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ブリーチJP:9162
事業内容
ブリーチは、レベニューシェア型の報酬体系で企業のインターネットマーケティングを一貫支援する事業を展開しています。同社は初期費用を請求せず自社で広告投資を行い、新規ユーザー獲得などの成果に応じて顧客から報酬を受け取る仕組みを主力サービスとしています。
顧客は化粧品や日用品、機能性表示食品の通販事業者を中心に、美容サロンや金融サービス企業など幅広い業種に及びます。同社は獲得したユーザー数と事前に合意した単価に応じて収益を得るため、収益は顧客の成果と連動し、中小・中堅企業も利用しやすい構造になっています。取引は広告代理店経由が中心で、一部で直接取引も行っています。
同社はマーケティング戦略の立案、広告制作、広告運用のほぼ全てを社内で担い、大量のテストと高速な改善サイクルで効果を高めています。特にディスプレイ広告などで潜在的な消費者に訴求し、自社制作の広告ページから顧客の購買ページへ誘導して購入につなげるダイレクトマーケティングに強みがあります。加えて、投下した広告費に対する収益性や広告利益を厳密に管理し、伸びしろの大きい商材へ社内リソースを集中することで売上と利益の拡大を図っています。
経営方針
同社はレベニューシェア型のビジネスモデルを軸に、初期費用を請求せず自社で広告投資を行い、獲得した新規ユーザーや売上に応じて報酬を受け取ることにより成長を図っています。ターゲットとする化粧品、日用品、健康食品などのEC化を考慮した市場規模合計は2兆1,996億円と試算されており、そのうち想定ターゲットの40%を取れば約8,798億円の取り込み余地があると同社は見積もっています。主要な目標指標としては「月次売上高10百万円以上」をコア商材と定義し、コア商材の数と商材当たりの売上高の引き上げ、ROASや広告利益の改善を通じて収益性を高めることを目指しています。
同社は成長のために人的投資と組織体制の強化を優先しています。新卒や未経験者に加えて中途採用も拡大し、業務効率化を図るITツール導入や知識の言語化・体系化による育成プログラムを整備することで、未経験者を早期に戦力化することを目指しています。これによりマーケター人員数とマーケター一人当たり売上高というKPIを引き上げ、ヒット商材へ社内リソースを迅速に再配分して売上拡大を加速させる方針です。
同社は既存の化粧品・日用品・健康食品のほか、美容サロンや金融サービスを中心に実績を伸ばしつつ、不動産、通信、人材、士業といったジャンルへの展開も計画しています。広告代理店やEC支援コンサルとの連携を強め新規顧客を開拓することで顧客基盤の分散化を図り、取引先ごとの売上偏重リスクを低減することを目指しています。また、動画広告など新しい配信フォーマットの活用やGoogleやFacebook等の媒体拡大によりマーケティング手法を広げ、2025年に動画広告市場が約9,677億円に達する成長機会を取り込む戦略です。
同社は技術面では独自データベースの構築や効果測定ツール・自動トレーディング・クリエイティブ自動生成AIの開発を進め、購買ページ改善のための自社ECカートやチャットボットも導入します。これらにより広告投資の効率化と業務の自動化を図り、ROASや広告利益の向上を狙っています。加えて情報セキュリティ体制や内部管理体制の強化、安定的な事業資金確保にも注力し、持続的な成長とガバナンスの両立を目指しています。