JERAJP:E34837株価

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LNG調達・輸送から発電・電力販売まで一貫したエネルギー事業の世界最大級企業。燃料調達から発電までの一体型プロジェクト「Gas to Power」、大規模再生可能エネルギー事業を展開。2015年10月から2019年4月にかけて3回の段階的事業統合を実施。国内外で事業を展開。

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事業内容

JERAは、燃料の調達から発電、電力・ガスの販売まで一貫したエネルギー事業を展開する世界最大級の発電事業会社です。同社は東京電力と中部電力の火力発電事業を統合して設立され、国内外で発電所やLNG受入基地を開発・運営しています。主力サービスは火力発電による電力供給、LNG(液化天然ガス)の調達・販売、再生可能エネルギー発電事業です。

同社の主要顧客は電力会社や大手産業用電力需要家で、長期契約による安定収入を基盤としています。収益構造は発電事業による売電収入、燃料トレーディングによる差益、海外投資事業からの配当収入が柱となっています。また、短期取引や市場取引も活用し、顧客ニーズに応じた柔軟なエネルギーソリューションを提供しています。

同社の事業は「燃料事業」「海外・再エネ発電事業」「国内火力・ガス事業」の3つのセグメントに分かれています。燃料事業では上流投資からLNG輸送・トレーディングまでを手掛け、海外・再エネ発電事業では世界各地での発電所開発と再生可能エネルギー投資を展開します。国内火力・ガス事業では関東・中部地方を中心に70年の実績を持つ電力・ガス供給を行っており、運転・保守サービスも国内外の顧客に提供しています。

経営方針

JERAは2035年に向けた長期ビジョンのもと、「安定供給、経済性、持続可能性」の3つを同時に実現する包括的な成長戦略を推進しています。同社は2025年度までの経営目標として、売上高7兆円台後半から8兆円程度、営業利益5,000億円程度を掲げており、さらに2035年度には売上高9兆円から10兆円、営業利益6,000億円から8,000億円の達成を目指しています。この野心的な数値目標を支えるのが、LNG、再生可能エネルギー、水素・アンモニアの3つの柱を組み合わせた事業戦略です。

投資配分においては、2022年度から2025年度にかけて総額1兆4,000億円の大規模投資を計画しており、このうち成長分野に1兆2,000億円を配分する方針を打ち出しています。特に脱炭素関連事業には6,500億円を重点投資し、安定供給関連にも6,000億円を振り向けることで、エネルギートランジションと安定供給の両立を図ります。同社の差別化戦略は、世界最大級の燃料調達力と国内火力発電の半分を占める発電能力を活用し、燃料上流から発電まで一貫したバリューチェーンの強みを最大化することにあります。

新市場開拓では、欧州拠点のJERA Nex Limitedを中核とした「グローカル」体制により、グローバルな再生可能エネルギー市場への参入を加速しています。特に洋上風力事業では、bpとの合弁会社を通じて競争力の高い開発プラットフォームを構築し、中長期的な成長エンジンとして位置づけています。また、JERA Global Markets(JERAGM)による燃料トレーディング事業の統合により、グローバル燃料市場と国内電力市場のリスクを総合的に管理する体制を整備し、市場変動に対する対応力を強化しています。

技術革新への取り組みでは、「JERAゼロエミッション2050」のもと、2050年時点でのCO2実質ゼロを目指した3つのアプローチを展開しています。再生可能エネルギーとゼロエミッション火力の相互補完、各国・地域に最適化されたロードマップの策定、そして段階的な脱炭素移行を重視するスマート・トランジションの採用です。同社は水素・アンモニア混焼技術の開発や、デジタル化による事業最適化にも注力しており、事業開発、最適化、運転保守の3つの専門集団にデジタル技術を組み合わせることで、競争優位性の更なる向上を図っています。