ウシオ電機JP:6925

時価総額
¥2204.3億
PER
20.4倍
光源事業ではハロゲンランプ、クセノンランプ、超高圧UVランプ、エキシマランプ、光学装置事業では紫外線硬化装置、露光装置、エキシマ関連装置、映像装置事業では映画館用映写機及び関連装置、その他事業では射出成形機、食品包装機械、音響機器等を提供。

沿革

1964-03ウシオ電機株式会社設立 資本金 12,500千円
1967-05アメリカにUSHIO AMERICA,INC.(ランプの販売)を設立
1968-09横浜市に生産技研横浜事業所を新設
1970-05東京証券取引所市場第2部上場 資本金 400,000千円
姫路市に播磨事業所を新設
1971-08本社を東京都千代田区大手町に移転
1974-04大阪証券取引所市場第2部上場 資本金 820,000千円
1980-09東京及び大阪証券取引所市場第1部上場(2010年1月、大阪証券取引所上場廃止)
資本金 1,540,000千円
1981-04株式会社ユーテック(現ウシオライティング株式会社、ランプ及び産業機械の販売)を設立
1983-06兵庫ウシオ電機株式会社(現ウシオライティング株式会社、ランプの製造販売)を設立
1985-04オランダにUSHIO EUROPE B.V.(ランプの販売)を設立
1986-07株式会社ユーテックを株式会社ウシオユーテックに商号変更
1986-09香港にUSHIO HONG KONG, LTD.(ランプの製造販売)を設立
1987-04アメリカにUSHIO OREGON, INC.(現USHIO AMERICA, INC.、ランプの製造販売)を設立
1987-09台湾にUSHIO TAIWAN, INC.(ランプの製造販売)を設立
1988-12御殿場市に御殿場事業所を新設
フランスにUSHIO FRANCE S.A.R.L.(ランプの販売)を設立
1989-06当社シンガポール事務所をUSHIO SINGAPORE PTE LTD.(現USHIO ASIA PACIFIC PTE LTD.、ランプの販売)として現地法人化
1990-06ウシオマリーン株式会社(現ウシオライティング株式会社、漁業用品の販売)を設立
1990-10ドイツのBLV Licht- und Vakuumtechnik GmbH(現USHIO GERMANY GmbH、ランプの製造販売)を買収
1991-11日本電子技術株式会社(2017年3月清算、産業用電子機器の製造販売)を買収
1992-04アメリカのChristie Electric Corp.の映写機部門を買収し、CHRISTIE, INC.
(現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA, INC.、映写機関連機器の製造販売)を設立
1992-06ドイツにUSHIO DEUTSCHLAND GmbH(現USHIO GERMANY GmbH、ランプの販売)を設立
1995-08オランダにUSHIO INTERNATIONAL B.V.(持株会社)を設立
1996-01フィリピンにUSHIO PHILIPPINES, INC.(ランプの製造販売)を設立
1996-03韓国にUSHIO KOREA, INC.(ランプの販売)を設立
1997-04イギリスにUSHIO U.K., LTD.(ランプの販売)を設立
1997-07株式会社ウシオ総合技術研究所(2008年2月清算、光源及び光学装置の研究開発)を設立
1999-01台湾にTAIWAN USHIO LIGHTING, INC.(2015年3月清算、ランプの製造販売)を設立
1999-09カナダのElectrohome Ltd.の映像機器事業部門を買収し、CHRISTIE SYSTEMS, INC.
(現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS, INC.、持株会社)、CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS, INC.
(現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS CANADA INC.、デジタル映像機器の製造販売)、
CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA, INC.(デジタル映像機器の販売)をそれぞれ設立
2000-04ウシオマリーン株式会社を株式会社ウシオユーテックに吸収合併
2000-08ギガフォトン株式会社(リソグラフィー用エキシマレーザー等の開発製造販売)を設立
2001-04CHRISTIEグループをそれぞれCHRISTIE DIGITAL SYSTEMS, INC. 、
CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA, INC. 、 CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS CANADA INC.
に再編
2001-05香港にUSHIO U-TECH (HONG KONG) CO.,LTD. (商号変更によりUSHIO LIGHTING
(HONG KONG) CO., LTD.、2010年3月清算、産業機械の販売)を設立
2003-04アメリカのEvent Audio Visual Group, Inc.(映像機器のレンタル事業)を買収
2003-07中国にUSHIO SHANGHAI, INC.(ランプの販売)を設立
2004-03中国にUSHIO (SUZHOU) Co., LTD.(光学装置の製造販売)を設立
2004-04ウシオライティング株式会社と株式会社ウシオユーテックが株式会社ウシオユーテックを
存続会社として合併し、ウシオライティング株式会社へ商号変更
USHIO OREGON, INC.をUSHIO AMERICA, INC.に吸収合併
2004-08中国にCHRISTIE DIGITAL SYSTEMS (SHANGHAI), LTD.(デジタル映像機器の販売)を設立
2005-04兵庫ウシオライティング株式会社(2012年11月清算、ランプの製造)を設立
2005-07ドイツのXTREME technologies GmbH(2017年12月清算、EUV光源装置の開発製造販売)の持分(50%)を取得
2005-10ポーランドのNatrium S.A.(現USHIO POLAND Sp. zo. o.、ランプの製造)を買収
2007-07アメリカのVista Controls Systems, Corp.(2015年1月CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA, INC.に統合、映像情報処理システムの製造販売)を買収
2008-01株式会社エピテックス(現ウシオ電機株式会社、LEDの製造販売)を買収
2008-05XTREME technologies GmbHの持分を100%取得し、完全子会社化
2008-06中国にUSHIO SHENZHEN, INC.(ランプの販売)を設立
2009-05アメリカのNecsel Intellectual Property, Inc.(半導体レーザーの開発製造販売)を買収
2009-12アメリカのLuminetx Corporation(CHRISTIE MEDICAL HOLDINGS, INC.、医療機器の製造販売、2019年6月売却)を買収
2010-06中国にCHRISTIE DIGITAL SYSTEMS (SHENZHEN) CO., LTD.(デジタル映像機器の製造)を設立
2010-12アメリカのNecsel Intellectual Property, Inc.(半導体レーザーの開発製造販売)の全株式を取得し完全子会社化
2011-05ギガフォトン株式会社の当社保有全株式を株式会社小松製作所へ譲渡
2012-01ブラジルにCHRISTIE DIGITAL SYSTEMS SOUTH AMERICA LTDA.(デジタル映像機器の販売)を設立
2012-03株式会社アドテックエンジニアリングの株式を公開買付けにより追加取得し、連結子会社化
2012-04USHIO SINGAPORE PTE LTD.をUSHIO ASIA PACIFIC PTE LTD.に商号変更
2012-11オーストラリアのVR Solutions Pty Ltd.及びその子会社VR Solutions India Pvt Ltd.(現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS AUSTRALIA PTY. LTD.及び現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS (INDIA) PVT. LTD.、デジタル映像機器の販売)を買収
2013-02タイにUSHIO ASIA PACIFIC (THAILAND) LTD.(ランプの販売)を設立
2013-07メキシコにCHRISTIE DIGITAL SYSTEMS MEXICO, S. DE R.L. DE C.V.(デジタル映像機器の販売)を設立
2014-05カナダのArsenal Media Inc.(現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS CANADA INC.、デジタルコンテンツの企画制作)を買収
2014-07ウシオオプトセミコンダクター株式会社(現ウシオ電機株式会社、LED及び半導体レーザーの製造販売)を設立
2014-08株式会社アドテックエンジニアリングの株式を株式交換により追加取得し、完全子会社化
2015-01ドイツのCoolux GmbH(現CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS GERMANY GmbH、デジタルコンテンツ制御機器の製造販売)を買収
2015-04マックスレイ株式会社(現ウシオライティング株式会社、照明器具の販売)を買収
2015-06株式会社エピテックスの商号をウシオエピテックス株式会社へと変更
2015-11アメリカのAllure Global Solutions, Inc.(2018年11月売却、デジタルサイネージ関連のソリューション提供)を買収
2016-01アメリカのAmerican Green Technology, Inc.(2018年12月連結除外、ランプの販売)を買収
2016-03アメリカのPD-LD, Inc.(現Necsel Intellectual Property, Inc.、半導体レーザーの開発製造販売)を買収
2016-04ウシオエピテックス株式会社の株式を追加取得し完全子会社化
2016-06株式会社サンソリット(メディカルスキンケア製品の販売)を買収
2016-09ウシオエピテックス株式会社をウシオオプトセミコンダクター株式会社(現ウシオ電機株式会社)に吸収合併
2016-12Necsel Modules Corporation をNecsel Intellectual Property, Inc.に吸収合併
2017-04ウシオエンターテインメントホールディングス株式会社(2022年7月清算、日本におけるエンターテインメント関連グループ企業の統括事業)を設立
2018-04マックスレイ株式会社をウシオライティング株式会社に吸収合併
2020-04ウシオオプトセミコンダクター株式会社をウシオ電機株式会社に吸収合併
2021-02ドイツのUSHIO DEUTSCHLAND GmbHとKreisX GmbHをBLV Licht- und Vakuumtechnik GmbHに吸収合併
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

ウシオ電機株式会社とそのグループ企業は、光源、光学装置、映像装置、産業機械の製造販売を中心に事業を展開しています。また、これらの事業に関連する研究開発やその他のサービスも手がけています。

光源事業では、ハロゲンランプ、クセノンランプ、超高圧UVランプ、エキシマランプなどを提供しており、ウシオ電機をはじめ、ウシオライティング株式会社、株式会社ジーベックス、USHIO AMERICA, INC.など多数の関連会社がこのセグメントに関わっています。

光学装置事業では、紫外線硬化装置、各種露光装置、エキシマ関連装置などを製造販売しており、ウシオ電機やウシオライティング株式会社、株式会社アドテックエンジニアリングなどが主要な関連会社です。

映像装置事業においては、映画館用映写機及び関連装置を提供しており、ウシオライティング株式会社、株式会社ジーベックス、Necsel Intellectual Property, Inc.、CHRISTIE DIGITAL SYSTEMS USA, INC.などがこのセグメントに貢献しています。

その他事業としては、射出成形機、食品包装機械、音響機器等の製造販売を行っており、ウシオライティング株式会社がこの分野に関与しています。

さらに、ウシオ電機グループは、子会社株式の保有及び管理を行うUSHIO AMERICA HOLDINGS, INC.、USHIO INTERNATIONAL B.V.などの会社も有しており、グループ全体の経営基盤を支えています。

経営方針

ウシオ電機は、光源、光学装置、映像装置、産業機械の製造販売を中心に事業を展開しており、これらに関連する研究開発やサービスも手がけています。同社は、「光のソリューションカンパニー」としてのビジョンを掲げ、社会課題の解決を通じて経済的価値の拡大と持続的な企業価値向上を目指しています。2023年4月から始まる第2次中期経営計画(2023~2025年度)では、2030年の目標達成に向け、「成長を仕込む」期間と位置付けています。具体的には、製品軸から市場軸への事業ドメインの再編、戦略投資の拡大、資本効率の改善、そしてESG経営の本格的推進を計画しています。

同社は、Industrial Process事業、Visual Imaging事業、Life Science事業、Photonics Solution事業の4つの領域に焦点を当て、それぞれの事業戦略を推進しています。Industrial Process事業では、半導体市場の成長に伴う光ソリューション提案に注力し、Visual Imaging事業では、シネマ市場でのデジタルシネマプロジェクターの需要拡大に対応します。Life Science事業では、社会課題に対する新たな事業創出を目指し、Photonics Solution事業では、固体光源市場の成長に伴う高付加価値化を図ります。

また、持続的な成長と収益性の改善に向けて、既存事業の競争力強化、コスト管理の徹底、生産性の向上、そして新規事業創出に注力しています。さらに、強固な財務基盤を背景に、M&Aや企業提携を通じた事業投資にも積極的に取り組み、ESG経営の強化・推進により、持続可能な環境負荷低減にも努めています。ウシオ電機は、これらの戦略を通じて、社会の発展と共に持続的な成長を目指しています。