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昭和化学工業JP:4990
事業内容
昭和化学工業は、主に珪藻土・パーライト事業を展開しています。この事業は、濾過助剤、建材・充填材、化成品、その他製品等に分かれています。昭和化学工業は、これらの製品を自社で製造販売するほか、関連会社を通じて製造や販売を行っています。
濾過助剤については、昭和化学工業が自社で製造販売するほか、連結子会社の白山工業に一部製造を委託しています。また、北京瑞来特貿易有限公司は、持分法適用会社の白山市長富遠通鉱業有限公司から製品供給を受け、世界中に販売しています。
建材・充填材も自社で製造販売されており、白山工業に製造を委託しています。さらに、日昭株式会社は昭和化学工業の工場で請負契約により製造を行っています。化成品は、昭和化学工業が仕入れて販売しています。
その他製品等についても、昭和化学工業は自社で製造販売するほか、商品を仕入れて販売しています。持分法適用会社のオーベクス株式会社は、サインペンのペン先や医療機器の製造販売を行っていますが、昭和化学工業との事業上の取引関係はありません。
経営方針
昭和化学工業は、経営理念として「お客様のため、社会のため、人間生活向上のため、貴重な資源を限りなく有効に活用し、広く産業を支え、豊かな明日を構築することに貢献する。」を掲げています。この理念に基づき、同社はお客様第一主義を徹底し、珪藻土やパーライトの有効活用を追求しています。また、全体最適を実現するための変革を進め、一人一人が進化し続ける集団への成長を目指しています。
昭和化学工業の成長戦略は、国内外での市場拡大を視野に入れています。国内市場では、少子高齢化による需要の伸び悩みが予想される中、食品、製薬、化学、建材、水質浄化など多岐にわたる事業領域での長期的なパートナーシップを強化しています。海外市場では、インド、アフリカ、東南アジアなどの成長地域での営業活動を積極的に展開しています。
同社は、持続可能な社会の構築に貢献するため、気候変動問題への対応を重視しています。お客様の企業価値向上に寄与するため、「お客様サイドの発想への挑戦」、「業務品質向上への挑戦」、「新領域への挑戦」の3つの挑戦を掲げています。これにより、安定的な利益を生み出し、社会に還元することを目指しています。
具体的な取り組みとして、昭和化学工業は在宅勤務やオンライン営業を推進し、コスト削減と財務基盤の強化を図っています。2025年4月からは、国内事業において製造部門と営業部門を一体運営する組織に改編し、技術部門の活動を強化することで、技術サービスの充実や新商品開発に注力します。
また、昭和化学工業は既存事業の深化と拡大、新規事業の構築と育成を進めています。M&Aや技術提携を通じて新たな技術を導入し、事業の充実と新展開を図ります。さらに、環境と安全に配慮した経営を推進し、持続可能な開発目標(SDGs)に賛同しています。
人材育成においては、「和音」、「さすが」をキーワードに、業務品質向上を目指し、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。これにより、社内制度の見直しや風土改革を通じて、就業意欲を高め、自律した人材の育成と活力ある組織作りを実践しています。