第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次
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第78期
|
第79期
|
第80期
|
第81期
|
第82期
|
決算年月
|
2021年2月
|
2022年2月
|
2023年2月
|
2024年2月
|
2025年2月
|
売上高
|
(千円)
|
16,421,930
|
17,760,072
|
18,259,196
|
15,067,420
|
14,402,525
|
経常利益
|
(千円)
|
295,712
|
178,628
|
206,429
|
911,371
|
596,803
|
親会社株主に帰属する 当期純利益又は 親会社株主に帰属する 当期純損失(△)
|
(千円)
|
160,434
|
114,722
|
△191,245
|
603,557
|
363,402
|
包括利益
|
(千円)
|
171,834
|
335,880
|
△182,445
|
600,254
|
364,680
|
純資産額
|
(千円)
|
3,484,165
|
3,755,159
|
3,408,048
|
3,930,567
|
4,197,668
|
総資産額
|
(千円)
|
16,877,268
|
17,628,694
|
14,919,613
|
15,018,385
|
16,148,922
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
2,634.47
|
2,842.61
|
2,630.47
|
3,033.77
|
3,240.40
|
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)
|
(円)
|
123.82
|
88.54
|
△147.61
|
465.85
|
280.51
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
|
(円)
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
自己資本比率
|
(%)
|
20.23
|
20.89
|
22.84
|
26.17
|
25.99
|
自己資本利益率
|
(%)
|
4.75
|
3.23
|
△5.39
|
16.45
|
8.94
|
株価収益率
|
(倍)
|
14.21
|
16.21
|
-
|
4.92
|
7.63
|
営業活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
1,767,274
|
96,977
|
719,121
|
350,488
|
△1,531,976
|
投資活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
△1,138,635
|
△834,662
|
△841,260
|
△156,688
|
△1,147,896
|
財務活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
240,484
|
238,723
|
△436,433
|
△478,378
|
2,424,533
|
現金及び現金同等物の 期末残高
|
(千円)
|
2,580,563
|
2,081,602
|
1,523,031
|
1,238,452
|
983,112
|
従業員数
|
(名)
|
228
|
218
|
199
|
197
|
190
|
(外、平均臨時雇用者数)
|
(125)
|
(139)
|
(115)
|
(107)
|
(99)
|
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないため並びに第80期については1株当たり当期純損失のため記載しておりません。
2 第80期の株価収益率は、親会社株主に帰属する当期純損失のため記載しておりません。
3 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を第80期の期首から適用しており、第80期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
(2) 提出会社の経営指標等
回次
|
第78期
|
第79期
|
第80期
|
第81期
|
第82期
|
決算年月
|
2021年2月
|
2022年2月
|
2023年2月
|
2024年2月
|
2025年2月
|
売上高
|
(千円)
|
14,907,815
|
15,849,917
|
16,340,743
|
14,964,326
|
14,383,621
|
経常利益
|
(千円)
|
296,947
|
134,937
|
100,380
|
967,194
|
600,274
|
当期純利益
|
(千円)
|
162,893
|
100,619
|
39,223
|
660,922
|
375,092
|
資本金
|
(千円)
|
720,420
|
720,420
|
720,420
|
100,000
|
100,000
|
発行済株式総数
|
(千株)
|
1,440
|
1,440
|
1,440
|
1,440
|
1,440
|
純資産額
|
(千円)
|
3,222,035
|
3,254,955
|
3,210,451
|
3,790,335
|
4,069,126
|
総資産額
|
(千円)
|
15,379,268
|
16,053,397
|
14,649,581
|
14,871,885
|
16,016,404
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
2,486.68
|
2,512.23
|
2,477.95
|
2,925.53
|
3,141.17
|
1株当たり配当額
|
(円)
|
50.00
|
50.00
|
50.00
|
75.00
|
85.00
|
(うち1株当たり 中間配当額)
|
(円)
|
(25.00)
|
(25.00)
|
(25.00)
|
(35.00)
|
(35.00)
|
1株当たり当期純利益
|
(円)
|
125.72
|
77.66
|
30.27
|
510.13
|
289.53
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
|
(円)
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
自己資本比率
|
(%)
|
20.95
|
20.28
|
21.91
|
25.49
|
25.41
|
自己資本利益率
|
(%)
|
5.12
|
3.11
|
1.21
|
18.88
|
9.55
|
株価収益率
|
(倍)
|
14.00
|
18.48
|
51.93
|
4.50
|
7.39
|
配当性向
|
(%)
|
39.77
|
64.38
|
165.16
|
14.70
|
29.36
|
従業員数
|
(名)
|
164
|
153
|
144
|
148
|
147
|
(外、平均臨時雇用者数)
|
(44)
|
(49)
|
(45)
|
(34)
|
(30)
|
株主総利回り
|
(%)
|
109.0
|
92.5
|
103.7
|
151.7
|
147.5
|
(比較指標:TOPIX(配当込み))
|
(%)
|
(126.4)
|
(130.7)
|
(141.8)
|
(195.1)
|
(200.2)
|
最高株価
|
(円)
|
1,970
|
1,801
|
1,776
|
2,792
|
2,471
|
最低株価
|
(円)
|
1,150
|
1,401
|
1,289
|
1,498
|
1,733
|
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないため記載しておりません。
2 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第二部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。
3 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を第80期の期首から適用しており、第80期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
2 【沿革】
提出会社は、1997年3月1日コンクリートパイルの製造・販売を目的とする、株式会社東洋パイルヒューム管製作所と東扇アサノポール株式会社が合併し、株式会社トーヨーアサノと商号を変更いたしました。
旧両社の主な沿革は次のとおりであります。
(1)株式会社東洋パイルヒューム管製作所
|
1951年12月
|
コンクリートパイルとヒューム管の製造販売を目的に資本金1,800千円にて、現在の本社所在地に株式会社東洋パイルヒューム管製作所を設立。
|
1962年9月
|
株式を東京証券取引所第二部に上場。
|
1962年12月
|
東洋鉄工株式会社設立。
|
1968年9月
|
静岡県掛川市に小笠工場を新設。
|
1969年11月
|
静岡県沼津市に沼津工場を新設。
|
1972年9月
|
日本セグメント工業株式会社設立。
|
1973年6月
|
株式会社トウパル興産(TAパイル製造株式会社に商号変更)設立。
|
1982年10月
|
特定建設業許可取得(とび・土工工事業)。
|
|
|
(2)東扇アサノポール株式会社
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1951年3月
|
日本高圧コンクリートポール株式会社設立、資本金2,000千円。
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1954年4月
|
アサノポール株式会社と商号変更(本店所在地 東京都千代田区)。
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1974年6月
|
東京都西多摩郡瑞穂町に東京工場を設立。
|
1985年4月
|
東扇コンクリート工業株式会社と合併し、東扇アサノポール株式会社と商号変更。
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1996年1月
|
東扇アサノ販売株式会社設立。
|
|
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株式会社トーヨーアサノへ商号変更後の企業集団に係る沿革は、次のとおりであります。
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1997年3月
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合併により資本金720,420千円。 東扇アサノ販売株式会社をトーヨーアサノ販売株式会社と商号変更。 同社に対し営業の一部を譲渡。
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2000年3月
|
日本セグメント工業株式会社の株式を追加取得し子会社化。
|
2002年2月
|
沼津工場を閉鎖し、コンクリートパイルの生産を東京工場に集約。
|
2002年9月
|
沼津工場跡地に大型貸店舗を新設、株式会社カインズのホームセンターを誘致。
|
2003年2月
|
小笠工場を閉鎖。
|
2003年10月
|
トーヨーアサノ販売株式会社を100%子会社化。
|
2004年3月
|
トーヨーアサノ販売株式会社の事業のうち、コンクリートパイルの販売ならびにこれに付帯する工事請負に関する営業の一切を譲り受け。
|
2004年12月
|
日本セグメント工業株式会社沼津工場を閉鎖し静岡工場に集約。
|
2006年12月
|
トーヨーアサノ販売株式会社を清算。
|
2008年2月
|
東洋鉄工株式会社の一部事業を株式会社東商(現・連結子会社)へ譲渡。合わせて当社グループが保有する東洋鉄工株式会社の株式を一部売却。
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2011年3月
|
外部委託していた東京工場の出荷および構内作業を株式会社トウパル興産(現・連結子会社)に移管。
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2014年5月
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株式会社山栄工業より従業員の一部が移籍するとともに、生産業務に関する事業を株式会社トウパル興産にて譲り受け。
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2017年5月
|
コーポレート・ガバナンスのさらなる向上を図るとともに、迅速な意思決定と業務執行を可能な体制とし、経営の公正性、透明性および効率性を高めるため、監査等委員会設置会社へ移行。
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2019年3月
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取締役会の独立性・客観性と説明責任の向上、およびコーポレートガバナンス体制のさらなる強化を図るため、指名委員会および報酬委員会を設置。
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2020年1月
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株主の皆様への感謝とともに当社株式投資の魅力を高め、中長期的な株式保有および地元静岡県沼津市の情報発信と地域社会への貢献のため、沼津市近郊産の商品を対象とした株主優待制度を導入。
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2021年9月
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株式会社トウパル興産を株式会社トーヨーアサノ東京工場(TAパイル製造株式会社に商号変更)に商号変更。
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2022年3月
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管理部門を除く東京工場の出荷および構内作業に携わる従業員(契約社員および派遣社員は除く)を株式会社トーヨーアサノ東京工場に集約。
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2022年4月
|
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
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2023年2月
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日本セグメント工業株式会社の株式全てを譲渡し、連結子会社から除外。
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2023年3月
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株式会社トーヨーアサノ東京工場をTAパイル製造株式会社に商号変更。
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2023年6月
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資本金を1億円に減資。
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2023年11月
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当社株式への投資の魅力をさらに高め、より多くの株主様に中長期的に当社株式を保有していただくことを目指し、株主優待制度の内容を一部変更(拡充)。
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2024年2月
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名古屋証券取引所メイン市場に上場。
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2025年3月
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本社を静岡県沼津市原815番地の1に移転。
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3 【事業の内容】
当社グループ(当社及び連結子会社)は、当社及び子会社2社で構成されており、コンクリート二次製品の製造・販売及び工事請負を主たる業務としております。
当社グループの事業内容及び各社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、セグメント情報と同一の区分であります。
(1)基礎事業
パイル………………………
|
当社が製造・販売しております。セメント資材及び継手金具は、㈱東商から仕入れております。 当社はコンクリート二次製品に付随する諸工事の請負を行っております。 TAパイル製造㈱が製品の出荷及び構内作業を行っております。 また、当社はパイル商品の仕入販売も行っております。
|
|
|
建材…………………………
|
当社が仕入・販売しております。
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(2)不動産賃貸事業
当社及び㈱東商は不動産の賃貸業を行っております。
企業集団の事業系統図は次のとおりであります。
4 【関係会社の状況】
名称
|
住所
|
資本金 (千円)
|
主要な事業 の内容
|
議決権の所有割合または被所有割合(%)
|
関係内容
|
所有割合
|
被所有割合
|
(連結子会社)
|
|
|
|
|
|
|
TAパイル製造㈱
|
静岡県沼津市原
|
30,000
|
基礎事業
|
100
|
-
|
当社製品の構内作業委託をしている。 役員の兼任1名
|
㈱東商
|
静岡県沼津市原
|
17,280
|
基礎事業
|
100
|
-
|
原材料の仕入 役員の兼任2名 債務の保証
|
(その他の関係会社)
|
|
|
|
|
|
|
東洋鉄工㈱
|
静岡県沼津市原
|
20,000
|
不動産賃貸事業
|
-
|
28
|
役員の兼任1名
|
(注) 1 主要な事業の内容には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
3 TAパイル製造株式会社および株式会社東商は、特定子会社に該当しております。
4 2025年3月21日付でその他の関係会社である東洋鉄工㈱は、㈱直木商事に商号を変更しております。
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2025年2月28日現在
セグメントの名称
|
従業員数(名)
|
基礎事業
|
165
|
(95)
|
不動産賃貸事業
|
-
|
(-)
|
全社(共通)
|
25
|
( 4)
|
合計
|
190
|
(99)
|
(注) 1 従業員数は、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。
2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。
3 臨時従業員には、パートタイマー、嘱託契約の従業員及び派遣社員を含んでおります。
4 全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門の従業員数であります。
(2) 提出会社の状況
2025年2月28日現在
従業員数(名)
|
平均年齢(歳)
|
平均勤続年数(年)
|
平均年間給与(千円)
|
147
|
(30)
|
45.6
|
13.5
|
5,611
|
セグメントの名称
|
従業員数(名)
|
基礎事業
|
122
|
(26)
|
不動産賃貸事業
|
-
|
( -)
|
全社(共通)
|
25
|
( 4)
|
合計
|
147
|
(30)
|
(注) 1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。
2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。
3 臨時従業員には、パートタイマー、嘱託契約の従業員及び派遣社員を含んでおります。
4 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
5 全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門の従業員数であります。
(3) 労働組合の状況
当社グループにおいて労働組合は結成されておりませんが、労使関係については良好で特記すべき事項はありません。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度
|
管理職に 占める 女性労働者 の割合(%) (注)1
|
男性労働者の 育児休業 取得率(%) (注)2
|
労働者の男女の賃金の差異(%)(注)3
|
補足説明
|
全労働者
|
正規雇用 労働者
|
パート・ 有期労働者
|
3.2
|
33.3
|
-
|
-
|
-
|
-
|
(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)(以下、「女性活躍推進法」という。)の規定に基づき算出したものであります。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)(以下、「育児介護休業法」という。)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3 「労働者の男女の賃金の差異」については、女性活躍推進法の規定による公表項目として当社が選択していないため記載を省略しております。
② 連結子会社
連結子会社は女性活躍推進法及び育児介護休業法の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。