WDBココJP:7079

時価総額
¥63.9億
PER
8.5倍
医薬品開発における「安全性情報管理サービス」、「ドキュメントサポートサービス」、「製造販売後調査支援サービス」、「臨床研究支援サービス」を提供するCRO事業。

事業内容

WDBココは、医薬品開発における代行および支援業務を行う企業で、主に「安全性情報管理サービス」を中心に展開しています。その他にも「ドキュメントサポートサービス」、「製造販売後調査支援サービス」、「臨床研究支援サービス」を提供しています。これらのサービスは、委受託契約や人材派遣契約を通じて提供されます。

「安全性情報管理サービス」では、国内外の臨床試験や市販後の医薬品に関する安全性情報の入力、評価案作成、報告書案作成などを行います。医薬品の望ましくない反応に関する情報を収集し、PMDAへの報告を支援します。また、日英翻訳や資料のファイリングも行っています。

「ドキュメントサポートサービス」では、医薬品開発の各段階で必要な書類やPMDAへの承認申請資料の品質保証、翻訳、CTDの作成支援を行います。これにより、医薬品の承認申請プロセスをサポートします。

「製造販売後調査支援サービス」では、新薬の承認後や適応追加後の調査において、医療機関との契約書類作成、調査票の管理、データマネジメント、統計解析、コールセンター業務などを提供します。これにより、製造販売後の調査を円滑に進めることができます。

「臨床研究支援サービス」では、医学系研究において、参加医療機関のサポート、臨床データの収集とチェック、モニタリング、統計解析、結果報告書作成までをワンストップで提供します。これにより、研究の効率的な実施を支援します。

経営方針

WDBココは、医薬品および医療機器企業が直面するコスト削減や収益性の変化といった課題に対応するため、業務支援を通じて顧客の課題解決を図っています。同社は「安全性情報管理」や「製造販売後調査」、「ドキュメントサポート」、「臨床研究」などのサービスを提供し、品質向上と生産性改善を目指しています。

同社は、業務プロセスの標準化と自動化を推進し、顧客に対してより高い価値を提供することを目指しています。これにより、競争優位性を強化し、持続可能な成長と中長期的な企業価値の向上を図っています。特に、売上高経常利益率を重要な経営指標とし、収益力の拡大に注力しています。

CRO市場では、生成AIや自動化技術の進展により、業務の進め方が変化しています。WDBココはこの変化を捉え、業務プロセスの自動化・標準化を進めるとともに、センター運営を強化しています。これにより、高付加価値領域に資源を集中し、AIと共存する新たなCROモデルを確立し、顧客の本質的な課題解決に応えています。