GlobeeJP:5575

時価総額
¥59.2億
PER
26.1倍
AI英語学習プラットフォーム「abceed」の企画・開発・運営、学習ツール、教材、テスト、スクールのデジタル化・融合サービス提供。

沿革

2014-06株式会社Globeeを東京都渋谷区にて設立。代表取締役社長の幾嶋研三郎が大学在学中に、英語スクールを開講
2016-05英語教材プラットフォーム「abceed(エービーシード)」をリリース
2017-09月額有料プランのPremiumプランをリリース
2017-10アプリ版教材の単体販売をリリース
2018-08月額有料プランのUnlimitedプランをリリース(現在はPremiumプランとUnlimitedプランはProプランに統合)
2018-12AI機能(おすすめの問題、予測スコア)をリリース
2020-02「abceed」と連動した反転学習プラットフォーム「abceed for school」をリリース
2020-05株式会社三省堂と学校市場の展開に関する業務提携
2020-07英字新聞The Japan Times Alphaに対応し、「ニュース機能」をリリース
2020-10「abceed」にて「TOEIC® L&R TESTオンライン模試」をリリース
Webブラウザに対応した「abceed web」をリリース
2021-02英検®対策(全7級)に対応した「英検®コース」をリリース
2021-04学校現場で教科書に対応した「教科書プラン」をリリース
2021-06AI英語スクール「ABCEED ENGLISH」を開始し、「TOEIC®対策コース」をリリース
2022-01IBCパブリッシング刊行の「ラダーシリーズ」に対応し、「多読コース」をリリース
2022-04教科書に対応した公立学校向けの「Essential プラン」をリリース
2023-03「abceed」にて「映画・ドラマ機能」をリリース
2023-06東京証券取引所グロース市場に株式を上場

事業内容

Globeeは、個人の可能性を最大化するという企業理念の下、AI学習プラットフォーム「abceed」の企画・開発・運営を行っています。同社は教育サービス事業を単一セグメントとしており、英語学習に特化したサービスを提供しています。具体的には、スマートフォンアプリやウェブ上で利用可能な「abceed」を通じて、学習ツール、教材、テスト、スクールの4つの主要分野をデジタル化し、融合させたプラットフォームを構築しています。700タイトル以上の教材、AIによるレコメンド機能、学習管理機能などを備え、TOEIC®対策の個別最適化されたカリキュラムを提供する「ABCEED ENGLISH」も展開しています。

サービスは主に有料プランの「Proプラン」を中心に展開し、200タイトル以上の教材やオンライン模試などが利用可能です。また、法人向けには学習管理画面の提供も行っており、学習状況の管理や課題の配信に対応しています。顧客層は一般ユーザー(個人)と法人(企業・大学等)で、2023年5月期の売上高において一般ユーザーが約90%を占めています。

競合優位性としては、豊富な教材コンテンツ、英語特化によるユーザビリティの追求、AIの活用の3点を挙げています。特に、オーガニックでのユーザー獲得率が約96%と高く、広告宣伝や営業コストを抑えつつユーザーベースを拡大しています。AIによる個別最適化やリアルタイムスコア予測など、学習効率の向上とユーザーのモチベーション維持に貢献している点も特徴です。

経営方針

Globeeは、AIを活用した英語学習プラットフォーム「abceed」を通じて、教育サービスを提供している企業です。同社は、教育とエンターテイメントを融合させたグローバルな学習プラットフォームの展開を目指しており、スマートフォンアプリやウェブ上で利用可能な「abceed」を中心に、学習ツール、教材、テスト、スクールの4つの主要分野をデジタル化し、統合したサービスを提供しています。

成長戦略として、Globeeは有料会員数の増加、単価の上昇、AIテクノロジーへの投資を3つの重点施策としています。有料会員数の増加に向けては、コンテンツ基盤の拡充によるターゲット層の拡大、法人向け展開の加速、営業・カスタマーサポート体制の強化を進めています。また、スクールの基盤拡充により、有料プランだけでなく、高単価のコーチングサービスの販売拡大を図り、ユーザーの平均単価の上昇に寄与しています。さらに、AIによるスコア予測や問題レコメンドエンジンの強化、作問エンジンの開発など、AIテクノロジーへの投資も積極的に行っています。

競合環境においては、教材コンテンツプラットフォーム、英語特化によるユーザビリティの追求、AIの活用という3つの競合優位性を持っています。これにより、英語学習に特化したAI学習プラットフォームとして独自のポジショニングを確立しています。

Globeeは、教育サービス事業を通じて、個人の可能性を最大化することを目指しており、今後も技術投資とサービス拡充を進め、教育市場におけるリーダーとしての地位を確固たるものにしていく方針です。