月就任)

同氏と当社との間には、特別な利害関係はなく、同氏は、独立性・中立性のある当社の社外監査役としての職務を適切に遂行できるものと判断します。

同氏には、検事及び弁護士としての長年の法律実務の経験により培われたガバナンス及びリスクマネジメントに関する高い見識に基づき、独立かつ中立の立場から客観的に監査意見を表明することを期待して選任しています。

森  公高

(2017年6月就任)

同氏と当社との間には、特別な利害関係はなく、同氏は、独立性・中立性のある当社の社外監査役としての職務を適切に遂行できるものと判断します。

同氏には、公認会計士としての長年の経験を通じて培われた企業会計、会計監査及びリスクマネジメントに関する高い見識に基づき、独立かつ中立の立場から客観的に監査意見を表明することを期待して選任しています。

 

本報告書提出時点における重要な兼職の状況は以下のとおりです。

氏 名

重要な兼職

松山  遙

弁護士

㈱T&Dホールディングス 社外取締役

㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ 社外取締役

㈱レスターホールディングス 社外取締役

小津 博司

弁護士

トヨタ自動車㈱ 社外監査役

㈱資生堂 社外監査役

森  公高

公認会計士

㈱日本取引所グループ 社外取締役

東日本旅客鉄道㈱ 社外監査役

住友生命保険相互会社 社外取締役

 

(d)2021年3月期における社外監査役の活動状況

2021年3月期における各社外監査役の活動状況は以下のとおりです。

氏 名

主な活動状況

松山 遙

2021年3月期に開催された取締役会16回全てに出席し、また、監査役会28回全てに出席し、裁判官及び弁護士として培ってきた知識・経験等に基づき、発言を行いました。2021年3月期はガバナンス委員会の委員(4回全てに出席)を務め、透明性及び客観性あるガバナンス構築に資する意見を積極的に述べました。

小津 博司

2021年3月期に開催された取締役会16回全てに出席し、また、監査役会28回全てに出席し、検事及び弁護士として培ってきた知識・経験等に基づき、発言を行いました。2021年3月期は指名委員会の委員(9回全てに出席)を務め、CEOサクセッションプランの透明性及び実効性の向上に向けた議論に貢献しました。

森 公高

2021年3月期に開催された取締役会16回全てに出席し、また、監査役会28回全てに出席し、公認会計士として培ってきた知識・経験等に基づき、発言を行いました。2021年3月期は報酬委員会の委員長(3回全てに出席)を務め、当社の役員報酬制度の透明性向上及び評価制度の効果的な運用に関する議論の深化に強いリーダーシップを発揮しました。

 

(e)社外役員の独立性の基準

当社における社外取締役または社外監査役(以下併せて「社外役員」という)のうち、以下の各号のいずれにも該当しない社外役員は、独立性を有するものと判断されるものとします。

(1)現在及び過去10年間において当社または当社連結子会社の業務執行取締役、執行役、執行役員、支配人、従業員、理事等(以下「業務執行者」という)であった者

(2)当社の総議決権数の10%以上を直接もしくは間接に有する者または法人の業務執行者

(3)当社または当社連結子会社を主要な取引先とする者(※1) またはその業務執行者

※1 当該取引先が直近事業年度における年間取引高(単体)の5%以上の支払いを当社または当社連結子会社から受けた場合または当該取引先が直近事業年度における連結総資産の5%以上の金銭の融資を当社または当社連結子会社より受けている場合、当社または当社連結子会社を主要な取引先とする者とする。

(4)当社または当社連結子会社の主要な取引先(※2) またはその業務執行者

※2 当社または当社連結子会社が直近事業年度における当社の年間連結取引高の2%以上の支払いを当該取引先から受けた場合または当該取引先が当社または当社連結子会社に対し当社の連結総資産の2%以上の金銭を融資している場合、当該取引先を当社または当社連結子会社の主要な取引先とする。

(5)当社もしくは当社連結子会社の会計監査人またはその社員等

(6)当社より、役員報酬以外に直近の事業年度において累計1,000万円を超える金銭その他の財産上の利益を得ているコンサルタント、弁護士、公認会計士等の専門的サービスを提供する者(当該財産を得ている者が法人、組合等の団体である場合は、当該団体に所属する者をいう。)

(7)直近事業年度において当社または当社連結子会社から年間1,000万円以上の寄付・助成等を受けている者または法人の業務執行者

(8)過去3年間において(2)から(7)に該当する者

(9)現在または最近において当社または当社連結子会社の重要な業務執行者(社外監査役については、業務執行者でない取締役を含む)の配偶者もしくは二親等以内の親族(以下「近親者」という)

(10)現在または最近において(2)から(7)のいずれかに該当する者(重要でない者を除く)の近親者

 

(f)社外取締役・社外監査役に対する支援体制

・社外取締役に対しては、定例及び臨時の取締役会等に先立ち、議案の資料を事前配布するとともに事前説明を行います。

・社外監査役に対しては、常勤監査役連絡会の要旨の伝達等、常勤監査役及び監査役室より監査に資する会社の情報を適宜提供しています。定例及び臨時の監査役会・取締役会に際しては、資料の事前配布及び事前説明を行います。

・社外取締役及び社外監査役の全員に専用のノートPC及びタブレットPC(専用PC)を交付し、適時に取締役会資料を配布することにより、社外役員の議案の検討時間を確保しています。

・新型コロナウイルス感染拡大の影響により役員全員が物理的に集合する取締役会・監査役会の開催が困難・不適切な状況となったことから、2021年3月期においては、新型コロナウイルスを巡る状況に応じて、出席者の全員又は一部がWeb会議システムを利用する遠隔での取締役会・監査役会を開催しており、社外取締役・社外監査役全員に対して、専用PC上での当該Web会議システム利用環境の提供及び利用方法のサポートを行い、遠隔での会議においても実効的な議論を可能とする環境を整備しています。

・過去に開催された取締役会の資料や議事録等を格納した取締役会データベースを構築し、社外役員が専用PCを通じてアクセスできる環境を整備しています。

 

(g)役員に対するトレーニングの方針

当社は、取締役及び監査役就任の際に、株主から負託された取締役及び監査役に求められる役割(受託者責任)と法的責任を含む責務を果たすため、当社の事業・財務・組織等並びに会社法関連法令、コーポレート・ガバナンス及び内部統制に関して十分に理解を深める機会を設けます。また、必要に応じこれらを継続的に更新する機会を設けます。

 

③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

・社外取締役及び社外監査役は、取締役会・監査役会・社外役員会議を通じ、内部監査・監査役監査・会計監査の状況について情報共有及び意見交換を行い、相互連携して内部統制の監督・監査を行っています。具体的には、取締役会や監査役会において、内部監査結果及び内部監査計画、監査役会監査結果及び監査実施計画、並びに会計監査人のマネジメントレターの概要のほか、金融商品取引法に基づく内部統制に係る評価結果、コンプライアンス・プログラム運用状況、その他の内部統制に関する体制の整備・運用状況についても定期的に報告がなされます。また、社外役員会議において、会計監査の方針にかかる社外取締役、監査役及び会計監査人の間での意見交換及び情報交換を行ったほか、監査役主催による社外取締役との意見交換を行いました。

・当社にとって特に重要と常勤監査役が判断した案件については、取締役会における審議に先立って社外取締役及び監査役の間での意見交換会を開催し、社外役員に対して十分な情報提供等がなされた上で実効性ある取締役会審議がなされるように配慮しています。

 

(3)【監査の状況】

①監査役会の状況

 

   組織・人員:

・本報告書提出時点において監査役は5名であり、常勤監査役2名と社外監査役3名から構成されています。監査役のうち1名は女性で、監査役会における女性比率は20%です。監査役会は、塩谷公朗監査役及び森公高監査役を財務・会計に関する相当程度の知見を有する監査役として選任しています。塩谷公朗監査役は、1984年に当社に入社して以降、会計業務に携わり、2012年にセグメント経理部長、2015年に執行役員経理部長に就任し、2019年に現職に就任しました。森公高監査役は、公認会計士として企業会計に長年携わり、また日本公認会計士協会会長などの要職を歴任しています。

・当社は、会社法第427条第1項に基づき、各監査役との間で、会社法第425条第1項に定める最低責任限度額まで監査役の責任を限定する契約を締結しています。

・当社は、当社の監査役全員を被保険者とする会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しています。当該保険契約では、被保険者が会社の職務執行に関して行った行為(不作為を含みます。)に起因して損害賠償請求がなされたことにより、被保険者が被る損害賠償金や訴訟費用等が填補されることとなり、被保険者の全ての保険料を当社が全額負担しています

・監査役の職務遂行を補助する組織として監査役室を設置し、これに必要な適正な知識、能力を有する専任スタッフを3名以上配置することとしています。

 

監査役会の活動状況:

・監査役会は、原則として取締役会開催に先立ち定期的に開催されるほか必要に応じて随時開催されます。当連結会計年度は合計28回開催し、常勤監査役及び社外監査役の全員がすべての監査役会に出席しております。

・監査役会は、法令、定款及び監査役会規程の定めるところにより、監査に係る重要事項について報告を受け、協議を行い、または決議をします

・当連結会計年度の監査役会における主な検討事項や協議事項は、以下のとおりです。

- 監査方針、監査計画及び業務分担

- 会計監査人に関する評価

- 常勤監査役による監査活動状況

- 取締役会に付議される主要案件の内容及び審議過程

- 当社連結内部統制上の課題等の当社執行状況

- 監査上の主要な検討事項(Key Audit Matters)に関する当社及び会計監査人の対応状況

- 監査役監査基準の見直し

- 監査役選任議案への同意

- 監査役に対する通報報告

- 監査報告の検討

- 監査役会実効性評価(監査役の年間活動の振り返り)等

・監査方針の策定に関して、当社連結グループの監査においては、関係会社の地域・業種・成長発展段階が多岐にわたることに鑑み、内部統制体制の構築・運用の土台となるグループ行動指針の浸透とそれに沿った企業活動の実施の確認に重点を置いております。更に、企業活動を取り巻く外部環境の変化を捉え、ESG、新しい働き方等多角的な視点で監査方針の策定を行っております。

・年間の監査結果を踏まえ、監査役会として認識された課題につき、取締役会に対して、監査中間報告及び監査報告を行うとともに、取締役会に対する提言に関して意見交換を行い、これらの内容の社内周知を図っています。

監査役会の実効性評価に関しては、全監査役に対する個別ヒアリングをもとに、監査役会の構成及び体制、監査役会等の運営状況及び審議状況、年間の監査活動等を振り返り、監査役会における意見交換を経て、自己評価を行っています。当連結会計年度の実効性に関しては、概ね適切に確保されていると評価しました。

・監査活動においては企業活動の現場への往訪とそこで活動するグループ役職員とのコミュニケーションを重視しております。当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染拡大により海外往査等に関して制約を受けましたが、現地往訪に代えてWeb会議システムを活用した面談等により、監査品質の維持に努めました。また、有効かつ効率的な監査の実施のため、会計監査人、内部監査部との緊密な連携に加えて、関係会社において内部統制体制の構築・運用を監督する組織・役職員(関係会社の監査役、会計監査人及び内部監査組織等)との更なる連携強化にも重点を置いて取り組んでおります。

 

監査役の主な活動:

・監査役は、業務監査として、取締役の職務執行の監査、取締役会等の意思決定の監査、内部統制システムの整備・運用状況の監査、会計監査として、会計監査人の独立性の監視及び財務報告体制の監査、会計方針・会計処理等の監査、計算書類などの監査、会計監査人からの報告の監査、更に企業情報開示体制の監査にあたります。

監査役は、取締役会に出席し、議事運営、決議内容等を監査し、積極的に意見表明を行っています。また、監査役全員による会長・社長各々との会談を定期的に開催するほか、社外取締役との連携強化のため、当連結会計年度は監査役主催による社外取締役との意見交換を実施しました。

常勤監査役は、経営会議、ポートフォリオ管理委員会、情報戦略委員会、サステナビリティ委員会、開示委員会、事業本部長会議を始めとする社内の重要な会議または委員会に出席し、また、取締役及び執行役員との個別対話並びにコーポレートスタッフ部門担当役員及び部長や各事業本部長との定例会議において報告を受け意見交換を行います。その他、常勤監査役は内部監査部より内部監査の報告を受け、内部監査講評会に原則として全て出席し、被監査組織に対して所感を伝えます。

・監査役は、国内外の主要な関係会社の中から重要と位置づけられる会社を監査役会指定重要関係会社に指定し、これらを中心に関係会社を往訪し、また関係会社の監査役等との日頃の連携を通して、関係会社管理の状況の監査を行っています。その他、監査役は会計監査人との月例連絡会議において四半期毎のレビュー状況等の会計監査の状況について適時に報告を受け、当社対応状況等の監査環境についても意見交換を行います。

 

②内部監査の状況

・内部監査部は、社長の命または承認に基づき、経営目標の効果的な達成に資することを目的として、内部統制の整備・運用状況を、業務の有効性・効率性、財務報告等の信頼性、法令遵守、及び会社資産の保全の観点から評価します。また、それぞれの組織体のリスクマネジメント、コントロール、及びガバナンスの各プロセスの妥当性・有効性を評価し、その改善に向けて助言・提言を行います。

・内部監査の独立性・客観性を担保するため、内部監査部は社長直轄の組織としています。人員構成は以下のとおり、2021年3月末現在、部長1名、検査役42名(再雇用嘱託28名含む)、その他の監査担当職員20名、スタッフ13名の合計76名を、本店内部監査部(55名)、海外内部監査室(6名)、及び関係会社常勤監査役(15名)に配置しています。

・当社、海外店及び現地法人、子会社を中心とする内外関係会社を対象に行う定例監査においては、リスクマネジメント、経営・業務の有効性、コンプライアンス、適切な財務報告の視点から、内部監査規程等に則り独立・客観的な評価を行います。また、複数の組織や業務プロセスに関わる課題や安全保障貿易の管理状況に係る監査といった監査目標・項目ごとの組織横断監査、機能別に行う監査や、異例の経済的損失や信用毀損を招いた、またはそのおそれが高い事象に対し、これらの事象の全貌を把握し、責任の所在を明らかにするとともに、原因究明及び再発防止に向けた施策を提言する特命検査を実施しています。また、同部は、金融商品取引法に基づき独立部署として当社全体の財務報告に係る内部統制についての評価を取り纏め、確認した上で後述のJ-SOX委員会に付議します。

・各年度の内部監査方針は内部監査計画とともに社長の承認を得る必要があります。内部監査は、監査対象組織に対して事前の予告をして、または予告なしで実施します。監査人は内部監査報告書の作成に先立ち監査対象組織に対し内部監査結果の講評を行い、指摘事項については充分意見の交換を行います。監査結果は社長に報告し、改善すべき事項は改善状況の報告を求め、再評価を行います。

 

③会計監査の状況

・監査法人の名称

 有限責任監査法人トーマツ

 当社は、連結決算の早期化及び信頼性確保のために、原則として監査業務の委託先をDeloitte Touche Tohmatsuに統一することとしています。なお、当社会計監査人は会社法監査、金融商品取引法監査、英文連結財務諸表監査を実施しています。

・継続監査期間

 48年間

 業務執行社員のローテーションに関しては適切に実施されており、原則として連続して7会計期間を超えて監査業務に関与しておりません。

 なお、筆頭業務執行社員については連続して5会計期間を超えて監査業務に関与しておりません。

・業務を執行した公認会計士

 森重 秀一

 北村 崇

 岡 良夫

・監査業務に係る補助者の構成

 当社の会計監査業務に係る補助者の人数は、2021年3月末現在120名であり、その構成は、公認会計士42名、日本公認会計士協会準会員等17名、その他61名となっています。

・会計監査人の選定方針と理由

 当社は会計監査人の再任、解任、不再任および選任の決定の方針を次のとおりとしています。

 (a)会計監査人の任期は1年とし、再任を妨げない。

 (b)会計監査人の解任、不再任および選任は、監査役会において、これを株主総会の付議議案とする旨決議する。再任および選任のための会計監査人の選定については、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を持続的に実施できる体制を構築していることを評価・確認のうえ監査役会にて決議する。

 (c)当社都合の場合の他、会計監査人が、会社法、公認会計士法等の法令に違反または抵触した場合、公序良俗に反する行為があった場合、及び、監査契約に違反した場合、会計監査人の解任または不再任を株主総会の付議議案とすることが妥当かどうかを監査役会にて検討する。

 (d)監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当する場合は、監査役の全員の同意に基づき会計監査人を解任することができる。

 監査役会は第102期事業年度の会計監査について下記の項目・プロセスについて評価を実施しその妥当性を確認し、第103期事業年度における会計監査人の再任決議を行いました。

・監査役会による会計監査人の評価

 監査役会は会計監査人の評価を以下の項目で実施しております。

- 会計監査人としての相当性

- 監査チームの期初・期中・期末の監査対応

- 監査報酬決定プロセス

 また監査役会は上記3項目の評価を以下のプロセスを通じて実施しております。

- 会計監査人による自己評価の確認および会計監査人のマネジメント、監査責任者及び補助者等からのヒアリング

- 業務執行部門(経理部、内部監査部等)の会計監査人評価の確認および業務執行部門の責任者、担当者等からのヒアリング

 再任決議にあたり、当社事業の多様化・複雑化による高度な会計論点、監査論点への対応力の必要性に鑑み監査責任者及び補助者の長期的なサクセッションプランの適時な意見交換の実施について会計監査人と摺り合わせを行っております。また更なる監査品質向上のために、会計監査人に対する課題を提示し、次年度の会計監査においてPDCAサイクルを実施するように求めております。また、上記評価は、業務執行部門と会計監査人、それぞれが会計監査業務の過程で課題とした事項を双方で共有した上で実施することとし、両者の建設的な対話を促し、より高品質な監査の実効性確保に努めています。

 

④監査報酬の内容等

(a)監査公認会計士等に対する報酬

下表は、前連結会計年度及び当連結会計年度に関する当社及び連結子会社の有限責任監査法人トーマツに対する報酬額を示しております。

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

当社

742

8

781

4

連結子会社

719

11

716

39

1,461

19

1,497

43

    (注)監査証明業務に基づく報酬は、会社法に基づく監査、金融商品取引法に基づく監査、及び英文連結財務諸表監査の報酬額です。これには、監査証明業務の一環として実施される業務、監査証明業務と直接的関連性を有する業務、及び法規制により監査人が実施することを要請される業務であり、かつ監査人のみが合理的に提供可能である業務に対する報酬額を含めております。

当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、税務関連業務等です。

 

(b)有限責任監査法人トーマツと同一のネットワーク(Deloitte Touche Tohmatsu)に属する組織に対する報酬下表は、前連結会計年度及び当連結会計年度に関する当社及び連結子会社のDeloitte Touche Tohmatsuのメンバーファーム(有限責任監査法人トーマツを除く)に対する報酬額を示しております。

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

当社

3

85

7

144

連結子会社

2,251

207

2,053

310

2,254

292

2,060

454

   当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、税務関連業務等です。

 

   (c)監査報酬の決定方針

監査報酬の決定にあたっては、監査計画の内容や従前の会計年度における職務執行状況等を踏まえ、監査品質の維持・向上と監査の効率的な実施の両立の観点から、監査手続の工程確認や会計監査人と執行業務部門との役割分担、個別案件の論点整理を実施し、監査時間の透明化を進め、報酬額を最適化する方針としております。

加えて、四半期毎に予実管理及び増減理由の分析、効率化の検討およびその進捗の確認を実施し、適時に会計監査人と協議しております。

上記方針に沿って監査報酬の妥当性を確認し、監査役会の同意を得て最終決定しております。

 

   (d)監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由

監査役会は、会計監査人の評価の中で監査報酬決定プロセスについても確認を行なっております。その状況も踏まえ取締役、社内関係部署及び会計監査人からの必要な資料の入手や報告の聴取を通じて、会計監査人の監査計画の内容、従前の事業年度における職務執行状況や報酬見積りの算出根拠などを確認し、検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っています。

 

⑤監査役監査、内部監査部監査及び会計監査人監査との連携並びに内部統制部門との関係

監査役会は、内部監査部及び会計監査人との三様監査連絡会を開催し、各監査方針・監査計画・監査重点項目等について期初に意見交換を行うほか、監査状況等について適宜報告を行い、効率的かつ実効性の高い各監査のための情報交換を行っています。

・常勤監査役は、効率的な監査の遂行のため内部監査部と都度情報交換を行うほか、内部監査部の定例内部監査の講評会に原則として全て出席しています。内部監査部長は、内部監査の計画及び実績を定期的に監査役会に報告します。監査役は、必要に応じ、内部監査部及びその他内部統制を所管する部署に対して、内部統制システムの状況及びリスク評価等について報告を求め、また、監査への種々協力を求めます。

・監査役会は、期末において会計監査人より会計監査及び内部統制監査の手続及び結果の概要につき報告を受け、意見交換を行うほか、期中において会計監査人との月例連絡会議を開催し、会計監査人の監査計画・重点監査項目・監査状況・監査上の主要な検討事項(Key Audit Matters)の検討状況等の報告を受け、情報交換を図るとともに、有効かつ効率的な会計監査及び内部統制監査の遂行について協議します。

 

(4)【役員の報酬等】

①当社は、取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針を報酬委員会の審議・答申を経て、取締役会の決議により定めており、当社の取締役の報酬は、固定報酬である基本報酬、当社が重視する経営指標に基づく業績連動賞与及び中長期インセンティブ報酬としての株価連動型譲渡制限付株式報酬によって構成されています。なお、業務執行から独立した立場である社外取締役及び監査役については、その独立性を尊重する観点から、業績連動賞与及び株式報酬の対象外としています。

 当社では、社外役員(独立役員)が委員長を務める報酬委員会において、役員報酬体系を検討し、固定報酬、業績連動賞与及び中長期インセンティブ報酬の割合の妥当性を他社動向なども踏まえて検証し、また、クローバック条項の運用の適正性についても取締役会に報告するなど、役員報酬の決定において透明性を重視しています。取締役会は、報酬委員会の答申を受け、当事業年度に係る取締役の個人別の報酬等について、決定された報酬等の内容が当該決定方針と整合していることを確認し、当該決定方針に沿うものであると判断しております。

業績連動報酬の額の決定方法は以下のとおりです(下記(a)及び(b)における「取締役」は、社外取締役を除く取締役を指します。)。

(a)業績連動賞与

(i)多様なビジネスを擁する当社では、共通の業績指標として連結当期利益(親会社の所有者に帰属)及び基礎営業キャッシュ・フローを重視し、配当政策の決定時にも勘案しています。取締役の賞与は、この業績指標に連動した以下のフォーミュラにより算定しています。

(ii)総支給額=(連結当期利益(親会社の所有者に帰属)x50%x0.1%)+(基礎営業キャッシュ・フローx50%x 0.1%)

 ※但し、7億円を総支給額の上限とし、連結当期利益(親会社の所有者に帰属)がマイナスすなわち「損失」の場合、または基礎営業キャッシュ・フローがマイナスすなわち「資金支出」の場合、マイナスとなった項目を0として計算する。

 ※当事業年度に係る業績連動賞与の各業績指標の実績は以下のとおりです。

連結当期利益(親会社の所有者に帰属):3,355億円   基礎営業キャッシュ・フロー:6,581億円

個別支給額 = 総支給額 ×(当該取締役の役職ポイント/役職ポイントの総和)

役職

会長・社長

副社長

専務

常務

ポイント

10

7

6

5

 

本報告書提出時点の役員構成において、各役職別の最大支給額(総支給額が上限の7億円の場合)は以下のとおりです。
役職ポイントの総和=10ポイントx 2人 + 7ポイントx 3人 + 6ポイントx 3 人+ 5ポイントx 1人 = 64ポイント

会長・社長= 7億円x10 ポイント/64ポイント= 10,937万円

副社長  = 7億円x7 ポイント/ 64ポイント=  7,656万円

専務   = 7億円x6 ポイント/ 64ポイント=  6,562万円

常務   = 7億円x5 ポイント/ 64ポイント=  5,468万円

 

(b)株式報酬:株価連動型譲渡制限付株式報酬(リストリクテッド・ストック)

(i)株主の皆様と同じ目線で一層の価値共有を進めるべく、譲渡制限期間及びクローバック条項を設けた上で、当社の普通株式を交付します。また、当社株価成長率と東証株価指数(TOPIX)成長率との比較により、取締役が保有できる株式数(評価後株式数)が変動する、株価連動型の株式報酬制度としております。当社株価の変動のみならず、株式市場全体と比較した当社株価のパフォーマンスも考慮することにより、株式市場の成長以上に当社の企業価値を増大させるよう、取締役の意識をより強く喚起していくことを目的としています。

(ⅱ)評価後株式数:報酬委員会の答申を受け、取締役会で以下算定式及びクローバック条項等を勘案して決定します。

評価後株式数

=

本株式数

×

当社株価成長率

TOPIX成長率 × 150%

(ⅲ)詳細は以下の通りです。

i)支給方法

本制度のために取締役に対して金銭報酬債権を付与し、取締役が当該金銭報酬債権全部を現物出資するのと引き換えに、当社の普通株式を発行し又は処分して、取締役に対し本株式を交付します。本制度に基づき各取締役に対して支給する金銭報酬債権の額は、株主総会で承認された上限額の範囲内で、報酬委員会における審議を踏まえ、取締役会で決定します。

 

ii)発行又は処分する株式の総数及び1株当たりの払込金額

本制度に基づき新たに発行又は処分する普通株式の総数は、年50万株以内(ただし、当社の普通株式の株式分割(当社の普通株式の無償割当てを含みます。)又は株式併合が行われた場合、その他本株式として発行又は処分される当社の普通株式の総数の調整が必要な事由が生じた場合には、当該総数を、合理的な範囲で調整します。)とし、その1株当たりの払込金額は、当該発行又は処分にかかる取締役会決議がなされる日(以下「本取締役会決議日」といいます。)の属する月の直前3か月の東京証券取引所における当社の普通株式の日次終値の平均値(終値のない日を除き、1円未満の端数は切り上げます。)を基礎として、取締役に特に有利とならない範囲において、取締役会が決定します。

 

iii)株価連動条件の詳細

評価後株式数は、以下のとおり株価等に連動して決定されるものとします。

 

ア 当社株価成長率(*1)がTOPIX成長率(*2)の150%と同じ、又は上回った場合、交付された本株式数(*3)の全部を評価後株式数とする。

イ 当社株価成長率がTOPIX成長率の150%を下回った場合、以下の算定式に従い計算した株式数を評価後株式数とし、残りの本株式は当社が無償取得する。

 

評価後株式数

=

本株式数

×

当社株価成長率

TOPIX成長率 × 150%

 

=

本株式数

×

( A+B ) ÷ C

 

( D ÷ E ) × 150%

 

(*1)本取締役会決議日から3年間(3年が経過する前に取締役が当社の取締役又は執行役員のいずれの地位をも退任した場合には、当該退任日までの期間。(*2)においても同じ。)を評価期間とした当社株価成長率を指し、具体的には以下の式により算出する。

A: 評価期間満了日の属する月の直前3か月の各日の東京証券取引所における当社普通株式の終値平均値

B: 評価期間中における当社普通株式1株当たりの配当金の総額

C: 本取締役会決議日の属する月の直前3か月の各日の東京証券取引所における当社普通株式の終値平均値

当社株価成長率=(A+B)÷ C

 

(*2) 本取締役会決議日から3年間の評価期間としたTOPIX成長率を指し、具体的には以下の式で算出する。

D: 評価期間満了日の属する月の直前3か月の各日の東京証券取引所におけるTOPIXの終値平均値

E: 本取締役会決議日の属する月の直前3か月の各日の東京証券取引所におけるTOPIXの終値平均値

TOPIX成長率= D ÷ E

 

(*3) 本株式数= 役位に応じて決定される金銭報酬債権額÷ 1株当たりの払込金額

 

iv)譲渡制限

取締役は、本株式の払込期日から30年間(以下「譲渡制限期間」といいます。)、本株式の譲渡、担保権の設定その他の処分をすることができません。譲渡制限期間中、本株式は、当社が指定する証券会社に開設される専用口座で管理されます。

 

v)譲渡制限の解除

上記iv)の定めにかかわらず、取締役が譲渡制限期間満了前に、当社の取締役又は執行役員のいずれの地位をも退任した場合には、譲渡制限は解除されます。

 

vi)無償取得事由(クローバック条項)

上記iii)の株価連動条件の達成状況に応じた無償取得に加え、取締役が、譲渡制限期間中に法令違反行為を行った場合その他の当社と取締役との間で締結する契約で定める一定の事由に該当した場合、当社は、本株式の全部又は一部を当然に無償で取得します。

 

vii)組織再編等における取扱い

譲渡制限期間中に、当社が消滅会社となる合併契約、当社が完全子会社となる株式交換契約又は株式移転契約その他の一定の組織再編等に関する事項が当社の株主総会(ただし、当該組織再編等に関して当社の株主総会による承認を要さない場合においては、当社の取締役会)で承認された場合には、当社の取締役会の決議により、無償取得する本株式の数及び譲渡制限を解除する時期を、必要に応じて合理的に調整するものとします。

 

業務執行から独立した立場である社外取締役には、基本報酬のみを支給し、賞与及び株価連動型株式報酬は支給または付与しません。

また、取締役には退職慰労金を支給しません。

 

取締役及び監査役の報酬については、以下のとおり、上限額、及び個別支給額について当該上限額の範囲内で取締役会において決定することにつき、株主総会決議により承認を得ています。

 

 

基本報酬

賞与

株価連動型譲渡制限付株式報酬

株主総会決議

2017年6月21日

定時株主総会

2017年6月21日

定時株主総会

2017年6月21日

定時株主総会

2019年6月20日

定時株主総会

上限額(年額)

10億円

2億4,000万円

7億円

5億円

支給対象

取締役

監査役

取締役

(社外取締役を除く)

取締役

(社外取締役を除く)

員数(株主総会決議時点)

14名

5名

9名

9名

 

②当連結会計年度に係る取締役及び監査役の報酬等の額は、以下のとおりです。

 

役員区分

支給員数

基本報酬

賞与

株式報酬

支給総額

取締役

(社外取締役を除く)

11

710百万円

497百万円

320百万円

1,526百万円

監査役

(社外監査役を除く)

2

132百万円

-

-

132百万円

社外取締役

6

104百万円

-

-

104百万円

社外監査役

3

60百万円

-

-

60百万円

合計

22名

1,006百万円

497百万円

320百万円

1,822百万円

(注)1.上記賞与は支払予定のものです。

2.上記金額のほかに、退任した役員に対し役員年金(当該制度廃止前に支給が決定されていたもの)として、取締役(社外取締役を除く)101名分総額458百万円、監査役(社外監査役を除く)12名分総額41百万円を当連結会計年度中に支払いました。

3.百万円未満は四捨五入しています。

 

③当連結会計年度に係る個別役員毎の報酬等の額は、以下のとおりです。

   全社内取締役9名の個別報酬額

氏 名

役員区分

会社区分

基本報酬

賞与

株式報酬

支給総額

飯島 彰己

取締役

提出会社

114百万円

78百万円

83百万円

274百万円

安永 竜夫

取締役

提出会社

131百万円

78百万円

98百万円

307百万円

竹部 幸夫

取締役

提出会社

76百万円

54百万円

23百万円

153百万円

内田 貴和

取締役

提出会社

70百万円

54百万円

23百万円

147百万円

堀 健一

取締役

提出会社

62百万円

47百万円

19百万円

128百万円

藤原 弘達

取締役

提出会社

62百万円

47百万円

19百万円

128百万円

米谷 佳夫

取締役

提出会社

62百万円

47百万円

19百万円

128百万円

大間知 慎一郎

取締役

提出会社

48百万円

47百万円

19百万円

113百万円

吉川 美樹

取締役

提出会社

47百万円

47百万円

19百万円

112百万円

(注)1. 大間知 慎一郎及び吉川 美樹は2020年6月19日開催の株主総会で新たに選任されたため、選任日以降
     の9か月間の報酬額を記載しております。

        2. 社外取締役、監査役及び2020年6月19日開催の株主総会をもって退任した社内取締役の個別報酬の記載
  は、省略しております。

 

④当連結会計年度における、業績連動報酬にかかる指標の目標及び実績は以下のとおりです。

 (a)業績連動賞与

業績連動賞与は、連結当期利益(親会社の所有者に帰属)及び基礎営業キャッシュ・フローを指標とし、①(a)に記載のフォーミュラに従い計算されます。当連結会計年度における各指標の期首計画及び実績は次のとおりです。

期首計画:連結当期利益(親会社の所有者に帰属)1,800億円、基礎営業キャッシュ・フロー 4,000億円

実績:連結当期利益(親会社の所有者に帰属)3,355億円、基礎営業キャッシュ・フロー 6,581億円

 (b)ストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)

株価条件付株式報酬型ストックオプションは、第4.1.(2)①ストックオプション制度の内容に記載のとおり、割当日から3年間を評価期間とし、当該期間における当社株価成長率がTOPIX成長率と同じか、又は上回った場合には、割り当てられた新株予約権を全て行使することができ、当社株価成長率がTOPIX成長率を下回った場合には、その度合いに応じ、割り当てられた新株予約権の一部のみを行使することができるものです。当連結会計年度中に評価期間が満了し、行使できる権利の数が確定したストックオプションにかかる株価条件の達成実績は次のとおりです。

 

当連結会計年度中に評価期間が満了したストックオプション(株価条件付株式報酬型ストックオプション)

対象ストックオプション

2017年7月5日開催の取締役会決議に基づくストックオプション

株価条件の達成実績

 

当社株価成長率(配当含む):117.43%

TOPIX成長率             :96.08%

行使可能な新株予約権   :割り当てられた全ての新株予約権

 

⑤当社の取締役の報酬の算定方法に関する方針は、株主総会決議で承認された範囲において、取締役会がその裁量により決定することとしています。また、当該取締役会の決定にあたっては、社外役員を委員長とする報酬委員会においても事前に検討のうえ、適切である旨の答申を取締役会において報告しています。

当連結会計年度の報酬の額は、それぞれ以下の過程を経て決定されています。

(a)社外取締役を除く取締役の基本報酬については、報酬委員会の審議を経て2018年12月19日開催の取締役会で適切と認められた一定のフォーミュラに従い決定しています。また、社外取締役の基本報酬の個別支給額は、報酬委員会から適切である旨の答申を受けたうえで、2017年4月12日開催の取締役会において決定されています。

(b)業績連動賞与については、2017年4月12日開催の取締役会で決定したフォーミュラ(上記①(a)参照)に基づき個別の支給額が決定されています。また、当該フォーミュラについては、報酬委員会で検討のうえ、適切である旨の答申が2017年4月12日開催の取締役会においてなされています。

(c)株価連動型譲渡制限付株式報酬については、2020年7月10日開催の取締役会決議において付与数が決定されています。当該付与数の決定については、報酬委員会から適切である旨の答申が当該取締役会においてなされています。

 

⑥監査役については固定報酬である基本報酬のみを支給しており、業績により変動する要素はありません。基本報酬の上限額は年額総額2億4,000万円(2017年6月21日定時株主総会決議。決議当時の対象人数5人。)であり、基本報酬については、かかる上限額の範囲内で監査役間の協議で決定されます。また、監査役には退職慰労金を支給しません。

 

(5)【株式の保有状況】

① 投資株式の区分の基準及び考え方

   保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、当社では、事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として合理性が認められる場合に投資株式を保有することとしており、資金運用のみを目的とする投資株式(純投資目的である投資株式)は保有しておりません

 

② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

 (a) 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容

   当社では、事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化の蓋然性を厳正に審査し、合理性が認められた場合のみ保有を行うと共に、毎年、保有する投資株式について、その取得原価や時価、資本コスト等の総合的なコストと比較した配当金・関連取引利益などの関連収益の状況に基づく経済合理性の検証、および、事業機会の創出や取引・協業関係の状況や見通しに基づく定性面での検証を通じて、取締役会でその保有意義・方針を見直します。当該見直しの結果、上述の保有意義が希薄化した場合には売却により縮減を進めることを方針とします。

特定投資株式として列挙した52銘柄(当連結会計年度末残高998,686万円)のうち、主要な投資先の事業戦略上の保有理由及び貸借対照表計上額は以下のとおりであり、当該貸借対照表計上額合計は781,801百万円となります。

 

1. VALE(貸借対照表計上額:537,790百万円)
世界最大手の資源メジャーであり、圧倒的な競争力を持つ優良鉄鉱石資産への投資を通じた、当社安定収益と資源業界に於けるプレゼンスの担保、同社をプラットフォームとした全社横断的ビジネスを展開する戦略的事業パートナー。当社とのパートナーシップは2001年に始まり、2003年の出資参画以降、Valeの経営評議会・諮問委員会へ直接役員を差入れ、経営評議会役員の中で実業を知る長期安定株主として、企業価値向上へ向けた同社経営への助言・監督を実施。また、最適な資本政策追求の観点から配当方針策定を通じた株主還元の拡充にも関与。同社の企業価値向上による当社持分価値の向上に加えて、同社からの受取配当金や関連する物流収益は当社の収益力向上にも長年貢献している。加えて、同社の戦略的事業パートナーとして当社の総合力が発揮される幅広い分野において共同事業を推進。これまでに、ペルーにおける燐鉱石事業(Vale撤退済み)、ブラジルにおける一般貨物輸送事業、モザンビークにおける炭鉱・インフラ事業(当社売却予定・Vale撤退方針)等、多岐にわたる協業・事業機会を創出してきている。足元でも、高品位鉄鉱石を豊富に保有している同社と共に低炭素製鉄法実現に向けて協業中。またValeへの出資参画により、当社のブラジルにおけるプレゼンスは飛躍的に向上、結果、同参画以降ブラジルでのビジネスを急拡大させ、足元の投融資規模は約1兆円に迫る。今後も更なる協業の深化を通した同社と当社双方の益々の企業価値向上を目指す。

2. セブン&アイ・ホールディングス(貸借対照表計上額:72,400百万円)
セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂を中心とした大手流通持株会社。当社は需給管理をはじめとした原材料・パッケージの一元管理機能、共配センター運営他物流機能の提供等を通じ相互の価値最大化を図っている流通事業における重要取引先。

3. リクルートホールディングス(貸借対照表計上額:64,812百万円)
人材派遣事業等における事業戦略上の重要パートナー。2010年から米国人材派遣事業を共同で運営中。

4. SIMS(貸借対照表計上額:41,876百万円)
世界最大規模の金属スクラップ・環境リサイクル企業。当社のスクラップ・リサイクル事業戦略と補完性あり、同社をプラットフォームとして鉄・非鉄スクラップ、廃基板スクラップ、その他環境リサイクルでの事業機会創出・協業構築を追求する重要パートナー。

5. ゴールドウイン(貸借対照表計上額:30,921百万円)
スポーツウェア、スポーツ用品の製造販売大手。スポーツアパレル関連素材・製品供給やブランドライセンス貸与、国内外での新規事業取組検討等を通じ、相互の企業価値向上に資するスポーツアパレル分野に於ける重要取引先

6. 三井海洋開発(貸借対照表計上額:18,980百万円)
浮体式の海洋石油・ガス生産設備の設計・建造を主な事業とし、世界各地で同設備の長期チャーター事業を当社と共同で展開する海洋事業戦略上の重要パートナー。

7. 大和工業(貸借対照表計上額:15,022百万円)
米国・タイでの建設用形鋼製造・販売事業を中心に海外進出を積極展開する電炉メーカー。同社及びグループ会社と原料・製品取引有り。当社のグローバル電炉戦略における最重要パートナーであり、当社は大和工業のタイ事業であるSiam Yamato Steelにも20%出資参画。

 

 

 (b) 銘柄数及び貸借対照表計上額

 

銘柄数

(銘柄)

貸借対照表計上額の

合計額(百万円)

非上場株式

259

108,645

非上場株式以外の株式

130

1,049,700

 

(当事業年度において株式数が増加した銘柄)

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の増加に係る取得

価額の合計額(百万円)

株式数の増加の理由

非上場株式

3

4,022

事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化の蓋然性を厳正に審査し、合理性が認められたことにより取得

非上場株式以外の株式

8

4,123

同上

 

(当事業年度において株式数が減少した銘柄)

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の減少に係る売却

価額の合計額(百万円)

非上場株式

25

37,150

非上場株式以外の株式

23

3,695

(注)株式数が増加減少した銘柄には、株式の併合、株式の分割、株式移転、株式交換、合併等による変動を含みません。

 

 (c) 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

 

特定投資株式

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、定量的な保有効果

及び株式数が増加した理由

当社の株式の

保有の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額

(百万円)

貸借対照表計上額

(百万円)

VALE

286,347,055

286,347,055

保有目的は上記②-(a)参照。

537,790

259,325

セブン&アイ・ホールディングス

16,222,480

16,222,480

同上

72,400

58,011

リクルートホールディングス

12,000,000

12,000,000

同上

64,812

33,552

SIMS

33,450,338

33,450,338

同上

41,876

13,507

ゴールドウイン

4,367,504

4,367,504

同上

30,921

26,292

三井海洋開発

8,387,300

8,387,300

同上

18,980

10,962

大和工業

4,573,000

4,573,000

同上

15,022

8,478

トヨタ自動車

1,500,000

1,500,000

主として機械・インフラセグメントにおいて、自動車事業領域に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

12,924

9,751

三井化学

3,474,078

3,474,078

主として化学品セグメントにおいて、モビリティ・ヘルスケア・フードパッケージング事業等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

12,141

7,125

ヤマハ発動機

4,293,000

5,451,900

主として機械・インフラセグメントにおいて、二輪車等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

11,638

7,125

加藤産業

3,153,000

3,153,000

主として生活産業セグメントにおいて、加工食品卸売に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

11,271

10,735

東レ

13,776,000

13,776,000

主として化学品セグメントにおいて、樹脂原料や高機能フィルム等の化学品分野に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

9,815

6,460

 

 

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、定量的な保有効果

及び株式数が増加した理由

当社の株式の

保有の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額

(百万円)

貸借対照表計上額

(百万円)

TBSホールディングス

4,288,000

4,288,000

主として次世代・機能推進セグメントにおいて、メディア関連事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

9,313

6,449

日本ユニシス

2,448,509

2,448,509

主として次世代・機能推進セグメントにおいて、ITサービス事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

8,349

7,083

J-オイルミルズ

2,087,711

2,087,711

主として生活産業セグメントにおいて、食用油脂に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

8,329

9,540

三井不動産

3,000,000

3,000,000

主として不動産事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

7,540

5,611

住友金属鉱山

1,454,000

1,454,000

主として金属資源セグメントにおいて、非鉄事業等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

6,948

3,224

東洋エンジニアリング

8,754,000

8,754,000

主として機械・インフラセグメントにおいて、アンモニア・尿素肥料化学プラント、石油化学プラント、再生可能発電プラント、カーボンニュートラル関連プラント等のエンジニアリング事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

6,845

2,836

ニップン

3,349,110

3,349,110

主として生活産業セグメントにおいて、小麦・小麦粉・加工食品事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

5,549

5,649

カネカ

1,108,691

1,108,691

主として化学品セグメントにおいて、オレフィンや塩化ビニル樹脂等の化学品分野に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

5,044

2,871

HUTCHISON CHINA MEDITECH

1,606,612

17,584,797

中国の新薬開発会社。主として次世代・機能推進セグメントにおいて、同社事業に関連する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化による企業価値を向上、その後の売却による収益化を目的としたFVTPL投資として保有しております。

5,024

9,341

 

 

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、定量的な保有効果

及び株式数が増加した理由

当社の株式の

保有の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額

(百万円)

貸借対照表計上額

(百万円)

デンカ

1,087,400

1,087,400

主として化学品セグメントにおいて、化学品素材に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

4,806

2,476

昭和産業

1,540,000

1,540,000

主として生活産業セグメントにおいて、飼料・製粉・油脂事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

4,781

4,943

東ソー

2,246,500

2,246,500

主として化学品セグメントにおいて、クロールアルカリ事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

4,758

2,763

日本製鉄

2,459,954

2,459,954

主として鉄鋼製品セグメントにおいて、鉄鋼関連事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

4,640

2,276

エア・ウォーター

2,385,590

1,754,000

主として化学品セグメントにおいて、各種ガスに関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。なお、株式交換により増加しております。

4,628

2,606

日本ゼオン

2,352,000

2,352,000

主として化学品セグメントにおいて、脂肪族(C5)系モノマーや高機能化学品に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

4,160

1,914

レアジョブ

1,828,100

1,828,100

主として生活産業セグメントにおいて、オンライン英会話サービス事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

3,913

3,268

ライオン

1,759,000

1,759,000

主として化学品セグメントにおいて、生活用品に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

3,797

4,068

日本曹達

1,015,000

1,015,000

主として化学品セグメントにおいて、メチオニン事業、農薬事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

3,547

2,737

Hexagon Purus

5,204,029

-

主として化学品セグメントにおいて、EV・FCVに関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。なお、現物配当により増加しております。

3,490

-

 

 

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、定量的な保有効果

及び株式数が増加した理由

当社の株式の

保有の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額

(百万円)

貸借対照表計上額

(百万円)

HANKUK CARBON

2,637,645

4,234,100

主として化学品セグメントにおいて、炭素繊維強化複合材料等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

3,172

2,099

新日本空調

1,266,252

1,266,252

主として機械・インフラセグメントにおいて、原子力発電所向け空調システムの供給・保守関連ビジネスに関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

3,046

2,738

宝ホールディングス

2,000,000

2,000,000

主として生活産業セグメントにおいて、エタノール関連事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

3,014

1,620

MS & ADインシュアランスグループホールディングス

904,900

1,422,900

主として保険関連事業等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,940

4,304

TAIWAN HIGH SPEED RAIL

24,000,000

24,000,000

主として機械・インフラセグメントにおいて、鉄道関連事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,929

2,484

JKホールディングス

3,179,454

3,179,454

主として化学品セグメントにおいて、住宅建材に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,791

2,190

三菱UFJフィナンシャル・ グループ

4,652,000

4,652,000

主として金融取引関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,752

1,874

森永製菓

686,200

686,200

主として生活産業セグメントにおいて、乳原料、製菓原料事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,713

3,033

Farmers Edge

1,704,058

-

主として次世代・機能推進セグメントにおいて、精密農業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。なお、当事業年度の新規上場により上場株式に分類されております。

2,692

-

エスフーズ

705,500

705,500

主として生活産業セグメントにおいて、豪州産牛肉事業等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,670

1,577

 

 

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、定量的な保有効果

及び株式数が増加した理由

当社の株式の

保有の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額

(百万円)

貸借対照表計上額

(百万円)

テイカ

1,784,094

1,784,094

主として化学品セグメントにおいて、界面活性剤の製造に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,652

2,563

森六ホールディング

1,128,000

1,128,000

主として化学品セグメントにおいて、自動車部品及び化学品素材に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,547

1,688

ダイキョーニシカワ

3,222,720

3,222,720

主として化学品セグメントにおいて、自動車部品等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,494

1,592

共英製鋼

1,470,000

1,470,000

主として金属資源セグメントにおいて、環境リサイクル事業等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,440

1,833

テレビ東京ホールディングス

1,002,050

1,002,050

主として次世代・機能推進セグメントにおいて、メディア関連事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,390

2,408

三井住友フィナンシャルグループ

593,100

593,100

主として金融取引関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,376

1,555

PT Pelat Timah Nusantara

252,335,000

252,335,000

主として鉄鋼製品セグメントにおいて、容器用鋼板事業等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,214

689

IHI

939,500

939,500

主として産業用装置事業等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

2,109

1,185

日本航空

791,500

791,500

主として旅客航空及び貨物事業等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

1,955

1,575

Yantai north Andre juice

20,640,000

21,340,000

主として生活産業セグメントにおいて、濃縮果汁事業等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

1,866

1,492

JFEホールディングス

1,354,360

1,354,360

主として鉄鋼製品セグメントにおいて、鉄鋼関連事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

1,845

952

 

 

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、定量的な保有効果

及び株式数が増加した理由

当社の株式の

保有の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額

(百万円)

貸借対照表計上額

(百万円)

日本精工

-

3,838,000

主として鉄鋼製品セグメントにおいて、ベアリング事業等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しておりましたが、当事業年度に保有株式の全てを売却しております。

-

2,663

メルカリ

-

981,310

フリマアプリ「メルカリ」の企画・運営企業。主として次世代・機能推進セグメントにおいて、同社事業に関連する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化による企業価値向上に努め、FVTPL投資として保有しておりましたが、当事業年度に保有株式の全てを売却しております。

-

2,060

AUSTEVOLL SEAFOOD ASA

-

1,782,236

主として生活産業セグメントにおいて、水産関連事業等に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しておりましたが、当事業年度に保有株式の全てを売却しております。

-

1,351

セントラル警備保障

*

445,335

主として次世代・機能推進セグメントにおいて、セキュリティサービス事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

*

1,736

合同製鐵

*

730,882

主として鉄鋼製品セグメントにおいて、鉄鋼関連事業に関する事業機会の創出や取引・協業関係の構築・維持・強化を目的として保有しております。

*

1,536

(注)1. 取得原価や時価、資本コスト等の総合的なコストと比較した配当金・関連取引利益などの関連収益の状況の検証、および、定性的な保有意義の検証・確認により、保有の合理性を検証しておりますが、取引先との関係等を考慮し定量的な保有効果の開示を控えています。

   2. 「-」は、当該銘柄を特定投資株式として保有していないことを示します。「*」は、当該銘柄の貸借対

       照表額が当社の資本金の100分の1以下であり、かつ貸借対照表計算上の大きい順の60銘柄に該当しない

       ために記載を省略していることを示します。

   3. 当社の株式の保有の有無は、当事業年度末の状況を、当社の株主名簿で確認できる範囲で記載しており

       ます。当事業年度末に特定投資株式として保有していない銘柄は、前事業年度末の状況を記載しており

       ます。

 

みなし保有株式

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、定量的な保有効果

及び株式数が増加した理由

当社の株式の

保有の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額

(百万円)

貸借対照表計上額

(百万円)

トヨタ自動車

2,246,200

2,246,200

年金財政状況を補完する為に退職給付信託に拠出し、当社が議決権行使の指図権を有している。年金財政状況を勘案の上、売却要否を判断。

19,353

14,602

三井化学

3,474,000

3,474,000

年金財政状況を補完する為に退職給付信託に拠出し、当社が議決権行使の指図権を有している。年金財政状況を勘案の上、売却要否を判断。

12,141

7,125

三井不動産

2,801,000

2,801,000

年金財政状況を補完する為に退職給付信託に拠出し、当社が議決権行使の指図権を有している。年金財政状況を勘案の上、売却要否を判断。

7,040

5,239

MS & ADインシュアランスグループホールディングス

2,030,100

2,030,100

年金財政状況を補完する為に退職給付信託に拠出し、当社が議決権行使の指図権を有している。年金財政状況を勘案の上、売却要否を判断。

6,595

6,141

東洋水産

994,000

994,000

年金財政状況を補完する為に退職給付信託に拠出し、当社が議決権行使の指図権を有している。年金財政状況を勘案の上、売却要否を判断。

4,622

5,188

宝ホールディングス

2,170,000

2,170,000

年金財政状況を補完する為に退職給付信託に拠出し、当社が議決権行使の指図権を有している。年金財政状況を勘案の上、売却要否を判断。

3,270

1,757

片倉工業

2,200,000

2,200,000

年金財政状況を補完する為に退職給付信託に拠出し、当社が議決権行使の指図権を有している。年金財政状況を勘案の上、売却要否を判断。

3,201

2,336

商船三井

666,500

666,500

年金財政状況を補完する為に退職給付信託に拠出し、当社が議決権行使の指図権を有している。年金財政状況を勘案の上、売却要否を判断。

2,582

1,164

(注)貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算していません。

 

③ 保有目的が純投資目的である投資株式は、該当ありません。