神東塗料JP:4615

時価総額
¥42.2億
PER
42.2倍
塗料事業では合成樹脂塗料の製造販売を行い、化成品事業では防疫薬剤や工業用殺菌剤の受託生産を手がける。

事業内容

神東塗料は、大日本塗料株式会社を親会社とする企業グループに属し、塗料と化成品の製造販売を主な事業としています。神東塗料は、子会社7社と関連会社6社を通じて事業を展開しています。

神東塗料の塗料事業では、合成樹脂塗料の製造販売を行っています。製品の一部は、シントーファミリー株式会社、株式会社九州シントー、株式会社早神などの子会社を通じて販売されています。また、ジャパンカーボライン株式会社や神東アクサルタ コーティング システムズ株式会社からの受託生産も行い、これらの会社に製品を供給しています。

さらに、神東塗料は海外にも展開しており、PT. Shinto Paint Manufacturing IndonesiaやTOA-SHINTO(THAILAND)CO.,LTD.などの海外子会社や関連会社で合成樹脂塗料の製造販売を行っています。これらの会社に対して技術指導も行っています。また、シントーサービス株式会社に塗料の調色業務を委託しています。

化成品事業では、神東塗料は住友化学株式会社の子会社である住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社から、防疫薬剤や工業用殺菌剤の受託生産を行っています。これにより、化成品分野でも事業を展開しています。

経営方針

神東塗料は、高品質で環境対応型の塗料製品を提供することを基本方針としています。同社は、顧客志向の組織を通じて、技術力を活かした製品とサービスを提供し、社会の発展に貢献することを目指しています。また、堅実さと信用を重視し、社員が誇りを持てる会社を目指しています。

同社は、売上高営業利益率を最重要指標とし、コアビジネスの収益力向上を図っています。中長期的には、地政学リスクや原材料価格の高騰などの課題に対応しつつ、大日本塗料との事業提携によるシナジー効果を活用し、黒字達成を目指しています。

2025年度からの中期経営計画では、事業提携の効果を織り込み、2026年度からの計画を策定中です。生産性向上や合理化を進め、安定した収益を確保する体制を構築することを目指しています。

また、過去の不適切行為に対する是正措置を進め、2024年11月までに全ての認証一時停止が解除されました。品質管理体制の強化やコンプライアンス・ガバナンス体制の強化に向け、全社一丸となって取り組んでいます。