アイペット損害保険JP:E33935株価

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ペット保険専業の有力企業。犬・猫向けの「うちの子」シリーズとエキゾチックアニマル向け商品を展開。保有契約件数は20年3月末に50万件突破。19年2月に第一生命ホールディングスと業務提携。全国のペットショップ・一般代理店やダイレクト販売で日本全国に展開。

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事業内容

アイペット損害保険は、ペット専門の損害保険会社として2004年よりペット保険事業を展開している企業です。同社は「うちの子」シリーズとして、犬・猫向けの医療費用保険やエキゾチックアニマル向け保険など4つの商品を提供しており、保有契約件数は50万件を突破しています。「ペットは家族の一員」という考えのもと、飼い主が安心してペットに治療を受けさせられる環境づくりを目指しています。

同社の主要顧客は犬や猫を飼っている個人の飼い主で、収益は保険料収入によって構成しています。販売チャネルは大きく2つに分かれ、全国1,058社の代理店(主にペットショップ代理店749社、一般代理店309社)と、インターネットを通じたダイレクトチャネルで商品を販売しています。また2019年からは第一生命との業務提携により、生命保険会社の営業員を通じた販売も開始し、販路を拡大しています。

商品ラインは顧客ニーズに応じて細分化しており、通院から手術まで幅広くカバーする「うちの子」「うちの子プラス」、手術に特化した「うちの子ライト」、エキゾチックアニマル向けの「うちの子キュート」を展開しています。同社の特徴は全国5,054病院のアイペット対応動物病院ネットワークで、契約者は窓口で自己負担分のみを支払えば済む利便性の高いサービスを提供し、保険金請求の7割以上がこの窓口精算を利用している点です。

経営方針

アイペット損害保険は急成長するペット保険市場において明確な成長戦略を描いています。同社は2018年から3年間の中期経営計画で「保険事業の経常収益を5年で2倍にする」という野心的な数値目標を掲げており、2020年3月には保有契約件数50万件を達成し、当初目標の48万5千件を上回るペースで成長を続けています。この成長を支える柱として、ペットショップ代理店の拡大、第一生命との業務提携による販路多角化、インターネット直販の強化を三位一体で推進しています。

重点投資分野では「アイペット対応動物病院制度」の拡充に力を入れており、窓口での自己負担分のみの支払いで済む利便性の高いサービスを全国5,054施設で提供しています。また同社は全国15拠点の営業体制を構築し、業界最多の営業網を活かして代理店サポートを強化しています。商品面では手術特化型の「うちの子ライト」が7年連続でシェア1位を獲得するなど、顧客ニーズに応じた細分化戦略で差別化を図っています。

新市場開拓の核心は2020年10月の持株会社移行計画です。金融庁の認可を前提として、ペット保険以外の事業領域への拡大を目指しており、ペットとの共生環境向上を切り口とした多角化戦略を描いています。この戦略により顧客一人当たりの収益向上と、グループ全体での集客・事務・システム共通化による効率化を実現する計画です。殺処分問題、ペット・飼い主の高齢化、住環境整備など、ペット業界の社会課題に総合的に取り組む事業展開を構想しています。

技術革新への取り組みでは、デジタル変革を成長の梯子として位置付けています。RPA導入により年間2万5千時間相当の業務効率化を実現し、顧客専用マイページの機能拡充やCRMシステムによる1対1マーケティングを推進しています。基幹システムの継続的強化により増加する契約件数に対応しつつ、ESG経営の推進により環境負荷低減と社会貢献の両立を図っています。青森県との動物愛護連携協定締結など、事業を通じた社会課題解決により持続可能な成長基盤の構築を目指しています。