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安藤・間JP:1719
事業内容
安藤・間は、建設事業を主な事業とし、土木事業と建築事業の2つのセグメントに分かれています。土木事業では、インフラ整備や公共事業を手がけ、建築事業では商業施設や住宅の建設を行っています。これにより、幅広い建設ニーズに対応しています。
同社のグループ企業には、安藤ハザマ興業株式会社や青山機工株式会社などがあります。安藤ハザマ興業は建設用資材の販売とリースを行い、青山機工は土木および建築工事の施工を担当しています。これにより、グループ全体で建設事業を支えています。
また、菱晃開発株式会社は不動産の売買、賃貸、仲介を行い、建設事業と不動産事業のシナジーを追求しています。さらに、海外子会社のハザマアンドウ(タイランド)は、現地での建設事業を展開し、国際的な事業展開を進めています。
経営方針
安藤・間は、持続的な成長を目指し、「安藤ハザマVISION2030」を掲げています。このビジョンでは、お客様、株主、環境、従業員の4つの価値創造を目指し、企業価値と会社の魅力を向上させることを基本方針としています。2023年5月には「中期経営計画2025」を策定し、事業強化や人的資本の価値向上、ESG経営の推進に取り組んでいます。
同社は、建設事業の強化に注力し、ICTやAIを活用した施工の自動化や省人化を推進しています。また、BIM・CIMの活用による生産プロセスの改革も進めています。建設外事業では、再生可能エネルギー事業の一環として系統用蓄電池事業に参入し、中規模複合ビルの開発や低炭素型セグメントの製造方法確立など、多角的な施策を展開しています。
人的資本の価値向上においては、従業員のWell-beingを重視し、報酬水準の見直しや資格取得支援を行っています。これにより、従業員のエンゲージメントスコアも向上しています。ESG経営では、温室効果ガス排出削減目標を「1.5℃水準」に更新し、SBT認証を再取得するなど、環境への配慮を強化しています。
安藤・間は、2026年3月期までに連結経常利益265億円、ROE12%以上、総還元性向70%以上を目標としています。また、従業員エンゲージメントスコア80%以上、GHG排出削減率Scope1+2で34%以上、Scope3で21%以上を目指しています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献しつつ、企業としての成長を図っています。