セルムJP:7367

時価総額
¥90.9億
PER
12倍
「組織・人材開発事業」と「ステークホルダーリレーション事業」を展開し、経営幹部育成や多言語対応サービスを提供する企業。

事業内容

セルムは、企業の経営課題に対して「人と組織」の側面からアプローチし、創造性豊かな社会の実現を目指しています。同社は「組織・人材開発事業」と「ステークホルダーリレーション事業」の2つの事業セグメントを持ち、それぞれの領域で企業活動を推進しています。

「組織・人材開発事業」では、経営理念や戦略に基づいた組織づくりと人材育成を支援します。経営幹部やミドルマネジメント層に対して、外部のプロフェッショナルタレントと連携し、テーラーメード型のソリューションを提供します。具体的には、サクセッションプランの策定や経営メンタリング、企業風土改革支援などを行っています。

「ステークホルダーリレーション事業」では、主要なステークホルダーとの関係を深化させ、企業価値の向上を図るための「場」と「戦略」を提供します。多言語対応が求められるグローバル企業向けに、同時通訳や翻訳サービスを提供し、外部の専門人材を活用して顧客の課題解決を支援しています。

また、セルムは報告セグメント外の事業として、コーポレートベンチャーキャピタル事業も手掛けています。アリストテレスパートナーズやHRテック投資事業有限責任組合を通じて、企業の成長を支援する投資活動を行っています。これにより、セルムは多様なニーズに応える体制を整えています。

経営方針

セルムは、「ヒューマネスの力でビジネスをより“らしく”、より“いきいき”と。」を掲げ、企業の経営課題に「人と組織」の側面からアプローチしています。リーダー人材開発と企業カルチャーの革新を主軸に、顧客企業の永続的な成長を支援し、社会に貢献することを目指しています。

同社は、主要顧客である大企業の人的資本経営への関心の高まりを背景に、組織・人材開発の支援ニーズが中長期的に堅調に推移すると予測しています。これに応じて、セルムは健全な収益水準を意識し、連結EBITDAを重要な経営指標としています。

セルムの中期経営計画では、顧客基盤の拡充、既存顧客企業との取引拡大、好循環サイクルの維持、プロフェッショナルタレント基盤の拡充を重点テーマとしています。これにより、顧客満足度を高め、企業価値の向上を図ります。

また、セルムはフロント人材の確保と育成、経営管理体制の強化、M&Aの推進を課題とし、持続的な成長を目指しています。特に、グループ企業間のシナジーを最大化し、ITシステムを活用した経営管理の強化に注力しています。