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ギークリー【JP:E41309】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
ギークリーは、IT・Web・ゲーム業界に特化した人材紹介事業を展開する企業です。同社は「IT人材の適材適所によって成長機会にあふれる社会を創る」という理念のもと、企業の採用支援と個人のキャリア形成を後押しする役割を担っています。独自の基幹システム「OLG」を活用し、求職者のスキルや経験と企業の採用要件を精度高くマッチングさせることで、業界に特化した専門性の高いサービスを提供しています。
同社の主要顧客は、IT企業を中心としつつも、デジタル変革推進により IT人材を求める幅広い業界の企業となっています。収益構造は完全成功報酬型を採用しており、紹介した求職者が実際に入社した時点で初めて報酬を受け取る仕組みです。2025年5月期の取引先数は1,417社に拡大し、売上上位10社でも全体の10.0%に留まる分散された顧客基盤を構築しています。
同社の事業は人材紹介サービスの単一事業で構成されており、機能別に3つの部門が連携して運営されています。マーケティング部門が求職者の集客から面談設定を担当し、キャリアアドバイザーが求職者との面談や求人紹介を行い、リクルーティングアドバイザーが企業開拓と採用要件のヒアリングを実施する分業体制を敷いています。また、IT業界の転職情報を発信する「Geekly Media」や企業口コミサイト「Geekly Review」も運営し、求職者の転職活動を多角的に支援しています。
経営方針
ギークリーは、IT・Web・ゲーム業界に特化した人材紹介事業において、着実な成長戦略を推進しています。同社は売上高と面談キャリアアドバイザー数を重要指標として位置づけており、2026年5月期第2四半期には売上高24億円、面談CA数90人を達成しました。中長期的には、現在の主力である年収600万円前後の中堅層向けサービスを強化しつつ、年収800~1,300万円のハイレイヤー層への事業領域拡大を図る方針です。
同社の差別化戦略は、IT業界への深い専門性と独自のマッチング技術にあります。経済産業省が予測する2030年の79万人のIT人材不足という社会課題を背景に、同社は「適材適所」による生産性向上に注力しています。特に人工知能エンジニアやデータサイエンティストなど高度専門スキルを持つ希少人材の紹介において、単なる情報仲介を超えた「マッチングの質」向上を重視した戦略を展開しています。
新市場開拓では、関東圏中心だった事業基盤を全国展開へと拡大する計画を進めています。同社は費用対効果を慎重に検討した広告宣伝活動により、関東以外の地域での認知度向上を目指しています。また、年収1,300万円以上のハイクラス人材領域への参入も重要な成長戦略として位置づけており、ヘッドハンティング会社や金融・士業分野の人材紹介企業のM&Aを通じた事業領域拡大を検討しています。
技術革新への取り組みでは、2026年5月期にRPAと人工知能の本格導入を計画しています。スカウトメール作成や選考書類作成などのバックオフィス業務の自動化により、キャリアアドバイザー1人当たりの事務部門人員比率を2024年11月の1:1.3から2025年11月には1:1.1へと改善させました。同社は今後もマーケティング領域や事務領域への技術導入を進めることで、売上高人件費比率の改善と組織全体の生産性向上を追求しています。