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サン・ライフホールディングJP:7040
事業内容
サン・ライフホールディングは、持株会社としてグループ会社の経営管理を行っています。同社は、完全子会社である株式会社サン・ライフを含む12の連結子会社と1つの持分法非適用会社で構成されています。これらの企業は、地域の顧客やサン・ライフメンバーズが運営する互助会事業を通じて、様々なサービスを提供しています。
サン・ライフホールディングの事業セグメントは、ホテル・ブライダル事業、葬祭・法要事業、介護事業、ペット葬祭事業、その他のサービスに分かれています。ホテル事業では、株式会社サン・ライフサービスがホテルや総合結婚式場の運営、EC事業を手がけています。
式典事業では、株式会社サン・ライフ、株式会社SEC、株式会社ペットセレモニーウェイビー、高尾山観光開発株式会社が、斎場や仏壇店、法要会館の運営、エンバーミング業務、ペットの葬祭業務、霊園の管理を行っています。これにより、幅広い顧客ニーズに応えています。
介護事業は、株式会社サン・ライフ、株式会社ザ・サンパワー、株式会社クローバーが担当しています。これらの企業は、居宅介護支援業務や短期入所型・通所型介護サービス、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームの運営を行っています。
その他事業には、株式会社サン・ライフメンバーズ、株式会社サン・セレモニー、株式会社もしあん少額短期保険、株式会社トータルライフサポート研究所、株式会社スキルが含まれます。これらの企業は、互助会事業の運営、少額短期保険業務、冠婚葬祭事業における調査研究、清掃業を行っています。
経営方針
サン・ライフホールディングは、顧客第一主義を掲げ、持続的成長と企業価値の向上を目指しています。同社は、急速な少子高齢化や産業構造の変化といった経営環境の激変に対応するため、持株会社としてグループ全体の事業ポートフォリオを見直し、迅速な経営判断を行う体制を整えています。
同社は、ガバナンス強化を重視し、取締役会の監督機能を強化することで、コンプライアンス体制やリスク管理体制を充実させています。また、CSRやESG、SDGsを意識した経営を推進し、社会的責任を果たす企業グループを目指しています。
事業基盤の強化においては、ビジネスモデルの再構築を進めています。ホテル・ブライダル事業では付加価値向上とEC事業の強化、式典事業ではブランド戦略の再構築、介護事業ではサービス体制の強化とシニアライフ支援の拡大を図っています。
互助会事業では、顧客ニーズに応じた商品・サービスの開発を進め、オンライン相談や予約システムの導入を通じて顧客基盤の拡大を目指しています。また、新規事業として霊園事業や清掃業を展開し、既存事業とのシナジー効果を高めています。
経営基盤の強化に向けては、持株会社化による事業再編を進め、人材の確保と育成を重視しています。ジョブ型志向の制度を導入し、専門性の高い人材の採用を促進しています。また、M&AやDX推進を通じて新たな投資を行い、成長シナリオを描いています。
予算・損益管理の精緻化やコスト管理の徹底を図り、キャッシュ・フローを重視した経営を行っています。これにより、労働生産性の向上を目指し、社員のモチベーションを高めることで、持続的な成長を実現しようとしています。