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KOAJP:6999
事業内容
KOAは、電子機器の回路部品、特に抵抗器、IC、複合部品の開発、製造、販売を行っています。KOAグループは、19の子会社と2つの関連会社で構成され、これらの製品を世界中で提供しています。
日本では、KOAとその子会社である興亜エレクトロニクス株式会社を含む4社が、高度技術製品や高付加価値製品の生産を担当しています。また、国内の9つの営業所と興亜販売株式会社が販売を行っています。
アジア地域では、コスト効率とグローバル展開を目的に、複数の子会社が抵抗器などを生産しています。販売は、シンガポール、香港、上海の子会社と関連会社が担当しています。
アメリカでは、KOA SPEER HOLDING CORP.とKOA SPEER ELECTRONICS, INC.が販売を担当しています。これにより、北米市場への製品供給を強化しています。
ヨーロッパでは、KOA Europe GmbHが販売を担当し、VIA electronic GmbHが研究開発を行っています。これにより、地域のニーズに応じた製品開発が可能です。
経営方針
KOAは、2030年に向けた長期ビジョン「2030ビジョン」を策定し、持続可能な成長を目指しています。このビジョンの実現に向け、同社は「マテリアリティ」として重要課題を特定し、経済的価値と社会的価値の創出を目指しています。特に、環境、社会、ガバナンス、事業の4つのカテゴリーにおいて、具体的な取り組みを進めています。
環境面では、CO2削減と経済性の両立を図り、デジタルツールを活用して生産性を向上させることを目指しています。社会面では、多様性の向上や社員のキャリア支援、地域社会との連携を通じて、未来を創る人材の確保と育成に注力しています。ガバナンス面では、情報セキュリティの強化や株主との対話を重視し、グループ経営基盤の強化を図っています。
事業面では、基盤技術を活用した社会課題の解決に向けた価値提供を進めています。特に、技術環境や産業構造の変化に対応し、事業ポートフォリオの強化を図っています。また、B2B事業における信頼性や専門性の強化を通じて、顧客との信頼関係を深めています。
中期経営計画では、2030ビジョン実現に向けた基盤づくりを進めています。具体的には、供給体制の構築やイノベーション・マネジメントシステムの導入、再生可能エネルギーの導入などに注力しています。これにより、持続可能な成長を支える基盤を築くことを目指しています。