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盟和産業JP:7284
事業内容
盟和産業は、自動車内装部品、住宅設備資材、建築内装資材の製造販売を主な事業としています。同社は、5つの子会社と共に事業を展開しており、これらの製品を国内外で提供しています。
自動車部品セグメントでは、トランク部品、フロア部品、シート部品、ルーフ部品などの自動車内装部品を製造販売しています。国内での製造販売に加え、海外では中国の盟和(大連)汽車配件有限公司、盟和(佛山)汽車配件有限公司、アメリカのMEIWA INDUSTRY NORTH AMERICA, INC.、タイのMEIWA INDUSTRY (THAILAND) CO., LTD.が製造販売を行っています。
住宅セグメントでは、住宅設備資材や建築内装資材を製造販売しています。これらの製品は、産業資材として幅広く利用されており、同社の重要な事業の一部を形成しています。
その他のセグメントでは、梱包用緩衝材などの発泡プラスチック成形品を製造販売しています。この製品は、主に盟和(大連)汽車配件有限公司で製造されており、同社の多様な製品ラインナップの一部を担っています。
経営方針
盟和産業は、2035年を見据えた長期ビジョン「長期ビジョン2035」を掲げています。このビジョンでは、独自の樹脂技術と環境に優しい循環型のものづくりを進化させ、モビリティの未来と多様な社会基盤を支える企業を目指しています。特に、製品リサイクルを通じて資源を再生し、新たな価値を創出することに注力しています。
同社の中期経営計画「MWX2030」は、2025年から2031年までの7年間を3つのステージに分けて進行します。第1ステージでは収益基盤の強化、第2ステージでは成長軌道の確立、第3ステージでは数値目標の達成を目指します。最終年度には、当期純利益9億円、ROE8%以上を目標としています。
成長戦略として、盟和産業は新分野の開拓や循環型のものづくりを推進しています。特に、保有技術を活かした関連分野の開拓や、サーキュラーエコノミーへの対応を進めています。また、既存分野の拡販にも力を入れ、新製品の受注や取引シェアの拡大を図っています。
ESG経営の一環として、盟和産業はカーボン・ニュートラルの推進や人的資本の拡充に取り組んでいます。2030年までにCO2排出量を2013年度比で半減させることを目指し、層別人員体制の確保や海外拠点技術者の現地化を進めています。これにより、株主価値の向上を図ります。